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2021開幕直前 広島東洋カープ 戦力分析

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今回は去年5位だった広島東洋カープの戦力分析を行う。
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<今回採用したセイバー指標の説明>
~打撃~
※BB% 四球獲得能力を表した指数
※IsoP 長打力にフォーカスして表した指数
※wRAA ざっくりと言えば、打者の得点貢献度を数値で表したもので、リーグ平均の打者が同じ打席数立った場合と比べて、何点多く貢献したかを評価する指標
※wRC+ ざっくりと言えば、球場の違いによって及ぼされる打撃成績への影響を排除した上で、打者がどのくらい得点を生み出せる能力があるのかを100を基準にして計った指標

~走塁~
※wSB 盗塁をする事によって、どのくらいチームに貢献したか、あるいはチームに損失を与えたかを推定する指標
※UBR 盗塁以外の走塁でどのくらい得点に貢献したかを表す指標

~守備~
※UZR 各ポジションの平均値と比べて、どれだけ失点を防いだかを表す指標
※ARM 送球による守備貢献度、捕殺数だけではなく走者の進塁をどれだけ抑止したかを表す指標
※RngR 守備範囲の広さを表す指標
※DPR 併殺が期待される状況で、どれだけ併殺を完成させたかを表す指標

~投手~
※FIP 守備から独立した防御率。本塁打以外の打球の部分は無視し、被本塁打・奪三振・与四死球から算出。運の要素を取り払い、より実力に近い数値が出る
※K-BB 奪三振と四球の比率で、投手としての純粋な能力を計る指標の一つ
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☆広島東洋カープ☆
【2020打撃指標】評価C+
※BB% 8.4(4位)
※IsoP .140(3位)
※wRAA +25.3(3位)
※wRC+ 95(1位)
・四球獲得能力を表したBB%は前年の数値(8.7)と比べて悪化
・長打力を表したIsoPは前年の数値(.138)と比べてほぼ横ばい
・得点貢献度を表したwRAAは前年の数値(-1.8)と比べて良化
・球場による影響を排除して打者の得点能力を表したWRC+は前年の数値と比べてほぼ横ばい

【2020走塁指標】評価E+
※wSB -0.8(4位)
※UBR -8.2(5位)
・盗塁の効果を表したwSBは前年の数値(-2.9)と比べて良化
・走塁(盗塁は除く)の貢献度を表したUSBは前年の数値(+3.2)と比べて悪化


【2020守備指標】評価E+
※UZR -47.8(6位)
※ARM -1.5(4位)
※RngR -41.2(6位)
※DPR +0.6(3位)
・守備全般の相対評価を表したUZRは前年の数値(-8.6)と比べて悪化
・送球による守備貢献度を表したARMは前年の数値(-1.9)と比べて良化
・守備範囲の広さを表したRngRは前年の数値(-9.1)と比べて悪化
・併殺の完成度を表したDPRは前年の数値(+7.1)と比べて良化

【2020投手指標】評価E
※FIP 4.29(4位)
※K/BB 2.13(6位)
・真の防御率を表したFIPは前年の数値(4.35)と比べて良化
・投手としての完成度を表したK/BBは前年の数値(2.08)と比べて良化

【2121主な新戦力】
<投手>
バード(新外国人)、ネバラスカス(新外国人)、コロニエル(支配下入り)、栗林良吏(ドラ1)、森浦大輔(ドラ2)、大道温貴(ドラ3)、行木俊(ドラ5)
<野手>
クロン(新外国人)、矢野雅哉(ドラ6)


【2021戦力分析】】※攻撃は打撃力と走塁力、防御は守備力と投手力で評価
<攻撃>
2020評価「D+」⇒2021年は最高「B」~最低「D」
・カープ打線の鍵を握る西川が開幕に間に合ったのは大きい。
・新外国人のクロンは大砲としての魅力は十分にある(修正ポイントは一つだけなので、そこが慣れと共に修正されれば本塁打量産もありえる)
・タナキクの二人が復活すれば巨人打線にも見劣りしない強力打線を形成できる。
・一方で大きく得点力を上げるには走塁面の改善が必須ではあるが、主力の殆どが古傷を抱えており、以前のようなダイナミックな野球は難しくなっている。
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<防御>
2020評価「E+」⇒2021年は最高「C」~最低「D」
・大瀬良が完全復活すると、森下と九里の三枚で、リーグ屈指の三本柱が形成される。
・一方で先発四番手以降はやや心もとない。
・外国人も積極的に補強したが、ハードとネバラスカスは未来日。
・最大懸念のリリーフ陣はルーキー三人衆(栗林、大道、森浦)がいずれも戦力として計算出来そうで、特に栗林と大道は勝ちパターンに組み込まれていくほど能力が高い。
・但し、抑えだったフランソアが膝を手術したので、少なくともシーズン前半の復帰は絶望的でかなりの痛手。
・守備面ではクロンの守備位置が問題で、彼をサードで使うと守備力の観点では大きなマイナスとなる。
・全体的に去年と顔ぶれがそれほど変わっていないので、飛躍的な守備力向上は期待出来そうもない。
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次回は東京ヤクルトスワローズの戦力分析を行います。

以上 敬称略
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