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阪神タイガースvs読売ジャイアンツ 14回戦 観戦レポート 2021.7.10

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阪神タイガースvs読売ジャイアンツ 14回戦 観戦レポート 2021.7.10

【試合結果】
巨人 401 110 100 8
阪神 000 001 000 1
——————————–
阪神Ⓟ伊藤将、石井大、斎藤、岩田稔=梅野。原口
巨人Ⓟメルセデス。鍵谷、高梨=大城、小林
——————————–
{勝}メルセデス 5勝1敗
{敗}伊藤将 5勝5敗
{S}
——————————–
{本}ウィーラー10号、坂本11号、岡本26号(以上巨人)、サンズ16号(以上阪神)



【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ伊藤将、松原は四球⇒坂本は左線二⇒丸は四球⇒岡本は空三振⇒ウィーラーは右適安(得点1)⇒梶谷は死球(押し出し、得点1)⇒北村は二ゴロ(得点1)⇒北村が二盗成功(ショートが捕球出来ず、得点1)⇒大城は四球⇒メルセデスは二ゴロ。
{考察}
無死満塁で岡本の三振で嫌なムードになったが、ウィーラーがそれをカバーしてくれた。
そして梶谷の死球で2点目を奪い、北村のボテボテ二ゴロで3点目、更に相手のミス絡みで大きな4点目を上げる。
尚、手の甲への死球でベンチに退いた梶谷は亀井と交代する。

★1回裏★
{経過}
Ⓟメルセデス、近本を三ゴロ⇒糸原を二ゴロ⇒マルテは四球⇒大山を右飛。
{考察}
二死からマルテに四球を与えるが、大山を抑えて無失点。
いきなり4点の援護を貰ったメルセデスはハイテンポで危なげないピッチング。

☆2回表☆
{経過}
Ⓟ伊藤、松原は三ゴロ⇒坂本は遊ゴロ⇒丸は右安⇒岡本は中飛。
{考察}
早くも二廻り目のこの回は三者凡退で攻撃を終える。

★2回裏★
{経過}
Ⓟメルセデス、サンズを遊ゴロ⇒佐藤を空三振⇒梅野は中安⇒中野は中安⇒伊藤は見三振。
{考察}
二死から連続ヒットを許すが、伊藤を三振に討ち取って無失点。
メルセデスの立ち上がりは、ストレートの走り、スライダー系のキレ、まずまずの状態。



☆3回表☆
{経過}
Ⓟ伊藤、ウィーラーは左本(得点1)、G5-T0⇒亀井は三ゴロ⇒北村は空三振⇒大城は一ゴロ。
{考察}
先頭のウィーラーが打った瞬間にそれと分かる一発を放ち、リードを4点に拡げる。
この追加点は大きい。
甘いカットボールを完璧なスイングで捉えた。

★3回裏★
{経過}
Ⓟメルセデス、近本を空三振⇒糸原は中安⇒マルテを右飛⇒糸原が二盗成功⇒大山を中飛。
{考察}
ヒットと盗塁で二死二塁のピンチを背負うが、大山を討ち取って無失点。

☆4回表☆
{経過}
Ⓟ伊藤、メルセデスは空三振⇒松原は左飛⇒坂本は左中本(得点1)、G6-T0⇒丸は二ゴロ。
{考察}
二死から坂本が完璧なスイングで一発を放ち、リードを6点に拡げる。
やや低めのカットボールをキッチリ捉えた。

★4回裏★
{経過}
Ⓟメルセデス、サンズを右飛⇒佐藤は右安⇒梅野を見三振⇒中野を投直(メルセデス好プレー)
{考察}
一死から佐藤にヒットを許すが、後続をねじ伏せて無失点。



☆5回表☆
{経過}
Ⓟ石井大、岡本は左本(得点1)、G7-T0⇒ウィーラーは空三振⇒亀井は左飛⇒北村は空三振。
{考察}
先頭の岡本が甘いストレートを仕留めて7点目を奪う。
バッティングカウントで外寄りの甘いストレートを仕留める。

★5回裏★
{経過}
Ⓟメルセデス、代打北條を一飛⇒近本を遊ゴロ⇒糸原を遊ゴロ。
{考察}
相変わらずハイテンポなメルセデスは危なげなく三者凡退。

☆6回表☆
{経過}
Ⓟ斎藤、大城は投ゴロ⇒メルセデスは見三振⇒松原は空三振。
{考察}
下位打線から始まった攻撃は三者凡退。

★6回裏★
{経過}
Ⓟメルセデス、マルテは右安⇒大山は三ゴロ併殺⇒サンズは左本(失点1)、G7-T1⇒佐藤を一ゴロ。
{考察}
二死からサンズに一発を浴びて1点を返される。
フルカウントからややストライクを取りに行ったスライダーだった。



☆7回表☆
{経過}
Ⓟ斎藤、坂本は左安⇒丸は左安(一塁走者は三進)⇒岡本は中犠飛(得点1)、G8-T1⇒一塁走者の丸に代走重信⇒中島は四球⇒亀井は二ゴロ(セカンド北條のミスで併殺ならず)⇒北村は二ゴロ。
{考察}
サカマルコンビで無死一三塁のチャンスを作り、岡本がキッチリと犠牲フライを放つ。

★7回裏★
{経過}
Ⓟメルセデス、梅野を見三振⇒中野を遊ゴロ⇒北條を二飛。
{考察}
相変わらずメルセデスは安定感抜群の投球で隙を見せない。

☆8回表☆
{経過}
Ⓟ岩田、代打小林は遊ゴロ⇒メルセデスは見三振⇒松原は左安⇒廣岡は中飛。
{考察}
二死から松原がヒットを放つが廣岡が倒れて無得点。

★8回裏★
{経過}
Ⓟメルセデス、近本を左飛⇒原口を空三振⇒マルテを四球⇒大山は中安、ここで投手交代Ⓟ鍵谷、サンズを投ゴロ。
{考察}
二死一二塁の場面を迎えたところで巨人ベンチは鍵谷にスイッチし、サンズをインサイドのツーシームで詰まらせ無失点で終える。



☆9回表☆
{経過}
Ⓟ岩田、重信は二ゴロ⇒湯浅は中安⇒中島は空三振⇒亀井は中飛。
{考察}
一死から湯浅がヒットを放つが後続が倒れて無得点。

★9回裏★
{経過}
Ⓟ高梨、ロハスは右飛⇒坂本は左線二⇒中野は左飛⇒北條を遊ゴロ。
{考察}
三番手の高梨は一死から坂本に二塁打を浴びるが、後続をキッチリ抑えて試合終了。
——————————–

【勝負を分けたポイント】
1回表の一死満塁の場面で、ウィーラーの先制打が非常に大きかった。
その前の岡本がド直球で言うなら「無様な内容の三振」で嫌なムードになりかけただけに、彼のタイムリーは岡本を救い、チームを救った。
これで巨人側は前日の嫌な流れを断ち切ると共にプレッシャーが軽減され、逆に阪神側にミス(死球、エラー)が重なって初回に4点を奪う。



【選手雑感】
☆メルセデス☆
大量得点に守られて、ハイテンポなメルセデスのピッチングが見事にハマった。
それでも特別状態が良いとは思わなかったが、以前よりも平均点の投球レベルが上がっているので非常に安定感がある。
やはり軸となっているのはストレートで、今年はスピード感、球威ともに素晴らしい。
恐らく、去年、故障に苦しんだ時に徹底的に下半身と体幹を鍛え直したことが功を奏していると思われる。
これでシーズン5勝目となり、6月復帰後の投球内容はエースと言っても差し支えない抜群の安定感がある。

☆ウィーラー☆
今日のバッティングが非常に大事であることを前日のコラムで書いたが、最高の内容だった。
第一打席のタイムリーは内角寄りのストレートを右前にライナー性のヒットを放ち、第二打席の一発は甘くなったカットボールを一発で仕留めた。
いずれも捉えたポイントは少し前目で、良い時のウィーラーに戻っている。

☆松原聖弥☆
初回の四球は先頭打者として最高の仕事をした。
但し、ぶっちゃけてしまえば、この打席はカウント3-1から抜けたカットボール(ボール球)を振ってしまったので、ある意味結果オーライとも言えるが、最後のボールも同じカットボールの抜け球だったが今度は見逃せた。
やはり「不動の1番打者」として定着する為には、結果オーライではなく、あそこで抜けたボール球のスライダーを平然と見逃せるようになって欲しい。
既にチームにとっては攻走守で簡単に外せない選手になっているが、それが出来るようになれば原監督も彼を不動のレギュラーとして認めると思う。



【総評】
昨日の悔しい敗戦を受けて、今日の試合でキッチリとやり返した事は非常に価値がある。
今季、ここまでの対戦を見ていて、対広島、対中日で感じる苦手意識(重い空気)を少なくとも対阪神では感じないので、このまま離されなければ勝負の9月後半の直接対決で逆転出来ると監督は確信していると思う。
まあ、明日も打線と投手の相性やデキで勝敗はどうなるか分からないが、少なくとも今日勝ったことで、阪神に余裕を与える拙い展開は避ける事は出来た。
個人的には直接対決で3連勝すれば逆転出来るゲーム差(2.5)を維持していけば、当面は問題ないと見ている。
しかしながら、今日のゲームで梶谷がまた故障してしまったが、それでも軽度の骨折なら長いオリンピック中断期間があるので、少ない試合消化で復帰する可能性も十分に残されている。
何とか9月後半までにはケガ人や不調の選手(菅野、梶谷、吉川など)が全員復帰し、盤石な形で最後のガチンコ勝負(ヤクルトを含めて)に挑みたい。

以上 敬称略
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