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中日ドラゴンズvs読売ジャイアンツ 1回戦 観戦レポート 2021.3.30

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中日ドラゴンズvs読売ジャイアンツ 1回戦 観戦レポート 2021.3.30

【試合結果】
巨人 001 100 010 3
中日 002 000 010 3
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中日Ⓟ大野⇒又吉⇒祖父江=木下
巨人Ⓟサンチェス⇒大竹⇒高梨⇒中川=大城、小林
——————————–
{勝}
{敗}
{S}
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{本}中島1号(以上巨人)
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【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ大野、梶谷は中飛⇒ウィーラーは左安⇒坂本は右飛⇒岡本は四球⇒丸は左飛。
{考察}
巨人打線は大野に対して簡単にはアウトにならない姿勢が初回から垣間見れた。
この回はチャンスを活かせず無得点に終わるが、大野に28球投じさせた。

★1回裏★
{経過}
Ⓟサンチェス、大島を遊ゴロ⇒阿部を遊ゴロ⇒高橋を遊ゴロ。
{考察}
立ち上がりのサンチェスは低めにしっかりとボールを集めて全てゴロアウトで終える。

☆2回表☆
{経過}
Ⓟ大野、中島は空三振⇒大城は遊失⇒吉川は右飛⇒サンチェスは左飛。
{考察}
この回は一死後に相手エラーによる出塁があったが、下位打線がチャンスを拡げられずに無得点。

★2回裏★
{経過}
Ⓟサンチェス、ビシエドを三ゴロ⇒平田を三ゴロ⇒京田をストレートの四球⇒木下を遊ゴロ。
{考察}
この回のサンチェスは二死後に突然制球を乱すが、後続を討ち取って無失点で終える。

☆3回表☆
{経過}
Ⓟ大野、梶谷は中三⇒ウィーラーは中適安(得点1)、G1-D0⇒坂本は空三振⇒岡本は空三振⇒丸は二ゴロ。
{考察}
二廻り目の先頭打者・梶谷が初球の甘いスライダーを見逃さずに三塁打を放ち、続くウィーラーも高めに浮いたストレートをセンターに弾き返してアッサリ先取点を奪う。
ここで一気に大野をマウンドから引きずり降ろしたかったが、クリーンアップに快音が響かずに1点のみで攻撃を終える。

★3回裏★
{経過}
Ⓟサンチェス、根尾を見三振⇒大野を三ゴロ⇒大島は中安⇒阿部は二失⇒高橋は三野選⇒ビシエドは左適安(打点2)、G1-D2⇒平田は大きな中飛。
{考察}
サンチェンスは前の回からややボールが浮き気味だったが、下位打線で二死を奪った後に落とし穴が待っていた。
二巡目となる大島にヒットを浴びた後に、味方の拙守が続いて満塁のピンチを迎え、ビシエドに痛恨の逆転打を浴びる。



☆4回表☆
{経過}
Ⓟ大野、中島は左本(得点1)、G2-D2⇒大城は中安⇒吉川は遊邪飛⇒サンチェスは三犠打⇒梶谷は左飛。
{考察}
中島は高めに浮いたスライダーを完璧に仕留めたナイスバッティング、続く大城にもヒットが生まれて大野を一気に崩すチャンスだったが、吉川がチャンスを拡げる事が出来ず攻撃の勢いを止めてしまい、結局無得点に終わってしまう。

★4回裏★
{経過}
Ⓟサンチェス、京田を一ゴロ⇒木下を投ゴロ⇒根尾は左飛。
{考察}
直ぐに同点にしてくれたので、もう一度ネジを巻きなおしたサンチェスは、下位打線を危なげなく三者凡退で封じる。

☆5回表☆
{経過}
Ⓟ大野、ウィーラーは空三振⇒坂本は四球⇒岡本は二併打。
{考察}
一死後に坂本が四球で塁に出るが、岡本がストレートで詰まらされて二併打。

★5回裏★
{経過}
Ⓟサンチェス、大野を見三振⇒大島は遊ゴロ⇒阿部を空三振。
{考察}
この回のサンチェスはカウント球はやや甘めだったが、勝負球は高さを間違えなかった。
威力のあるストレートを低めに集めて三者凡退で抑える。

☆6回表☆
{経過}
Ⓟ大野、丸は二直⇒中島は中飛⇒大城は二ゴロ。
{考察}
低めにボールが集まっていた大野に対して、巨人打線はチャンスを作れずに三者凡退。

★6回裏★
{経過}
Ⓟサンチェス、高橋は右中二⇒ビシエドを右飛⇒平田を空三振⇒京田を二ゴロ。
{考察}
先頭の高橋に甘く入ったスライダーを捉えられ、無死二塁のピンチを招いたサンチェスだったが、後続の主軸打者に対してコーナーをキッチリと攻めて無失点で切り抜ける。



☆7回表☆
{経過}
Ⓟ大野、吉川は一ゴロ⇒サンチェスは左飛⇒梶谷は見三振。
{考察}
すっかり自分のペースを取り戻した大野に対して巨人打線は沈黙。

★7回裏★
{経過}
Ⓟサンチェス、木下は中安⇒根尾は犠打ファールの後に遊ゴロ⇒バッテリーミスで一塁走者が二進⇒代打福留を一ゴロ⇒大島を中飛。
{考察}
この回のサンチェスは勝負球がやや甘めに入ってしまったが、何とかギリギリのところで踏ん張る。

☆8回表☆
{経過}
Ⓟ又吉、ウィーラーは右安、⇒代走増田大が二盗成功⇒坂本は右適二(得点1)G3-D2⇒岡本は見三振⇒丸は一ゴロ⇒代打亀井は空三振。
{考察}
巨人打線は先頭のウィーラーがヒットで出塁するとすかさず代走増田が二盗を決めてチャンスを拡げ、坂本のタイムリーで勝ち越す。
しかし、続く無死二塁のチャンスでは又吉のベストピッチ(岡本も進塁打の意識が高かったが封じられた)が続いて追加点は阻まれた。

★8回裏★
{経過}
Ⓟ大竹、阿部を中飛⇒高橋は中安、代走高松⇒ビシエドは左安⇒平田は左適安(失点1)、G3-D3、Ⓟ高梨、京田は遊安⇒木下は左飛、三塁走者が本塁憤死(増田大の好返球)
{考察}
大竹のシュートはキレが無かった。
右打者の内角低めのシュートを芯で捉えられていたので非常に苦しかった。
同点に追いつかれた後に登場した高梨も、不運なヒットも出て逆転まで覚悟したが、何とかギリギリ踏ん張った。

☆9回表☆
{経過}
Ⓟ祖父江、大城は二飛⇒吉川は遊ゴロ⇒北村は二安、代走重信⇒梶谷は二ゴロ。
{考察}
二死から北村が塁に出るが、梶谷が倒れて無得点、これで巨人の勝ちは無くなった。

★9回裏★
{経過}
Ⓟ中川、根尾を空三振⇒三ツ俣を見三振⇒大島は三ゴロ。
{考察}
今日の中川のストレートは球威、制球ともに抜群だった。
スライダーはやや甘くなっていたが、危なげなく三者凡退で退けて引き分けに終わった。
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【選手雑感】
☆ウィーラー☆
今シーズンの彼のバッティングはロングヒットの期待度は落ちるが、繋ぎのバッティング(センターからライト方向への意識)を徹底している。
バッティングの形は、ステップする左足がすり足で、体の上下動が殆どないのでボールを捉える確率は高い(三振は少なくなる)
恐らく原監督は、このモデルチェンジしたウィーラーのバッティングの長所を生かす意味での二番抜擢だと見る。
但し、今はそれなりに(浅め)テイクバックが取れているので良い結果が出ているが、これからヒットが出なくなって結果を欲しがると、今の形はテイクバックする前にグリップが体から早く離れボールを追っかけやすくなる危険性が高いので、そこは注意して欲しい。

☆岡本和真☆
この試合、攻守で集中力を欠くプレーが散見した。
バッティングも最後まで狙い球を絞り切れず、中途半端なスイングが多かったし、守備でも失点に繋がったフィルダースチョイスは猛省する必要がある。
あの場面は事前にセカンドの吉川の守備位置をしっかり把握していれば、セカンド送球を選択しないだろうし、しっかり足を使って一塁に送球していたと思う(恐らくギリギリのアウトに出来た)
まあ、彼の事だから、明日の試合は絶対にやり返そうと心に誓っているだろう。

☆サンチェス☆
140キロ戦後の曲がりが小さいカットボールと140キロ後半のツーシームを低めに集める投球は素晴らしいが、彼の場合は突然制球を乱すケースが少なくないので、なかなかベンチも安心出来ない。
この試合の主審のストライクゾーンがワイドだったので、ボール先行のケースは多くならなかったが、簡単にカウント2-0(2ボール)を作ってしまう傾向があるので、そこを修正出来れば最低でも二桁勝利は固いと思う。
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【総評】
今日の主審はかなりワイドな判定で、特に低めのボールを甘めにストライク判定していたので、今日登板した多くの投手はその恩恵を受けていた。
逆に打者はかなり厳しい状況で打席に立たざるをえなかったので、僅差の勝負を早くから予見させる展開となっていた。
そんな中で残念だったのが巨人側にミス絡みの失点を重なったこと。
「またかよ。。」というような吉川のミスと、岡本の軽いプレー(野戦)はサンチェスにはホント気の毒だった。
相手が大野ということを考えると、この連続ミスによる「まさかの逆転劇」は、巨人側にとっては致命傷と言っても過言ではなかった筈で、そいういう意味では直後に生まれた中島の一発はこの試合の中では最も重要な一打だったかもしれない。
そして終盤、両軍ともに試合を決めるチャンスが生まれたが「二の矢、三の矢」を放つことが出来ず、痛み分けで終える事となった。
両チームにとって「勝てた試合」とも言えるし「負けなかった試合」とも言えるので、消化不良という言葉が適切なのかもしれない。
まあ。。。個人的には大野を相手に負けなくて良かったという気持ちの方が強いかな?
どちらにしても書き手の感想としては、イマイチ盛り上がりに欠ける「しょっぱい試合」ではあったが。。 苦笑

以上 敬称略
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