セイバーメトリクスの視点で考えた「2019 広島東洋カープ 戦力分析」
セイバーメトリクスの視点で考えた「2019 東京ヤクルトスワローズ 戦力分析」
セイバーメトリクスの視点で考えた「2019 読売ジャイアンツ 戦力分析」
https://chougekikara-npb-column.jp/archives/4179
横浜DeNAベイスターズ戦力分析
【2018年のセイバー数値】
★投球指標
BB/9 3.42 セリーグ3位
K/9 8.13 セリーグ2位
K/BB 2.38 セリーグ2位
WHIP 1.36 セリーグ4位
QS 45 セリーグ6位
BB/9 1試合あたりの与四球を見る指数
K/9 1試合あたりの奪三振数を見る指数
K/BB 制球力を示す指数
WHIP 安定度を示す指数
QS 先発投手が6イニング以上投げ、3自責点以内に抑えた回数
★打撃指標
OPS .722 セリーグ4位
IsoD 0.57 セリーグ6位
IsoP 3165 セリーグ2位
OPS 総合的な打力を示す指数
IsoD 四死球での出塁を見る指数
IsoP 長打力を評価する指数
★走塁指標
Spd 1.07 セリーグ6位
UBR -3.3 セリーグ4位
Spd 走力を示す指数
UBR 盗塁以外の走塁でどのくらい得点に貢献したかを表す指標
★守備指標
UZR -19.2 セリーグ5位
UZR 各ポジションの平均値と比べて、どれだけ失点を防いだかを表す指標(但し個人の主観も加味されてる数字であることは考慮に入れた方が良い)
DeNAの主な新加入選手
★投手
古村(独立リーグからNPB復帰)
上茶谷(ドラフト1位)
大貫(ドラフト3位)
★野手
中井(巨人から移籍)
伊藤(ドラフト2位)
知野(ドラフト6位)
DeNAの主な退団選手
★投手
加賀(引退)
須田
福地
ウィーランド
★野手
後藤(引退)
田中(引退)
荒波
白根
【各項目の評価】(評価は5段階)
★投手力(去年B⇒今年B)
・本格派左腕四人衆(東、石田、濱口、今永)が無傷で開幕を迎えられないので、全員が揃う形で先発ローテーションが組めていない。
・右もエース格の井納、若い飯塚、京山、平良など個性あふれる有望な人材を多く抱えているが、彼らも故障がちでシーズン通して活躍することが出来ていない。
・ドラ1の上茶谷とドラ3の大貫が戦力として計算できそう(特に上茶谷は新人王の最有力候補として前評判が高い)
・監督の好み(継投を好む)もあるとは思うが、先発投手がもう少し長いイニングを投げてくれないと、そのしわ寄せはリリーフ陣にふりかかる。
・そのリリーフ陣は抑えの山﨑を中心に様々なタイプの実力派が揃っている。
・但し、先日スピードガンで159キロを記録し、一躍注目を浴びた国吉に関しては、その後の西武戦の投球を見て、長年の課題となっていたセットポジションでの投球が改善されていなかったので、過度の期待は禁物だろう。
★打撃力(去年C⇒今年B)
・去年の数値を見ると、破壊力(長打力)に関しては広島と並んでリーグ屈指と言っても過言ではない。
・一方でチーム得点数はリーグ最低で、トップのカープとの差は149点とかなりある。
「この差はどこから生まれるのか?」と突き詰めて考えると、主力選手の走力の差と四球の数が少ない事(IsoPの数値がリーグ最低)
・要するに筒香(四球率13.8、リーグ平均は8.8)以外の主力は軒並み四球率がリーグの平均値を下回っている(宮崎6.4、ソト6.3、桑原7.6、梶谷5.8、大和5.5、倉本2.6、ロペス3.5)ので、長打攻勢での得点は期待できるが、そうは上手くいかないことの方が多い。
・今年、躍進が期待されてる楠本が、1番打者として高い出塁率を残すことになればチームの得点力は大きく飛躍することになるので、ここに期待したい。
・又、復活が期待される梶谷も最盛期は四球を70個記録したこともあるので、彼にも期待したい。
・恐らくラミレス監督もこの問題点(リーグ屈指の長打力を持ちながら得点力はリーグ最低)を重々承知している筈で、今年は何かしらの手を打ってくるとは思う。
★走力(去年D⇒今年D)
・前段で触れたようにチームの得点数が伸び悩んだ大きな要因だった。
・メンバーを見る限り、今年も大幅改善は厳しいか?
★守備力(去年E⇒今年D)
・去年は大和の加入で守備力アップを期待したが、守備力に難があるソトの加入でチームとしての守備バランスを大きく崩してしまい、大幅に数値が悪化してしまった。
・特にサードの宮崎の数値悪化(7.7⇒-7.7)が顕著だった。
以上 敬称略
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コメント
更新お疲れ様です!
DeNAは、やはり投手陣の怪我人の多さが印象的ですね。
打線はヤクルトと同じ様に打力の高い選手から並べたという様な感じでハマスタというのも相まって、調子が良い時の怖さはありましたが、2番に入るのがソトや宮崎で、どちらかが5番という事で走力の無い選手が2~5番まで並ぶというオーダーが多かったので、どうしても足も戦術も使えないという感じで継続的な得点力に欠けるというのは納得ですね。
8番投手というのも、去年は機能したとは言えなかったと思うので、どうするかも注目ですね。
まあただ、一番致命的なのは阪神に弱いということだと思いますが(笑)
友人に倉本ファンがいて注目しているのですが惨憺たるもの(泣)…それでもラミちゃんは使い続けた。
まぁ…オープン戦の成績はあてにならないとはいえ、復活を期待しているのでしようか?
このポジションが固まらないと厳しい戦いになると思うのですが……
確かに。。。
阪神は狭い球場(神宮、ハマスタ、ドーム)だと人が変わったようにHRを連発しますよね。。。ホームチームよりも打ってる印象があります。。。苦笑
まあストレス発散の良い機会なんでしょうけど。。笑
元々打撃センスの高い倉本が9番で2割7.8分打ってくれると、2番のソトや宮崎が返す役割になってくるので、そうすれば得点力が倍増し、去年の西武と同じような打線になると思ってのことなんでしょうけどね。。。
まあ。。。大和で落ち着くんでしょう。。多分。。。苦笑