中日ドラゴンズvs読売ジャイアンツ 11回戦 観戦レポート 2021.5.23
【試合結果】
巨人 001 000 000 1
中日 030 000 01× 4
——————————–
中日Ⓟ福谷、福、谷元、R.マルティネス=桂、木下
巨人Ⓟ今村、桜井、戸根、大江、沼田=炭谷、大城
——————————–
{勝}福谷2勝4敗
{敗}今村2勝2敗
{S}R.マルティネス(0勝1敗6S)
——————————–
{本}ビシエド6号(以上中日)
【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ福谷、梶谷は空三振⇒ウィーラーは見三振⇒吉川は空三振。
{考察}
初回の巨人は三者連続三振。
ウィーラーはインハイの見せ球がこの後の打席でどのような影響を及ぼすか?
福谷はストレートの走り、スライダー系、落ちるボール系の制球・キレともに良さそう。
★1回裏★
{経過}
Ⓟ今村、大島を左飛⇒三ツ俣を右飛⇒福田を中飛。
{考察}
立ち上がりの今村は全体的にボールが低めに集まっていたがボールのキレはイマイチ。
☆2回表☆
{経過}
Ⓟ福田、岡本は四球⇒スモークは空三振⇒エンドランで空振りして二盗失敗⇒丸は四球⇒廣岡は遊飛。
{考察}
先頭の岡本が四球で出塁するが、ややチグハグな攻撃でチャンスの芽を潰してしまう。
★2回裏★
{経過}
Ⓟ今村、ビシエドは右本(失点1)、D1-G0⇒高橋は左線二⇒阿部を四球⇒根尾は中適安(失点1)、D2-G0、投手交代、Ⓟ桜井、桂を三併打⇒福谷は中適安(失点1)、D3-G0⇒大島を二ゴロ。
{考察}
今村は先頭のビシエドに一発を浴びて動揺してしまう。
続く高橋にも低めのストレートを捉えられ、阿部に対しては制球を大きく乱して四球を与え、根尾には勝負球のフォークを捉えられる。
ここで巨人ベンチは早々に今村を諦め、二番手で桜井を投入。
その桜井は桂を併殺打に討ち取るが、投手の福谷にタイムリーを打たれ、痛い追加点を奪われてしまう。
☆3回表☆
{経過}
Ⓟ福谷、代打大城は右中二⇒若林は四球⇒梶谷は一ゴロ(進塁打)⇒ウィーラーは右適安(得点1)、D3-G1⇒吉川は空三振⇒岡本は右飛。
{考察}
福田は3点を貰ってホッとした訳でもないと思うが、急にボールが高めに浮き始める。
巨人は一死二三塁のチャンスを作り、ウィーラーがタイムリーを放つ。
しかし、更なる得点チャンスは吉川と岡本が倒れて奪えなかった。
特に一死一三塁、三振だけは避けたい場面で、吉川がアッサリ三振したのは非常に痛かった。
★3回裏★
{経過}
Ⓟ桜井、三ツ俣は空三振⇒福田は中越二⇒ビシエドは右飛(二塁走者は三進、このプレーで梶谷が負傷交代)⇒高橋を敬遠気味の四球⇒阿部を三ゴロ。
{考察}
桜井は一死二塁のピンチを招いたが、後続を何とか抑えて無失点で切り抜ける。
尚、ビシエドの詰まった打球を処理した梶谷が、このプレーの最中に太もも裏?を痛めてベンチに退く。
☆4回表☆
{経過}
Ⓟ福谷、スモークは右安⇒丸は投ゴロ(一塁走者は二進)⇒代打亀井は空三振⇒大城は空三振。
{考察}
先頭のスモークがヒットで出塁し、その後一死二塁のチャンスを作るが後続が倒れて無得点。
★4回裏★
{経過}
Ⓟ戸根、根尾を空三振⇒桂を空三振⇒福田を空三振。
{考察}
三番手の戸根は下位打線を三者三振で退ける。
☆5回表☆
{経過}
Ⓟ福谷、若林は遊ゴロ⇒重信は一ゴロ⇒ウィーラーは中飛。
{考察}
何とか追いつきたい巨人打線だが、この回は三者凡退で攻撃を終えてしまう。
★5回裏★
{経過}
Ⓟ戸根、大島を三ゴロ⇒三ツ俣を四球⇒福田を空三振⇒ビシエドは中安⇒高橋は右安⇒阿部を空三振。
{考察}
戸根は二死満塁のピンチを招いてしまうが、何とか阿部を三振に討ち取って凌ぎ切る。
☆6回表☆
{経過}
Ⓟ福谷、吉川は空三振⇒岡本は二ゴロ⇒スモークは二ゴロ。
{考察}
クリーンナップからの攻撃で期待されたが、アッサリと三者凡退。
★6回裏★
{経過}
Ⓟ大江、根尾は二ゴロ⇒桂を三ゴロ⇒代打木下を空三振。
{考察}
四番手の大江も下位打線を三人で片づける。
☆7回表☆
{経過}
Ⓟ福、丸は見三振⇒代打中島は右安⇒大城は遊直、投手交代、Ⓟ谷元、若林は右線二⇒重信は左飛。
{考察}
この回は二死二三塁のチャンスを作るが、重信が倒れて無得点。
中日のリリーフ投手の顔ぶれを見ると、同点に追いつくにはこれが実質的にラストチャンスだったかもしれない。
★7回裏★
{経過}
Ⓟ沼田、大島は右安⇒三ツ俣は投犠打⇒福田は左飛⇒ビシエドは中越適二(失点1)、D4-G1⇒高橋を申告敬遠⇒阿部は空三振。
{考察}
久しぶりの一軍登板の沼田だったが、まだまだ荷が重い印象は拭えない。
大島にはストレートを捉えられ、ビシエドにはスライダーを連投して長打を浴びてしまった。
☆8回表☆
{経過}
Ⓟ又吉、ウィーラーは死球⇒吉川は二併打⇒岡本は三ゴロ。
{考察}
先頭のウィーラーが死球で出塁するが、吉川の併殺打でチャンスの芽を潰してしまう。
★8回裏★
{経過}
Ⓟビエイラ、根尾を右飛⇒滝野を二直⇒木下を左飛。
{考察}
五番手のビエイラは下位打線を三人で片づける。
☆9回表☆
{経過}
ⓅR.マルティネス、スモークは見三振⇒丸は空三振⇒代打松原は投ゴロ、試合終了。
{考察}
抑えのマルティネスに対して成す術無く三者凡退で試合終了。
——————————–
【勝負を分けたポイント】
3回表、ウィーラーがタイムリーヒットを放った後、尚も一死一三塁の状況で吉川がアッサリ三振した場面が非常に痛かった。
ここで更に1点返せていれば、福谷にもっとプレッシャーを与えられていただけに、この三振で巨人サイドへ傾きかけた流れは止まってしまった。
【選手雑感】
☆沼田翔平☆
ストレートに関しては、去年の同時期と比べるとスピードガンの表示は5キロほど上がっているが、この程度のスピード感ではコーナーを制球力を身に着けないと一軍レベルでは通用しない。
又、詳しく触れる事は避けるが、打者目線ではスライダーを投げる時に「スライダーを投げますよ」と感じる投げ方になっているので、各チームの主軸クラス相手ではまだまだ厳しい。
☆丸佳浩☆
昨日の左中間へのHRで良化することを期待していたが、まだまだ調子は良くない。
何度も同じことを指摘しているが、振り出すときに右ひざが早く割れてしまうので、右肩の壁が早く壊れてしまう。
こうなるとボールの見極めにも狂いが生じて見逃し三振も多くなってしまう。
又、その影響で踵体重になっているので、外寄りのボールが遠く感じ、ストレート系には差し込まれやすくなっている。
この状態では、仮にヒットやホームランが出ても「ラッキーパンチ」にしか見えない。
まだまだ時間がかかりそうだ。。。
【総評】
この試合の原采配については色々ツッコミどころはあるが、まあ致し方がないかなぁ。。と。。
それよりも、このコラムを仕上げている時点では梶谷の怪我の具合は分らないが、仮に長期離脱となると非常に痛い。
まあ、歩けていたので重度の肉離れではないと思うが。。。。
これでひとまずリーグ戦を中断し、火曜日から交流戦が始まるが、当たっている梶谷まで離脱するとなると得点力の大幅低下は避けられそうにない。
恐らく代役は松原か重信あたりになると思うが、ここはレギュラーを奪い取るくらいの姿勢でプレーして欲しい。
梶谷が復帰した時に、不調の丸のポジションを脅かすくらいの活躍を期待したい。
そうなれば丸にも好影響を与える筈。。。
さあ!!今こそ全員野球で頑張って欲しい。。。
「えっ?投手陣について??」
そこははノーコメントで。。。苦笑
以上 敬称略
超激辛NPBコラムはTwitterでも活動しています。(超激辛NPBコラムTwitterはこちらをクリック)
Twitterではblogで書ききれなかった事や、ファームの試合雑感、G以外他チームの試合雑感、注目選手の評価、ブログ更新情報など、様々な発信をしております。
又、ブログについての感想やご意見もこちらで受け付けております。
このブログを読んで気に入った方は是非ともフォローしてください。
尚、フォローバックにつきましては、基本的にコメントのやり取りをした方に対してのみ行いますのでご了承ください。(超激辛NPBコラムTwitterはこちらをクリック)
いつも応援有り難うございます!
あなたからの清き一票がブログを更新する原動力となりますので、是非、上記バナーをクリックして応援をお願い致します!