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中日ドラゴンズvs読売ジャイアンツ 9回戦 観戦レポート 2021.5.21

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中日ドラゴンズvs読売ジャイアンツ 9回戦 観戦レポート 2021.5.21

【試合結果】
巨人 000 010 000 1
中日 000 000 100 1
——————————–
中日Ⓟ大野、又吉、R.マルティネス=木下
巨人Ⓟ畠、高梨、鍵谷、中川、デラロサ、大江、桜井=炭谷、岸田
——————————–
{勝}
{敗}
{S}
——————————–
{本}廣岡2号(以上巨人)



【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ大野、梶谷は見三振⇒ウィーラーは空三振⇒丸は見三振。
{考察}
故障明けの大野の立ち上がりを攻めたい巨人打線だったが、各打者粘りは見せたが三者連続三振に封じられる。
大野はストレートに球威を感じる。

★1回裏★
{経過}
Ⓟ畠、大島を空三振⇒京田を二ゴロ⇒福田は右二(テキサス性の打球)⇒ビシエドを二ゴロ。
{考察}
立ち上がりの畠は二死からアンラッキーな二塁打を許すが、ビシエドをキッチリと討ち取って無失点で終える。
畠も上々のデキで、特にストレート、カットボールの制球が良い。

☆2回表☆
{経過}
Ⓟ大野、岡本は遊ゴロ⇒スモークは四球⇒廣岡は二併打。
{考察}
一死からスモークが四球で塁に出るが、廣岡が併殺打に倒れて無得点。

★2回裏★
{経過}
Ⓟ畠、高橋は四球⇒木下を空三振⇒阿部を遊併打。
{考察}
先頭の高橋に対しては勝負球が外れて四球を与えてしまうが、木下と阿部にはキッチリとコーナーに決めて討ち取る。

☆3回表☆
{経過}
Ⓟ大野、吉川は一ゴロ⇒炭谷は投ゴロ⇒畠は空三振。
{考察}
下位打線から始まったこの回は三者凡退で終える。

★3回裏★
{経過}
Ⓟ畠、井領を空三振⇒大野を空三振⇒大島を遊ゴロ。
{考察}
この回の畠は危なげなく三者凡退で終える。



☆4回表☆
{経過}
Ⓟ大野、梶谷は右飛⇒ウィーラーは三ゴロ⇒丸は中飛。
{考察}
1番から始まった攻撃だったが、アッサリと三者凡退に終わる。

★4回裏★
{経過}
Ⓟ畠、京田を遊ゴロ⇒福田を遊ゴロ⇒ビシエドは左安⇒高橋は中安⇒木下を空三振。
{考察}
畠は二死からビシエドと高橋に連続ヒットを打たれるが、木下を三振に討ち取ってピンチを凌ぐ。

☆5回表☆
{経過}
Ⓟ大野、岡本は右飛⇒スモークは右飛⇒廣岡は左中本(得点1)、G1-D0⇒吉川は右越二⇒炭谷は申告敬遠⇒畠は空三振。
{考察}
二死から「意外性の男」廣岡が豪快な一発を放つ。
続く吉川も二塁打を放ち、炭谷の申告敬遠で二死一二塁のチャンスを作るが畠は三振。
しかし、次の攻撃は1番からとなる。

★5回裏★
{経過}
Ⓟ畠、阿部は右安⇒井領を左飛⇒大野は投犠打⇒大島を四球⇒京田は二安⇒福田を空三振。
{考察}
京田の内野安打はスモークの判断ミスで、吉川の守備位置を確認していれば打球を追わなくて良かった。
畠はこのミスが絡んで二死満塁のピンチを背負うが、福田をベストピッチで三振に討ち取る。

☆6回表☆
{経過}
Ⓟ大野、梶谷は右安⇒ウィーラーは三ゴロ(一塁走者は二進)⇒丸は遊飛⇒バッテリーエラーで三進⇒岡本は投飛。
{考察}
先頭の梶谷が出塁するが、後続でチャンスを拡げられず無得点。

★6回裏★
{経過}
Ⓟ畠、ビシエドを三ゴロ⇒高橋を四球⇒木下を一邪飛⇒阿部
{考察}
この回はややボールが抜け始めてきたが、相手の打ち損じにも助けられて無失点で終える。
ここまで畠の球数は97球。



☆7回表☆
{経過}
Ⓟ大野、スモークは一ゴロ⇒廣岡は見三振⇒吉川は三直。
{考察}
追加点が欲しい巨人打線だが、大野のナイスピッチングで封じられる。
ここまで大野の球数は99球。

★7回裏★
{経過}
Ⓟ畠、井領を空三振⇒代打根尾は右線二⇒ウィーラーは左三(ウィーラーが捕球出来ず、失点1)、G1-D1、投手交代、Ⓟ高梨、京田を空三振、投手交代、Ⓟ鍵谷
{考察}
畠は少しずつボールにキレが無くなっていた。
一死から根尾に二塁打を許し、続く大島のレフト線への左飛をウィーラーが落球して同点に追いつかれる(記録は三塁打)
しかし、更なるピンチは二番手の高梨と三番手の鍵谷が討ち取って切り抜ける。

☆8回表☆
{経過}
Ⓟ又吉、代打若林は中飛⇒代打重信は一ゴロ⇒梶谷は中安⇒ウィーラーは中飛。
{考察}
二死から梶谷がヒットで塁に出るが、ウィーラーの打球はもうひと伸びがなかった。

★8回裏★
{経過}
Ⓟ中川、ビシエドを空三振⇒高橋を二ゴロ⇒木下は見三振。
{考察}
四番手の中川はビシエドと高橋には甘いボールもあったが、木下には完璧な投球で三振を奪う。

☆9回表☆
{経過}
ⓅR.マルティネス、丸は空三振⇒岡本は空三振⇒中島は三ゴロ。
{考察}
抑えのマルティネスに対して巨人のクリーンナップは完璧に封じられ、巨人の勝ちは無くなった。

★9回裏★
{経過}
Ⓟデラロサ、阿部は中安⇒代打三ツ俣は投犠打、投手交代、Ⓟ大江、根尾を中飛⇒大島を申告敬遠⇒代打福留は四球、投手交代、Ⓟ桜井、福田を左飛、試合終了。
{考察}
デラロサは先頭の阿部にヒットを許し、三ツ俣に犠打を決められ、あっと言う間にサヨナラのピンチを背負ってしまう。
しかし、何とここで原監督は再び一人必殺の継投に打って出る。
大江は根尾を討ち取るが、大島を申告敬遠、続く福留を歩かせてしまい、二死満塁の絶体絶命のピンチを招いてしまう。
そして締めで登場した桜井も決して良い投球内容とは思えなかったが、最後はド真ん中のスライダーを福田がミスショットして試合終了。



【選手雑感】
☆畠世周☆
今日は球威やボールのキレ云々よりも、制球が非常に良かった。
二死から連打を浴びてピンチを背負う場面も、ボールが低めに集まっていたので、いつも以上の安心感はあった。
しかし、6回頃から抜け球が多くなり、7回に味方の拙守もあって追いつかれてしまった。
それにしても、相手が沢村賞投手の大野で、1失点でも致命傷になりかねない中、先取点を許さず、ゲームをしっかり作ったことは大いに評価したい。

☆デラロサ☆
監督は悩んだ様子もなく、スパッと交代を告げたので、最初から復帰初登板では守護神としての起用を想定していなかった可能性が強い。
恐らく、慣らし運転という意味合いが強かったということだろう(それにしては緊迫した場面での起用だったが、それだけ巨人のリリーフ陣がカツカツということだろ)
状態をじっくり観察して、本コラムで論評しようと思っていたが、打者二人だけだったので、見極める前にマウンドを降りてしまった。
阿部に対して投じた3球はいずれもスライダーだったが、最後のスライダーが甘くなってしまった。
体つきを見ると離脱前と比べて大きな変化は感じないので、これから少しずつ調子を上げて欲しい。



【総評】
巨人リリーフ陣の現状を考えると、いくら貧打の中日打線とはいえ、1点を守り抜けるとは思わなかった。
まあ、ウィーラーのミスが無ければ。。。と思わなくもないが、個人的にはあれが有ろうと無かろうと「1点で逃げ切れる」とはとても思えなかった。
中日の7回裏の同点後の攻撃、そして9回裏の攻撃も、同点になっていなかったら代打の順番も大きく変わっていただろうし、巨人側の継投策もまた違うパターンになっていた可能性が高いので何とも言えない。
まあ、試合の評価や見方は人によって違うので「勝てた試合」と考えるファンも多いとは思うが、筆者は「引き分けで良かった」という考えなので、今回はそれほど批判的な論評はしない。
ぶっちゃけ、状態の良い岡本が大野のストレートに完全に押し込まれていたので、1点奪うことさえ難しいと思っていた(大野に相性が良い坂本の不在が痛い)し、廣岡のラッキーパンチ(失礼)はまさに「棚からぼた餅」だった。
しかし、この1点を守り抜くには畠が絶好調のまま最後まで投げ抜くか、もしくは畠が8回を投げ切って最終回を中川で逃げ切る形でないと難しいという見立てだったので、6回の途中から畠の状態が怪しくなった時点で、巨人の勝利はかなり危ういと思っていた。
それにしても。。。9回裏2アウト満塁の場面で、桜井が投じたド真ん中のスライダーを福田がミスショットしてホント。。。助かった。
スライダーが抜けて真ん中に入った瞬間、筆者の寿命は間違いなく半年縮まった。。。苦笑

以上 敬称略
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