オリックスバファローズvs読売ジャイアンツ 2回戦 観戦レポート 2021.6.9
【試合結果】
巨人 000 000 100 1
オリ 100 100 10X 3
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オリⓅ宮城、ヒギンズ、平野=伏見
巨人Ⓟサンチェス、高梨、田中豊=炭谷、大城
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{勝}宮城6勝1敗
{敗}サンチェス4勝4敗
{S}平野佳1敗4S
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{本}岡本16号(以上巨人)、宗5号(以上オリックス)
【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ宮城、石川は中飛⇒ウィーラーは空三振⇒吉川は投ゴロ。
{考察}
宮城の立ち上がりを攻めたい巨人打線だったが、あっけなく三者凡退で終えてしまう。
★1回裏★
{経過}
Ⓟサンチェス、福田を左飛⇒宗は右本⇒吉田は左安⇒T-岡田は四球⇒安達は遊ゴロ(併殺取れず)⇒モヤは二ゴロ。
{考察}
一死から宗に一発を浴びてしまう。
しかし、その後の一死一二塁のピンチは何とか切り抜ける。
☆2回表☆
{経過}
Ⓟ宮城、岡本は空三振⇒スモークは空三振⇒中島は右飛。
{考察}
この回も主力から快音が聞かれず三者凡退。
★2回裏★
{経過}
Ⓟサンチェス、杉本を空三振⇒伏見を二ゴロ⇒大城を二ゴロ。
{考察}
この回はテンポ良く三者凡退で終える。
☆3回表☆
{経過}
Ⓟ宮城、若林は見三振⇒廣岡も見三振⇒炭谷も見三振。
{考察}
この回は三者連続の見送り三振となってしまう。
ここまで宮城の投球に手も足も出ない巨人打線。
★3回裏★
{経過}
Ⓟサンチェス、福田は中安⇒宗は左飛⇒吉田は中飛⇒T-岡田を中飛。
{考察}
先頭の福田にヒットを打たれるが、後続がアッサリとフライを打ち上げてくれて何とか凌ぐ。
☆4回表☆
{経過}
Ⓟ宮城、石川は三ゴロ⇒ウィーラーは右飛⇒吉川は四球⇒岡本は空三振。
{考察}
二死から吉川が四球で初めて出塁するが、岡本が倒れて無得点。
★4回裏★
{経過}
Ⓟサンチェス、安達は二ゴロ(吉川の好プレー)⇒モヤを中飛⇒杉本は左線二⇒伏見は中適安(失点1)、G0-B2⇒大城を左飛。
{考察}
二死から杉本に二塁打を打たれ、伏見には甘くなったフォークをセンター前に運ばれてしまう。
一塁が空いている状況、昨日も痛いタイムリーを浴びた伏見に対して、あまりにも無造作な投球だった。
☆5回表☆
{経過}
Ⓟ宮城、スモークは空三振⇒中島は中飛⇒若林は空三振。
{考察}
この回、初めて中島が捉えた打球を飛ばしたが、三者凡退で終えてしまう。
★5回裏★
{経過}
Ⓟサンチェス、福田は右安⇒ボークで二塁走者が三進⇒宗は捕犠打⇒吉田は左飛⇒T-岡田は中飛。
{考察}
一死三塁のピンチを招いたが、ここは相手の打ち損じにも助けられ、何とか追加点は許さなかった。
☆6回表☆
{経過}
Ⓟ宮城、廣岡は中飛⇒炭谷は見三振⇒石川は空三振。
{考察}
この回もあえなく三者凡退で封じられ、ここまでノーヒットに抑えられてしまう。
★6回裏★
{経過}
Ⓟサンチェス、安達を空三振⇒モヤは右安⇒杉本は中安⇒伏見は四球⇒大城を空三振⇒福田を遊飛。
{考察}
一死満塁のピンチを招き、ここでの失点は致命傷になりかねなかったが、何とか無失点で切り抜ける。
これで試合の流れが変わるか?
☆7回表☆
{経過}
Ⓟ宮城、ウィーラーは見三振⇒吉川は空三振⇒岡本は左本(得点1)、G1-B2⇒スモークは遊ゴロ。
{考察}
二死から岡本が内角ストレートをレフトスタンド最上段に叩き込む。
これがチーム初ヒットだった。
★7回裏★
{経過}
Ⓟサンチェス、宗は遊ゴロ(廣岡好プレー)⇒吉田を四球⇒T-岡田は左飛⇒安達は中安(一塁走者は三進)、投手交代Ⓟ高梨、代打ジョーンズは左適安(失点1)、G1-B3、投手交代Ⓟ田中豊、杉本は中飛。
{考察}
サンチェスは何とか粘っていたが、この回は明らかにストレートの球威が落ち、全体的に逆球の割合が多くなっていた。
そして二死一三塁のピンチを招いたところで二番手の高梨にスイッチする。
しかし、その高梨は代打ジョーンズに痛いタイムリーを浴びてしまう。
☆8回表☆
{経過}
Ⓟヒギンズ、中島は中飛⇒松原は中安⇒代打亀井は二邪飛⇒代打大城は右安(一塁走者は三進)⇒代打香月は空三振。
{考察}
二死一三塁のチャンスを作るが、香月が倒れて無得点。
★8回裏★
{経過}
Ⓟ田中、伏見を中飛⇒大城も中飛⇒福田を中飛。
{考察}
いずれも芯近くで捉えられたが、何とか中飛3本で凌ぐ。
☆9回表☆
{経過}
Ⓟ平野、ウィーラーは左飛⇒吉川は左飛⇒岡本は遊ゴロ。
{考察}
抑えの平野に対して三者凡退、試合終了。
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【勝負を分けたポイント】
7回裏、ジョーンズにタイムリーを許した場面が非常に痛かった。
カウントが3-1のバッティングカウントになり、炭谷は内角ストレートを要求したが、それが甘くなってしまった。
ジョーンズの立場からすれば、殆ど対戦成績が無い投手なので、あのカウントなら間違いなくストレート系を狙っていた筈で、そこにお誂え向きの絶好球が来たという打席だった。
個人的には、次の1点が勝敗を決めると見ていたので、満塁やむなしの配球(変化球を選択)をしても良かったと思うが。。。。
【選手雑感】
☆サンチェス☆
7回途中で自責点3
数字だけ見れば合格点だが、投球内容は決して数字ほどの安定感はなかった。
勝負球のフォークが落ちている時は安心できるが、10球投げたら半分近く高めに浮くボールなので、信用出来るボールとは言えない。
しかし、このボールを使っていかないと打者を抑えられないので、炭谷も腹を決めてサインを出していたと思う。
☆岡本和真☆
一発を放った打席は、カウントが追い込まれた状況だったが、内角ストレートに大ヤマを張っていた可能性が高い。
二死で走者なし、4番としては一発を狙っても良い状況だった。
技術的にはやや右足を引きながら、内角を捌く為の「間」を作り、無駄な力みが無く非常にコンパクトなスイングだった。
久しぶりにバットのヘッドがスパッと抜けた見事なバッティングだった。
【総評】
試合前の段階で、宮城がよほど調子落ちしていない限り勝つ確率は低いと思っていた。
サンチェス以下の巨人投手陣が最少失点で抑えるとは思えなかったし、現状の巨人打線は全体的に下降線に入り、その中でも明らかに上昇傾向にあるのは左の松原、亀井くらいだったので、その両者がスタメンから外れているこの打線では厳しいと言わざるを得なかった。
しかも、その宮城が絶好調と言っても良い内容だったので、岡本が一発を打つのがやっとという結果になってしまった。
それでも、オリックスは相変わらず拙攻を重ねていたので、1点差で宮城がマウンドを降りた時は「チャンスか!」と個人的に色めき立ったが、直後の失点でその感情も直ぐに消えてしまった。
まあ、ここまで主力不在の状況を、岡本、ウィーラー、スモークを軸として、何とか日替わりヒーローで「ごまかしてきた」打線だったが、交流戦が進むにつれて遂に「貧弱さ」が露呈してしまっている。
本音を言えば喉から手が出るほど「主力の早期復帰」を望んでいるが、twitterでも発信したが、個人的には坂本、梶谷、丸の三人を同時に一軍に上げる方が良いと思う。
原監督は坂本の次カード(ロッテ戦)での復帰を示唆しているようだが、ここはグッと我慢して今少し調整の時間を与え、リーグ戦再開と同時に三人一緒に上げてはどうだろうか?
その方が、チーム内外に向けて反撃の狼煙を上げることが出来るし、チームとして「ここから再スタートする」という明確なメッセージになり、沈みがちなチームのムードを大きく変えるキッカケになると思う。
ホント。。。阪神に再び離されかけてる状況でホント苦しいが。。ここは我慢しかない。
う~~ん。。そんなことを言いつつ。。。やっぱり一刻も早くキャプテンだけでも復帰して欲しいかなぁ。。苦笑
以上 敬称略
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