今日から本格的に各地でオープン戦がスタートした。
ジャイアンツはベイスターズと対戦。
【先発オーダー】
ジャイアンツ
①6 坂本
②8 橋本
③9 長野
④5 村田
⑤2 阿部
⑥3 ロペス
⑦D 高橋由
⑧7 アンダーソン
⑨4 片岡
P 内海
ベイスターズ
①4 石川
②6 白崎
③9 梶谷
④3 ブランコ
⑤7 筒香
⑥5 バルディリス
⑦D 多村
⑧2 黒羽根
⑨8 荒波
P 加賀
【G投手雑感】
①内海
2回8失点
直球の最速は140キロ、キレ、制球共に合格点。
但し、ツーシーム、カット系の動かずボールは制球力がまだまだ。
カーブ、フォーク、チェンジアップは変化が早いので見極められていたし制球も悪かった。
不運な当たりや、味方の守備に足を引っ張られるケースがあったので大量失点になったが、私の目にはそんなに悪くは映らなかった。
彼がシーズン中に捉まる典型的なパターンではある。
今日の反省点を次にどう修正するかがポイントになると思う。
②菅野
2回2失点
直球の最速は148キロ、但し抜け気味のボールが多く高めに集まっていた。
カーブ、フォーク、スライダー?も制球されていなかった。
フォーム的な問題なのか、コンディション的な問題なのか今日の段階では解らないが、彼の場合も修正能力が高い投手なので、次回の登板での変化を見たい。
③香月
1回無失点
回転が綺麗な直球を投げるタイプではなく、ゴロを打たせるのが持ち味な投手なので低めにボールを集めないと厳しい。
制球力が生命線にならなければ辛いが、今日も非常にアバウトだった。
これでは一軍枠入りは厳しいと言わざるをえない。
④土田
2回無失点
直球の最速は143キロ
かなり一軍の実戦の雰囲気に慣れてきたのか腕が振れてきた。
縦のスライダー、直球のキレ、制球共に良く、フォークも腕が触れていた。
但し、解説の篠塚氏が語っていたようにもう少しスピードがほしい。
去年の良い時は145キロ程度をコンスタントに投げていたと思うので、そこまで上げてほしい。
変化球の質は空振りを取れるモノなので期待したい。
⑤高木京
2回無失点
直球の最速は138キロ
今日のデキは最近では一番良くなかった。
特に1イニング目は直球のキレや、変化球のキレと制球は褒められたモノではなく、打者の打ち損じに助けられた感が強い。
私が個人的に彼の課題と考えていたランナーを出してからの投球も良くなかった。
疲れもあるかもしれないが、もう少し安定感がほしい。
【G野手雑感】
①アンダーソン
今日もDBに守備力をチェックされていた。
やはり若干動きが緩慢で、左投げの逆モーションでの送球なので進塁を狙われやすい。
マツダ、甲子園等の外野が天然芝のグランドの場合はこの守備力は厳しい。
バッティングは以前から指摘している通り、内角高めの直球に差し込まれるケースが増えてきた。
②橋本
今日の2安打は内容が伴ったモノだった。
ここまで結果が出せていなかったにも拘わらず、2番に抜擢されたのは首脳陣の期待の現れなのでチャンスをモノにしたと言える。
守備力、走力は非常に高い選手なので、あとはコンスタントにバットで結果を残す事がポイントになるだろう。
アンダーソンが見切られた時が飛躍の大チャンスになるので、しっかり実績を積んでいって欲しい。
【DB選手雑感】
①北方
個人的には初めて見た投手で、直球は最速150キロ。
力感あふれるフォームで投げ込むので、恐怖感を感じる今の時期では打者が捉えるのは厳しいタイプだと思う。
但し、リリースポイントが一定していないので制球力が課題と思われる。
直球の質も良いボールと悪いボールの差が大きいと感じた。
落ちるボールを投げていたが、シーズンに入ってこのボールが使えるカウントへ、いかに整えていくかがポイントだろう。
素材的には素晴らしいと思う。
②多村
Gファンの私から見ればある意味ブランコより怖い打者かもしれない。
非常に懐が広く、勝負球を捉える技術と配球の読みはかなりレベルが高い。
今日のバッティングも順調に仕上がっている事を確認するには十分な内容だろう。
将来のビジョン抜きで考えれば、個人的には筒香や他の若手と併用で使われるより対右投手でも彼を起用される方が怖い。
中村と共に恐ろしい打者だ。
③白崎
以前中畑監督のインタビューで、今年のショートは彼を考えているという主旨の話を、聞いた覚えがあったので注目してみた。
結果的に無安打で、内容的にも褒められたモノではなかった。
「彼の何処を買って起用しているのか」は今日の段階では私には解からなかった。
④関根
高卒ルーキーで線は細いが非常にセンスを感じる打者。
スイングが体の内側から出てくるのが素晴らしい。
体幹がプロの体になればベイスターズの将来を担う選手になる素材だと思う。
【試合結果】 G2ー10DB
【総評】
今日のDBは各打者非常に積極的でそれが良い結果となり打線が繋がっていた。
個人的な印象は去年とそれ程変わらないチームカラーに感じた。
打線は非常にバランスが良く、足の使える選手も居て代打の層もかなり厚い。
やはり問題は投手陣だろう。
今日投げたリリーフ投手は本番でも起用される投手だと思うが、初めて見た北方を除いて正直去年と印象が変わらなかった。
抑えで起用するソーサの前を投げる投手をいかに整備するかが大きなポイントになると思う。
これに成功すれば少々先発が不安定でも、逆転勝利や競った試合をモノに出来る試合が増えて、去年以上の勝率もかなりの確率で望めると思う。
Gについては色々課題が見つかる試合となった。
内海、菅野等の実績組が失点したのは問題ないが、守備面で細かいミスが多かった。
片岡、アンダーソンが入り守備陣の顔ぶれも少々変わったので、これから連携含めて修正していかねばならない。
明るい材料では今日も河野、橋本等、若い選手が結果を残した。
サブ組の亀井の活躍を含めて層の厚さは感じられた。
アンダーソンが守備面で不安を露呈しているので、特に外野陣の構成は予断を許さない状況となった。
敬称略
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