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「日本シリーズが視野に入っている原采配」簡易版 9月10日 vs中日

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【ゲームスコア】
巨人 000 000 0200 0
中日 000 100 0100 2
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【引き分けのポイント】
「両チーム決めきれなかった8回の攻撃」
※8回表
誰もが送りバントを予想した場面で、巨人ベンチは強硬策に打って出る。
それに対して吉川尚も打席の中のそぶりで、巧妙に「撒き餌」をしながら、相手バッテリーが投じた投じた初球の甘い直球を一発で仕留めるナイスバッティング。
この辺りに吉川尚の底知れないポテンシャルを感じるし、集中力が研ぎ澄まされた時の彼は大仕事をやってのける。
但し、それとは対照的に続くチャンスで登場した重信のバッティングには失望感しか生まれなかった。
恐らく調子自体が良くなく、本人も悩みながら打席に立ってしまっていた。
相手バッテリーにそれを直ぐに察知されてしまい、完全に差し込まれていたストレート系を四球続けられてアッサリと三振に終わってしまった。
これで流れが完全に遮断されて大城、坂本も倒れてしまい、ゲームを決めきれなかった。

※8回裏
中川は先頭の大島をアンラッキーな内野安打で出塁を許し、ここから守りの意識が先行して、投球に無駄な力みが生まれてしまう。
これがまさかの三番・四番への連続四球に繋がり、大ピンチを迎えてしまった。
そして高橋にショートゴロの間に同点に追いつかれるが、そこから逆転を許さなかった事が今の巨人にとっては最も重要なポイントだった。
ここで中川が踏ん張ったからこそ「勝ちに等しい引き分けをもぎ取った」という見方も出来ると思う。
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【総括】
※日本シリーズが視野に入っている原采配
この試合が終わった段階で、2位以下のチームとは負け数の差が二桁となり、ハッキリ言って独走状態のジャイアンツ。
その指揮官である原辰徳は決して口には出さないと思うが「ペナント制覇の山場」と捉えていたDeNAと阪神と続く七連戦を大きく勝ち越した事で、筆者の目には「ペナント制覇の先」まで視野に入ってきたと思う。
当然ながら油断は禁物ではあるが、ぶっちゃけペナント制覇はほぼ確実と言える状況なので、次に考える事は、今年はクライマックスシリーズがない(セリーグのみ)ので「日本シリーズをどういう形で迎えるか?」
百戦錬磨の原辰徳なら、間違いなくそこまで頭に入れながら今は戦っていると思う。
そして日本シリーズ制覇に向けて、今後のチーム運営における最優先事項を挙げるなら、
➀エース菅野を疲弊させない事(日本シリーズでガス欠状態にしないこと)
➁勝ちパターンのリリーフ陣の中から長期離脱者を出さない事。
➂主力選手の疲労と試合勘のバランスを的確に見極めて残りのペナントレースを進めていく事。
恐らくこの三点は相当気にかけていると思う。
そして、それは今回の中日との三連戦を見ればよく分かる。
➀に関しては先日の「菅野vs大野のエース対決」でアッサリと菅野を7回終了時に交代させた事から監督の思惑が透けて見えるし、➁に関しても第2戦とこの試合の継投策を見れば、明らかに誰か一人に負担をかけるのではなく、その負担を分散させて最悪の事態(肘肩の故障による長期離脱)を避けよう配慮されていてるし、➂に関しても主力の疲労度を極力抑えるという観点では既に他球団以上に配慮されている。
このように、原辰徳の視線は「去年の屈辱」を晴らすべく、その準備と戦略がしっかり頭に入れ、チームの「緩み」には十分気を付けながら、間違いなく視線はその先にあるだろう。

以上 敬称略
超激辛NPBコラムは今シーズンより、巨人勝利の場合に限り二部構成(負け・引き分けの場合は速報版、又は簡易版のみ)で記事を作成し、第一部の速報版は試合終了直後に公開、第二部の詳細版は試合翌日早朝~お昼までに公開致します。

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