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セイバーメトリクスの視点で考えた「2019 阪神タイガース 戦力分析」

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セイバーメトリクスの視点で考えた「2019 広島東洋カープ 戦力分析」


セイバーメトリクスの視点で考えた「2019 東京ヤクルトスワローズ 戦力分析」
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セイバーメトリクスの視点で考えた「2019 中日ドラゴンズ 戦力分析」
https://chougekikara-npb-column.jp/archives/4206

阪神タイガース戦力分析
【2018年のセイバー数値】
★投球指標
BB/9 3.56 セリーグ4位
K/9  8.27 セリーグ1位
K/BB 2.32 セリーグ3位
WHIP 1.36 セリーグ2位
QS   66 セリーグ3位

BB/9 1試合あたりの与四球を見る指数
K/9  1試合あたりの奪三振数を見る指数
K/RR 制球力を示す指数
WHIP 安定度を示す指数
QS  先発投手が6イニング以上投げ、3自責点以内に抑えた回数

★打撃指標
OPS  .691 セリーグ6位
IsoD 0.77 セリーグ3位
IsoP .108 セリーグ6位

OPS  総合的な打力を示す指数
IsoD 四死球での出塁を見る指数
IsoP 長打力を評価する指数

★走塁指標
Spd  3.67 セリーグ3位
UBR  -5.5 セリーグ5位

Spd  走力を示す指数
UBR  盗塁以外の走塁でどのくらい得点に貢献したかを表す指標

★守備指標
UZR  -52.2 セリーグ6位

UZR  各ポジションの平均値と比べて、どれだけ失点を防いだかを表す指標(但し個人の主観も加味されてる数字であることは考慮に入れた方が良い)



阪神の主な新加入選手
★投手
西(オリックスから移籍)
ガルシア(中日から移籍)
ジョンソン(新外国人)
齋藤(ドラフト4位)
湯浅(ドラフト6位)

★野手
マルテ(新外国人)
近本(ドラフト1位)
木浪(ドラフト3位)

阪神の主な退団選手
★投手
竹安(オリックスへ移籍)
マテオ
モレノ

★野手
西岡
今成(引退)
西田(引退)
ロサリオ
緒方(引退)

【各項目の評価】(評価は5段階)
★投手力(去年A⇒今年A)
・K/9の指標が横浜と並んで他球団よりも頭一つ抜けている事から、投手陣のポテンシャルの高さが伺える。
・先発陣は実績がある西とガルシアが加入したことでリーグ屈指のメンバーを揃揃った。
・一方で去年は崩壊気味だったリリーフ陣も、新外国人ジョンソンの評判が良く、実際に私も投球映像を見たが、大崩れするようなタイプではなく、怪我さえしなければ間違いなくセットアッパーとして機能すると思う。
但し、桑原はここ二年の勤続疲労、能見はベテランで疲れが溜まる夏場で不安を感じるので、抑えのドリスが去年のように「抑えで7敗」するような状態だと、ジョンソンを抑え役にまわさざるをえなくなり、去年のように苦しくなる可能性がある。

★打撃力(去年E⇒今年E)
・確かに甲子園は「打者泣かせ」の球場ではあるが、それでもやはりOPSとIsoPの指標が低すぎる。
要するに絶対的に打者のポテンシャルが低いということ。
・今年も中軸の糸井と福留の年間出場イニング数は限られてくるだろうし、その代役として期待している若手も明らかに伸び悩んでいる。
・IsoDの指標がそこそこの数値を記録しているにも関わらず、それが得点に結びついていないのは、後述する「走力の低さ」と、HRが期待出来る強打者が不足している事は明白である。
・今年はルーキーの木浪と近本がリードオフマンとして出場機会が増えそうだが「戦力の厚み」と「走力の強化」いう点ではプラス評価だが、得点力を大きく伸ばす決定的な要因にはならないと思う。
・但し、去年は殆ど外国人が機能していなかったので、マルテがクラッチヒッターとして結果を残せばAクラス入りも見えてくるが、下剋上を起こすなら4番で起用する大山が大覚醒しないと難しいだろう。

★走力(去年D⇒今年C)
・金本阪神の初年度は「超変革」として、この部分がかなり強化されていたイメージを持っていたが、年々優先度が下がっていき、去年はリーグ最低レベルの走力となってしまった。
・また、記録としてカウントされる盗塁は多少増えているが、結果を見ればそれが得点に結びついているとは到底言えないし、UBRの数値を見ても走塁の意識が低下していた点は否めない。
・今年は脚力のある近本がリードオフマン役として機能できれば、この数値は間違いなく上がるとは思うが、3番以降の走塁に対する意識改革が進まないと大きくは変わらない
幸い矢野監督はこの点についての問題意識を持っているようで、その手腕に注目したいと思う。

★守備力(去年E⇒今年E)
・阪神が投手力を前面に押し出して「守りの野球」で優勝を狙うなら、この指標はリーグトップクラスにしないと拙いが、2年連続ダントツでリーグ最低レベルの数値を出している(UZRは主観が入っている数値とはいえ、それだけでは片づけられない数値の酷さ)
・特にセンターラインのUZRが低い(セカンド糸原-14.8、ショート北條0.9、センターは固定できず)ので、ここを新加入の木浪や近本がどこまで改善できるか?
・甲子園の特徴として「土のグランド」「外野が天然芝の屋外球場」である事を勘案するとUZRの数値は低くなりがちではあるが、「糸原のUZRは果たしてセカンドとして妥当なのか?」と考えてしまうほどの低レベルの数値である。

次回はここまでの戦力分析を踏まえた上での順位予想を行っていきます

以上 敬称略
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コメント

  1. pug より:

    更新お疲れ様です!
    今までの野球の常識からすれば、ここまで投手陣の数字が良くて、普通最下位はありえないという感じですよね。
    ホームの甲子園で、むしろ相手の投手を助ける程打線が弱かったという事なんでしょうが…
    守備力はメンバー的に、あまり変わらない気がしますが、それでも投手力は圧倒的にあるので、不気味は不気味ですね。

  2. 超激辛NPBコラム より:

    結局、投手陣も勝負弱い面子が多いという側面もあると思います
    以前のメッセだったら接戦でもびくともしませんでしたが、今では必ずどっかで隙が出てきますからね。。
    まあ。。それでもセイバー的には七不思議になってきますけどね。。。笑