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オリックスバファローズvs読売ジャイアンツ オープン戦レポート 2021.3.13

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オープン戦 オリックスバファローズvs読売ジャイアンツ 観戦レポート 2021.3.12

【ジャイアンツオーダー/攻撃内容/野手短評】
1番(右)梶谷隆幸
➀(P宮城)カウント0-1から真ん中高めのストレートを合わせるが三ゴロ
➂(P宮城)カウント1-1から真ん中スライダーを捉えて右安、無死一塁
➄カウント0-2から外角ストレートを捉えるが左飛、二死
➆カウント1-0から外角スライダーを捉えるが左飛、一死一塁
<短評>
まだまだ微妙にタイミングがズレているが、スイングの形は悪くない。
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⇒⇒(中)増田大輝
➈フルカウントから真ん中低めのストレートを見三振、二死一塁
<短評>
まあ、今日の主審はかなりワイドであったが、最後の際どいボールは手を出すのがセオリーではある。

2番(左)若林晃弘
➀フルカウントから外角低めのストレートを見切って四球、一死一塁
➂カウント1-2から外角スライダーを引っかけて遊併打、二死
<短評>
第二打席の併殺打は右方向への意識が高くなっているからこそ、外とから曲がるスライダーを引っかけてしまった。
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⇒⇒(打左)ウィーラー
➄カウント2-2から内角スライダーを空三振、チェンジ
➆カウント3-1から真ん中ストレートを捉えて左安、一死一二塁
➈カウント2-2から内角フォークに詰まって遊直、試合終了
<短評>
ヒットは出たが、バッティングの内容は良くない。

3番(遊)坂本勇人
➀カウント2-2から内角低めのスライダーを空三振、二死一塁
➂初球の真ん中ストレートを打ち損じて遊ゴロ、チェンジ
➅(P山岡)カウント2-1から真ん中低めのストレートをバットの先で左飛、一死
<短評>
やや打ち損じのバッティングが多かったが、スイングの内容は悪くなかった。
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⇒⇒(二)吉川尚輝
➆カウント2-2から外角ストレートに合わせるが左飛、二死一二塁
<短評>

4番(一)岡本和真
➀カウント1-1から真ん中スライダーを引っかけるが三失、二死一二塁
➃(P宮城)初球の外角ストレートを完璧に捉えて右中本(打点1)、G1-B1
➅カウント2-2から内角スライダーを見三振、二死
<短評>
かなり試行錯誤していた状態からようやく一発が生まれたので、本人も内心ホッとしていると思う。
但し、まだトップから振りだすときに右肩が落ちてしまっているので本調子には程遠い。
明日以降のバッティングもしっかりチェックしていきたい。
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⇒⇒(中右)松原聖弥
➆カウント1-0から真ん中ストレートを捉えるが一ゴロ、チェンジ
<短評>
しっかり捉えた打球だったが、野手の守備範囲だった。

5番(中)丸佳浩
➀フルカウントからストレートが外れて四球、二死満塁
➃カウント2-2から外角に逃げていくスライダーを空三振、一死
➅フルカウントから真ん中高めのストレートを捉えて右安、二死一塁
<短評>
形が崩れていないのでボールの見極めが良い。
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⇒⇒(走遊)廣岡大志
➇(P山岡)カウント1-1から外角ストレートをバットの先で投ゴロ、一死
<短評>
やや左肩の壁が壊れるのが早くなっている。

6番(一)中島宏之
➀カウント1-2から外角ストレートに合わせるが右飛、チェンジ
➃カウント1-2からワンバウンドのスライダーを空三振、二死
<短評>第一打席の右飛は合わせただけだったので打球にひと伸びがなかった。
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⇒⇒(一)秋広優人
➅カウント2-2からスライダーが足に当たって死球、二死一二塁
➇カウント2-2から外角低めのストレートを見三振、二死
<短評>
変化球への意識が強いので、逆にストレート系にもタイミング的に差し込まれていた。

7番(指)亀井善行
➁(P宮城)カウント1-2から真ん中低めのスライダーを引っかけて一ゴロ。一死
➃フルカウントからスライダーが外れて四球、二死一塁
➅フルカウントからカットボールが外れて四球、二死満塁
<短評>
簡単に追い込まれても、そこから際どいボールをカットしてカウントメイクする辺りは流石だった。
若い選手には是非とも見習って欲しい。
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⇒⇒(打)山下航汰
➇カウント1-2から外角ストレートを見三振、チェンジ
<短評>
ハッキリ言って、見逃した最後の外角ストレートは「ボール」だが、手を出さねばいけないボールではあった。

8番(捕)大城卓三
➁初球の外角スライダーを引っかけて投ゴロ、二死
➃カウント2-2から外角ストレートに合わせるが三ゴロ、チェンジ
➅カウント1-0から真ん中スライダーを打ち損じて二ゴロ、チェンジ
<短評>
第三打席の打ち損じは非常に勿体なかった。
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⇒⇒(捕)小林誠司
➇(P漆原)カウント2-2から内角ストレートに詰まって二飛、一死
<短評>
現在のテイクバックのままでは、打撃力向上は望めないと断言できる。

9番(二三)北村拓己
➁カウント2-2から真ん中スライダーを捉えるが三直、チェンジ
➄(P宮城)初球の甘いスライダーを叩くが三ゴロ、一死
➆(P山岡)カウント2-2から甘くなったスライダーを捉えて右安、無死一塁
➈初球の外角カーブを捉えて中安、一死一塁
<短評>
唯一、巨人打線の中では称賛できるバッティングをしていた。
吉川が今一つピリッとしないなかで、開幕投手が左の濱口ならスタメン抜擢濃厚と言っても良いかもしれない。
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【ジャイアンツ登板投手/雑感】
☆戸郷翔征
ストレート系の平均球速は140キロ台後半
変化球はフォーク、スライダー、ツーシーム、カットボール
<雑感>
初回は、先頭の佐野にはカウントを取りに行ったストレートを捉えられ右本(失点1)、T-岡田をワンバウンドのフォークで空三振、太田を外角ストレートで押し込んで右飛、吉田を低めのストレートで中飛。
二回は、先頭の頓宮を外角低めのストレートで見三振、モヤを外角ストレートで引っかけさせて二ゴロ、杉本には外角低めのスライダーを合わせられて右中二、宜保を内角低めのフォークで空三振。
三回は、先頭の大下を内角低めのストレートで見三振、佐野を外角ストレートを空三振、T-岡田には低めのカーブを捉えられ中三(丸がダイビングするが後逸)、太田を低めのフォークで空三振。
四回は、先頭の吉田を高めのストレートで押し込んで中飛、頓宮を外角ストレートで空三振、モヤを低めのフォークで空三振。
五回は、先頭の杉本を外角スライダーでバットを折って遊ゴロ、宜保を内角ストレートで押し込んで三ゴロ、大下には甘いストレートを捉えられて左線二、佐野カウント1-2から外角ストレートを捉えられて左越適二(失点1)、T-岡田には甘いストレートを叩かれて一失(強い打球)(失点1)、太田を真ん中スライダーで一邪飛。
六回は、先頭の吉田を甘くなったスライダーで中飛、頓宮には外角低めのストレートをバットの先で右安、モヤは内角ストレートで右飛、杉本には内角ストレートを叩かれて左線二、宜保を外角ストレートで引っかけさせて二ゴロ。
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立ち上がりは、いきなり先頭打者に初球を狙い打たれたが、その後は落ち着いてアウトカウントを重ねていた。
2イニング目は、ストレートでファールを打たせてフォークで仕留める形が出来ていた。
3イニング目は、二死から得点圏に走者を出すが、最後は狙い通りにフォークで三振を奪った。
4イニング目は、クリーンナップに対して、先頭の吉田は追い込んでから決めきれずに苦しんだが、最後は力勝負で討ち取って、この回も打者三人で片づけた。
5イニング目は、二死から連続長打を浴びて失点(味方のエラーも絡んで二失点)
ストレート系がやや抜け始めて強振されやすいコースに集まってしまった。
6イニング目は、一気に球威が落ちてしまって各打者にストレート系を捉えられる場面が多くなった。
全体的な印象では、右打者の外角ストレートとフォークが非常に良かった。
一方で、五回途中でガス欠状態となり、球威が一気に落ちてしまったことは、更なる飛躍を遂げるには大きな宿題となった。

☆ビエイラ
ストレート系の平均球速は150キロ台中盤
変化球はフォーク、スライダー
<雑感>
七回から登場、先頭の大下を内角ストレートで詰まらせて三ゴロ、佐野を低めのフォークで投ゴロ、T-岡田にはスライダーが大きく外れて四球、太田を外角ストレートで三ゴロ。
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評価が難しい投球内容だった。
ストレートを意図的に動かしている(ツーシーム気味)ならゴロアウトは喜ばしいが、単純にフォーシームを相手打者が打ち損じていたようにも見える。
もう少し変化球でカウントを稼げるようになれば、もっと投球の幅は拡がってくると思うが、現状の内容はまだそこまでには至っていない。

☆中川皓太
ストレート系の平均球速は140キロ台前半
変化球はスライダー
<雑感>
九回に登場、先頭の紅林に甘くなったストレートを捉えられて中安、頓宮は真ん中ストレートをバスターで左飛、若月にも甘くなったストレートを捉えられて中安、カウント1-2から真ん中スライダーで引っかけさせて遊ゴロ、宜保を外角スライダーで空三振。
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久しぶりにボールの走りが悪い中川を見た。
どこか体に異変があるのでは?と心配させるくらい良くなかった。
しかし、それでも最後の打者にはキッチリと内と外にボールを投げ分けて三振を奪ったあたりは流石である。
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【バファローズ先発オーダー】
1番(中)佐野皓
2番(一)T-岡田
3番(二)太田
4番(左)吉田
5番(捕)頓宮
6番(指)モヤ
7番(右)杉本
8番(遊)宜保
9番(三)大下
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【スコア】
巨   人 000 100 000 1
オリックス 100 020 00X 3
<オリP>宮城⇒山岡⇒漆原
<巨人P>戸郷⇒ビエイラ⇒中川
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【総評】
まず、この二連戦を振り返って、オリックスは投打に若手の有望株が多いという印象を持った。
特に野手では佐野皓、投手では宮城が素晴らしかった。
前者は非常にセンスを感じるバッティングアプローチで今後の成長が楽しみ。
後者は元々スライダーやカーブなどの変化球には定評があったが、プロ入りしてからストレートの球威が大幅に向上していた。
体もかなり大きくなっているし、次世代のエース左腕になりうる存在であることは勿論だが、今年から大ブレイクする可能性まで感じさせていた。
但し、これはオリックスの若手全体に言える事だが、まだまだプレーに角が多い。
よってこれが公式戦になると力を発揮できなくなる可能性を否定できない。
例えば、宮城に関して言うと、せっかく簡単に打者を追い込んでも、そこからまだまだ無駄球が多いので、打者に「頭を整理する時間」「冷静に考える時間」を与えてしまっているし、最後は四球を与えたり、フルカウントまで持ち込まれて甘いボールを投げざるをえない状況になってしまっていた。
オリックスが彼をローテ投手として二桁以上の勝ち星を見込んでいるなら、早急に修正すべきポイントだと思う。
一方で巨人打線は「ハツモノ」相手だったとはいえ、何とも情けなかった。
しっかりと自分のポイントでボールを強く叩いたのは岡本の一発だけで、他の打者のヒットはどちらかというと合わせに行ったスイングだったので、殆どの打者が高卒二年目の左腕に翻弄されていたことになる。
まあ、これから徐々に調子を上げていくとは思うが、ファンとしてはそろそろ打線が活発になる姿を見たいというのが本音だろう。

以上 敬称略
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