「攻め急いでしまった巨人バッテリー」
2020.10.18 横浜DeNAベイスターズvs読売ジャイアンツ 20回戦 ゲームレポート簡易版
【ゲームスコア】
巨 人 102 020 001 6
DeNA 000 000 64X 10
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勝利投手 DeNA エスコバー (1勝3敗0S)
敗戦投手 巨人 高梨 (1勝1敗2S)
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本塁打
巨人 吉川尚 8号(1回表ソロ)
DeNA 梶谷 18号(7回裏満塁) 、梶谷 19号(8回裏2ラン)
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【敗北のポイント】
大逆転を許してしまった7回裏の巨人バッテリーの配球を改めて検証すると、やはり「攻め急ぎ」と言われても仕方がなかった。
以下、振りかえると。。。
➀打者ロペス
初球のど真ん中スライダーを痛打されレフト線への二塁打
➁ソト
真ん中から外寄りのスライダーを4球連続で投じ、カウント2-1からバットの先でレフト前に運ばれる。
➂柴田
初球のど真ん中のストレートを捉えられセカンド内野安打(1点)
(ここで畠から高梨に交代)
➃伊藤
球種は違ったものの投じた5球全てコースが真ん中から内角寄りに集まり、カウント1-2から内角低めの直球を捉えられセンター前に運ばれる(1点)
➄戸柱
同じく球種は違うが全て外角低めにボールを集めて四球を与えてしまう。
➅梶谷
カウント1-0から内角低めのツーシームを捉えられてライトスタンドへ満塁HR(4点)
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こうして6人連続ヒットのつるべ打ちで一気に逆転を許してしまった訳だが、上記で示した通り明らかに配球に偏りが出てしまっていた。
➀~➃(4人目の打者)まではあきらかに「攻め急ぎ」で、相手の出方(狙い球)を見るような見せ球や誘い球の類は一切なかった。
まあ、この時点での得点差を考えると、それは必要なかったのかもしれないが、ここは幾度も大逆転のドラマが生まれている浜スタなので、そこは最善の注意が必要ではあった。
そこについては大城も反省材料になるだろうし、今後の糧としてもらいたい。
そして4人目の伊藤に繋げられてしまったことで、次の戸柱から明らかに高梨と大城のバッテリーは動揺してしまった。
以下、➄~➅では、とにかくボールを低めに集めるという以外に思考がまわらず、相手の狙いを探る「広い視野」を完全に失ってしまっていた。
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まあ、ずっとマスクを被っていた大城も非常に良い経験になったと思う。
去年まで小林や炭谷の陰に隠れていたので、この試合のように試合終盤で一気にひっくり返される経験をあまりしてこなかったのかもしれない。
そう考えるると、あまりにもキツイ逆転劇ではあったが、大城の捕手としての成長を更に促進させる良い薬になったと捉えたい。
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【敗者の慟哭】
桜井はキツイなぁ。。。
ホント。。毎度同じことを繰り返しているから始末が悪いし、ファンの怒りを買うんだろうね。。。
Twitterでも語ったが、彼の修正点は二つだけ。
➀ストレートのシュート回転を直すこと
➁チェンジアップの精度アップ
まあ、他にもスライダーの精度にも不満はあるが、欲張りせずにあえてこの上記二点だけを修正することが出来れば、間違いなく一年間ローテを守って二桁を勝てる投手になると思う。
だが、一方で、これらはプロ入り以降ずっと指摘されていた課題で、ここまで全く修正出来ていない現実をふまえると、ぶっちゃけ「今後も直せない」と見るのが正解だと思ってしまう。
何故かこれまで首脳陣は彼にチャンスを与えまくっているが、こうもうんざりするほど同じパターンで失敗する姿を目の当たりにしてしまうと、ファンの怒りも頂点に達して、怒りの矛先は使っている首脳陣に対してにも向けられてしまうだろう。
以上 敬称略
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