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阪神タイガースvs読売ジャイアンツ オープン戦レポート 2021.3.14

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オープン戦 阪神タイガースvs読売ジャイアンツ 観戦レポート 2021.3.14

【ジャイアンツオーダー/攻撃内容/野手短評】
1番(左)若林晃弘
➀(P及川)初球の真ん中ストレートにやや押されて右飛、一死
➂一塁走者が二盗失敗、チェンジ
➃(P及川)カウント1-0から真ん中ストレートを捉えて左線二、無死二塁
➅(P馬場)カウント2-1から真ん中低めのカットボールを捉えるが二直、一死
➇(P小林)カウント1-2から真ん中低めのフォークを空三振、一死
<短評>
課題の右打席でも期待感が持てるバットスイングで、首脳陣の評価は更に県っと思う。

2番(二)北村拓己
➀カウント0-2から外角ストレートにやや押されて右飛、二死
➃フルカウントからストレートが大きく外れて四球、無死一二塁
➅カウント3-1から真ん中ストレートを打ち損じて右飛、二死
➇カウント2-2からワンバウンドのフォークを空三振、二死
<短評>
バッティングに関してはスイングの内容は悪くない。
いずれの打席も紙一重だった。
三回に守備でミスしたが、他の場面では球際に強く、ミスなくキッチリと処理していた。

3番(右)梶谷隆幸
➀カウント2-1から真ん中ストレートを捉えるが左飛、チェンジ
➃初球の甘いカーブを打ち損じて遊飛、一死一二塁
➅フルカウントから外角カットボールを合わせて遊安、二死一塁
<短評>
第二打席の遊飛の場面が本日のハイライトだった。
あそこで一本出ていれば、ゲームの空気感はガラッと変わっていたと思う。
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⇒⇒(捕)小林誠司
➇カウント1-2から真ん中低めのストレートに差し込まれて二ゴロ、チェンジ
<短評>
配球などを見ても、ホント。。キャッチャーとしては申し分ないが。。。



4番(三)岡本和真
➁(P及川)カウント2-2から真ん中高めのストレートに詰まって右飛、一死
➃カウント2-2から真ん中高めのストレートに詰まって右飛、二死一二塁
➅カウント0-1から真ん中フォークを上手く運んで左線二、二死二三塁
➈(P桑原)カウント2-2から外角高めのストレートで空三振、一死
<短評>
第三打席で二塁打が出たが、全体的なバッティングの内容はあまり変わっていない。
まだもう少し時間が必要と見てるが、名古屋遠征を経て東京に戻ってから調子を上向きにして欲しい。

5番(中)丸佳浩
➁初球の外角ストレートをバットの先で遊ゴロ、二死
➃カウント3-1から真ん中ストレートを捉えるがやや詰まって左飛、チェンジ
➅フルカウントからスライダーが外れて四球、二死満塁
<短評>
ヒットは生まれなかったが、バッティングの内容は引き続き悪くない。
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⇒⇒(走右)山下航汰
➈カウント1-0から外角ツーシームを引っかけて二ゴロ、二死
<短評>
本音を言えば、もう少しじっくりと打席に立たせたいが、彼も少ないチャンスで結果を残さないと次のチャンスは生まれない。
首脳陣が彼をどう見ているのか分からいが、この遠征を最後に二軍落ちする可能性が高いか?

6番(指)中島宏之
➁フルカウントから外角高めのストレートに詰まって右飛、チェンジ
➄(P馬場)カウント3-1から外角低めのストレートをバットの先で二ゴロ、一死
➅カウント0-2から外角に流れるスライダーを空三振、チェンジ
<短評>
やや上体が突っ込んでしまっているので、ボールの見極めが悪くなっている。
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⇒⇒(打)亀井善行
➈カウント2-2から内角カットボールを空三振、試合終了
<短評>
キレの良いスライダーを捉えきれなかった。



7番(遊)廣岡大志
➂(P及川)カウント0-1から真ん中高めのストレートに詰まって右飛、一死
➄ストレートの四球、一死一塁
➆(P馬場)初球の甘いスライダーを引っかけて三ゴロ、一死
<短評>
左肩の壁が早く崩れているので、体の開きが早くなって外寄りのボールをバットの先で打っている。

8番(一)秋広優人
➂フルカウントからストレートが外れて四球、一死一塁
➄カウント2-2から真ん中低めのフォークを空三振、二死一塁
➆カウント1-2から外角ストレートを見三振、二死
<短評>
解説の掛布氏が指摘しているように「打ちたい」「バットに当てねば」という気持ちが強くなって、テイクバックの形を作る前にボールを打ちに行ってしまっていた。
原監督がどういう決断をするのか分からないが、恐らくこの関西遠征を最後にファームで鍛え直すことになると予想する。

9番(捕)炭谷銀仁朗
➂カウント2-0からバスターエンドランをかけるが中飛、二死一塁
➄カウント1-2から外角低めのスライダーを引っかけて遊ゴロ、チェンジ
<短評>
上半身が力み倒しているスイングでは好結果は生まれない。
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⇒⇒(中)松原聖弥
➆カウント2-2からワンバウンドのフォークを空三振、チェンジ
<短評>
相手のベストピッチに成す術がなかった。
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【ジャイアンツ登板投手/雑感】
☆高橋優貴
ストレート系の平均球速は140キロ前半
変化球はスライダー、チェンジアップ、カーブ、カットボール
<雑感>
初回は、先頭の近本を内角ストレートで詰まらせ二ゴロ、糸原を内角スライダーで詰まらせ遊飛、マルテを内角ストレートで詰まらせて二ゴロ。
二回は、先頭の大山に四球、一塁走者が飛び出して二塁憤死、サンズも四球、佐藤は真ん中ストレートで左飛、陽川には内角スライダーで詰まらせるが中安、長坂には外角低めのストレートを捉えられるが右直(梶谷好プレー)
三回は、先頭の外角高めのストレートを引っかけて遊ゴロ、近本には外角高めのストレートを捉えられて左安、糸原に甘いストレートを捉えられて二失(強いライナー)、マルテを外角低めのスライダーで引っかけさせて三併打。
四回は、大山を甘めのスライダーで中飛、サンズを内角スライダーで見三振、佐藤に甘いストレートを捉えられて左本(失点1)、陽川を真ん中ストレートで空三振
五回は、先頭の長坂を外角スライダーを打たせて二ゴロ、山本を内角ストレートで詰まらせて一ゴロ、近本を真ん中低めのスライダーで引っかけさせて一ゴロ。
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立ち上がりは逆球も多少見られたが、打者の反応を見る限り、ボールの走り、変化球のキレは上々で、打者に自分のスイングをさせていなかった。
2イニング目は、彼の悪い癖が出てしまった。
大山のフルスイングでやや弱気になって四球を与え、相手の拙攻で助けられたにも関わらず、再び四球を与えてピンチを迎えてしまった。
3イニング目は、味方の拙守でピンチを招いた形になったが、そもそも相手打者に芯で捉えられているので言い訳はできない。
最後はマルテが打ち損じてくれて助かったが、彼に対してもボール先行の危ない投球だった。
4イニング目は、佐藤に甘いストレートで一発を浴びたが、その前のサンズへの投球は評価できる。
ここまで右打者の懐へのストレートが全て甘くなっていたが、ようやく投げ切れていた。
5イニング目は、ようやくスライダー系が決まって、ストライク先行の投球が出来ていた。



☆田中豊樹
ストレート系の平均球速は140キロ台後半
変化球はスライダー、カーブ、フォーク
<雑感>
六回に登場、先頭の糸原を内角スライダーで一ゴロ、北條を外角低めのスライダーで引っかけさせて遊ゴロ、大山には外角高めのスライダーを捉えられて中安、糸井を内角高めのスライダーで右飛。
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ボールはそれなりに纏まっていたが、全体的に高めに集まっていたので安心感は持てなかった。

☆戸根千明
ストレート系の平均球速は140キロ前半
変化球はスライダー、チェンジアップ、カーブ、ツーシーム
<雑感>
七回に登場、先頭の佐藤には外角高めのスライダーを右安、陽川にも甘いストレートを捉えられて左安、長坂は三犠打、山本を敬遠気味の四球、高山には真ん中ストレートを捉えられるが三併打。
八回は、先頭の中野に甘いストレートを捉えられ左安、北條はバスターで左直、ここで交代。
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1イニング目は、制球にバラツキがあり、キレもイマイチだった。
特に変化球が高めに抜けていたので、配球が非常に窮屈になってしまった。
2イニング目も、ボールが上ずって甘くなってしまっていた。

☆桜井俊貴
ストレート系の平均球速は140キロ前半
変化球はカットボール、カーブ
<雑感>
八回途中に登場、大山を四球、糸井をカーブで泳がせて投併打。
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大山に対して初球を内角ストレートでストライクを奪った後に変化球が決まらずに四球。
非常に勿体ない投球だったが、その後の糸井を思惑通りに討ち取る。
この辺りは小林の配球が見事だった。
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【タイガース先発オーダー】
1番(中)近本
2番(二)糸原
3番(一)マルテ
4番(三)大山
5番(指)サンズ
6番(右)佐藤輝
7番(左)陽川
8番(捕)長坂
9番(遊)山本
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【タイガース注目選手雑感】
★佐藤輝明
アマ時代よりも捉えるポイントが近くなっていることに驚いた。
まあ、巨人に限らず各チームが「打たせている」という印象を感じなくはないが、やや差し込まれ気味でもスタンドへ放り込めるパワーと技術は間違いなくホンモノだと思う。
ドラフト前の個人的な評価では「プロの一線級を相手に結果を残すには少し時間がかかる」と考えていたが、その考えは少し改めないといけない。
但し、これまでの全打席を見てると、ヒットやホームランを打った球種やコースに共通点が多く、各チームが「弱点と考えている」ポイントを攻めていないので、まだまだ一年目から新人王クラスの結果を残すとは言い切れないと思う。
その弱点については私は巨人ファンなので、今はあえて触れないでおこうと思う。

【スコア】
巨人 000 000 000 0
阪神 000 100 00X 1
<巨人P>高橋⇒田中⇒戸根⇒桜井
<阪神P>及川⇒馬場⇒小林⇒桑原
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【総評】
オープン戦なので結果はどうでも良いが、阪神の各投手に対して結果的に無失点で終わってしまったのは非常に残念だった。
特に先発の高卒二年目の及川に対して、もうひと押し出来なかったことが悔やまれる。
この試合の巨人打線の中では、若林・北村・丸、この三人以外から良い結果が出そうな予感をあまりしなかった点も寂しさを感じる。
投手陣も1失点で終わったものの、高評価を与えられる投手はぶっちゃけ皆無だった。
北海道~福岡~大阪の長期遠征が続いて心身両面で疲れているとは思うが、もう少しチーム全体に緊張感が欲しかった。
まだ名古屋遠征が残っているが選手の奮起に期待したい!
そして開幕に向けて調子を上げて欲しい!

以上 敬称略
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