広告

東京ヤクルトスワローズvs読売ジャイアンツ 13回戦 観戦レポート 2021.8.17

広告

東京ヤクルトスワローズvs読売ジャイアンツ 13回戦 観戦レポート 2021.8.17

【試合結果】
巨  人 000 002 010 3
ヤクルト 100 109 02X 13
——————————–
ヤクⓅ高橋⇒今野⇒大下⇒大西、中村、古賀
巨人Ⓟ髙橋⇒畠⇒今村⇒鍵谷⇒大江⇒桜井、大城、岸田
——————————–
{勝}今野 (4勝0敗0S)
{敗}今村 (3勝4敗0S)
{S}
——————————–
{本}丸 13号(6回表2ラン)、岡本和 29号(8回表ソロ)、村上 27号(4回裏ソロ)、山田 26号(6回裏ソロ)



【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ高橋、松原は二ゴロ⇒坂本は遊直⇒丸は四球⇒岡本は中飛。
{考察}
二死から丸が四球で出塁するが岡本が倒れて無得点。
ヤクルト先発の高橋の立ち上がりは特別良いという印象はなかったが、ストレートはまずまず走っていた。

★1回裏★
{経過}
Ⓟ髙橋、塩見は右線二⇒青木を遊ゴロ⇒山田は投ゴロ(二塁走者は三進)⇒バッテリーエラーで三塁走者が生還(失点1)、G0-S1⇒村上は二ゴロ。
{考察}
先頭の塩見に浮いたストレートをライトに運ばれるが、青木以降の打者に対しては低めにストレートとチェンジアップを集めていただけに、バッテリーエラーによる失点は勿体なかった。

☆2回表☆
{経過}
Ⓟ高橋、ウィーラーは左飛⇒大城は投ゴロ⇒中島は中安⇒吉川は投ゴロ。
{考察}
ウィーラーと大城はストレートでファールを打たされて、追い込まれるとカーブ・チェンジアップでタイミングを外されるパターンで抑えられていたが、二死から中島にストレートを弾き返されると、吉川に対してはやや変化球が多くなっていた。

★2回裏★
{経過}
Ⓟ髙橋、オスナは左安⇒中村は三飛⇒サンタナを空三振⇒元山は二安⇒高橋を二ゴロ。
{考察}
先頭のオスナには追い込んだ後のスクリューを拾われ、元山にもボテボテの内野安打、二死一二塁のピンチを招いてしまうが、高橋を討ち取って無失点で終える。



☆3回表☆
{経過}
Ⓟ高橋、髙橋は見三振⇒松原は四球⇒坂本も四球⇒丸は見三振⇒岡本は右飛。
{考察}
一死からの連続四球でチャンスを作るが、丸と岡本が倒れて無得点。
力投型の高橋はここまで球数が59球。

★3回裏★
{経過}
Ⓟ髙橋、塩見を四球⇒青木は一直併殺⇒山田を左飛。
{考察}
味方の攻撃がチャンスを逃した後で、嫌な流れのままでマウンドの登った髙橋は、先頭の塩見を四球に出してしまうが、青木をラッキーな一直の併殺に討ち取る。

☆4回表☆
{経過}
Ⓟ高橋、ウィーラーは遊ゴロ⇒大城は三飛⇒中島は左飛。
{考察}
そろそろ反撃したい巨人打線だが、この回は三者凡退で攻撃を終える。

★4回裏★
{経過}
Ⓟ髙橋、村上は中本(失点1)、G0-S2⇒オスナは左線二、投手交代Ⓟ畠、中村は一犠打失敗(北村の好プレー)⇒サンタナを空三振⇒吉川は二ゴロ。
{考察}
髙橋は先頭の村上に外甘のストレートをスタンドに運ばれ、オスナには内甘のストレートをこちらも完璧に捉えられてしまう。
ここで巨人ベンチは早めの継投で畠にスイッチする(一塁も中島から北村に交代)
中村は一塁前に犠打を敢行するが、ファーストの北村が見事なバント処理で三塁進塁を阻止する。
そして後続打者も畠がキッチリと討ち取り、更なる追加点は許さなかった。



☆5回表☆
{経過}
Ⓟ髙橋、吉川は二安(投ゴロを高橋が処理出来ず)⇒北村は二ゴロ併殺⇒松原は空三振。
{考察}
先頭の吉川が内野安打で出塁するが、北村が併殺打に倒れてチャンスを潰してしまう。

★5回裏★
{経過}
Ⓟ畠、高橋を投ゴロ⇒塩見を空三振⇒青木を二飛。
{考察}
畠は安定感抜群の投球で三者凡退に封じる。

☆6回表☆
{経過}
Ⓟ高橋、坂本は左越二⇒ボークで三進⇒丸は中本(得点2)、G2-S2、投手交代Ⓟ今野、岡本は空三振⇒ウィーラーは投襲安⇒大城は中安⇒代打亀井は二飛⇒吉川は中安(ショート後逸、二塁走者のウィーラーが本塁を狙うが、途中で足を滑らせ減速してしまい憤死)
{考察}
投球練習で足がつった髙橋の球威がやや落ちたストレートを坂本と丸が完璧に捉えて同点に追いつく。
更に一死一二塁の大チャンスを作るが、亀井が倒れ、吉川が中安を放つが本塁憤死。

★6回裏★
{経過}
Ⓟ今村、山田に左本(失点1)、G2-S3⇒村上は見三振⇒オスナは遊失(二進)、投手交代Ⓟ鍵谷、中村は中安⇒オスナは三失(岡本は上手く捕球したが送球が乱れる、失点1、二三塁)、G2-S4⇒元山は敬遠気味の四球、投手交代Ⓟ大江、代打川端は二野選(失点1)、G2-S5⇒塩見は押し出し四球(失点1)、G2-S6⇒青木は中適安(失点1)、G2-S7、投手交代Ⓟ桜井、山田を空三振⇒村上は左中適二(失点2)、G2-S9⇒オスナに左適安(失点2)、G2-S11⇒中村は二ゴロ。
{考察}
先頭の山田に一発を浴び、一死後のオスナの遊ゴロを坂本の送球エラーをキッカケに、試合の流れが一気にヤクルト側に傾く。
ここから巨人サイドの失策も重なり、ヤクルト打線につるべ打ちを喰らって9点の大量失点を奪われる。



☆7回表☆
{経過}
Ⓟ大下、北村は遊ゴロ⇒松原は中飛⇒坂本は空三振。
{考察}
意気消沈を隠せない巨人打線はアッサリと三者凡退で終わる。

★7回裏★
{経過}
Ⓟ桜井、山崎を左邪飛⇒元山h一ゴロ⇒渡邉は右飛。
{考察}
下位打線を三者凡退で封じる。

☆8回表☆
{経過}
Ⓟ大下、丸は中飛⇒岡本は中本(得点1)、G3-S11⇒ウィーラーは空三振⇒廣岡は一邪飛。
{考察}
一死から岡本が意地の一発を放つ。

★8回裏★
{経過}
Ⓟ桜井、塩見は中飛⇒坂口は四球⇒吉田大成は右安⇒村上は四球⇒オスナは中適安(失点1)、G3-S12⇒宮本は左犠飛(失点1)、G3-S13⇒山崎は遊飛。
{考察}
桜井は良いボールと悪いボールの落差が激しい。
特に坂口への四球は論外。



☆9回表☆
{経過}
Ⓟ大西、代打小林は中飛⇒吉川は中飛⇒北村は空三振。
{考察}
最後もあえなく三者凡退で終わってゲームセット。
——————————–

【勝負を分けたポイント】
6回表に同点に追いついたものの勝ち越せず、その裏に山田にいきなり勝ち越し弾を浴び、一死後にオスナの遊ゴロを坂本がエラーを犯し、ここで鍵谷にスイッチする。
個人的には山田に一発を打たれたが、今村の投球内容はそれほど悪いとは思わなかったし、右投手とは言え、鍵谷は球種が少なくボールが絞りやすいので、走者を得点圏に置いた状況では今村続投の方が妥当だったと思う。
やはりというか、危惧していたことが現実になり、中村とサンタナにキッチリと捉えられてしまう。
これで試合の流れは完全にヤクルト側に傾き、こうなると後続の投手は相手の勢いを止められない。
守備で更なるミスも重なってしまう完全に勝敗が決してしまう。



【選手雑感】
☆高橋優貴☆
立ち上がりから調子は良くも無く悪くも無くという印象だったが、序盤は相手の狙い球を上手く外して凌いでいた。
しかし、中盤にそれも頭打ちになって村上とオスナに連続長打を浴びてしまい交代を告げられる。
強力ヤクルト打線相手には、もう少しストレートが走っていないと厳しい。

☆丸佳浩☆
第一、第二打席はタイミングが合っていなかったが、第三打席でキッチリ合わせられるようになっていることが調子の良い証だろう。
バットの出方、スイング軌道が素晴らしい。

☆岡本和真☆
第三打席までは良いところがなかったが、第四打席の内容を見ると相変わらずバッティングの状態は良い。
まあ、今日は本人にとっても悔しい一日になったと思う。



【総評】
非常にグランドコンディションが悪い中、選手にとっては気の毒な状況で試合が行われ、両チームともに守備や走塁で大小様々なミスが生まれていた。
しかし6回裏、山田の一発をキッカケに、そこから巨人側にミスが重なって試合があっという間に決してしまった。
まあ、大江から桜井にスイッチする場面で、わざわざ原監督がマウンドに行くあたりに、監督自身にも大江に申し訳ない気持ち(この回の自身の継投ミスを悔いているかもしれない)や、解説の高木豊氏が指摘した通り、不甲斐ない内野陣への無言のカツを入れたということだろう。
これでヤクルト相手に三連敗、それも完膚なきまで叩きのめされる最悪の形での連敗。
今後に向けて非常に拙い状況になりつつあるので、明日の試合は是が非でもかたないといけない。
そして嫌な流れを早い段階で断ち切りたい。

以上 敬称略
超激辛ジャイアンツコラムはTwitterでも活動しています。(超激辛ジャイアンツコラムTwitterはこちらをクリック)
Twitterではblogで書ききれなかった事や、ファームの試合雑感、G以外他チームの試合雑感、注目選手の評価、ブログ更新情報など、様々な発信をしております。
又、ブログについての感想やご意見もこちらで受け付けております。
このブログを読んで気に入った方は是非ともフォローしてください。
尚、フォローバックにつきましては、基本的にコメントのやり取りをした方に対してのみ行いますのでご了承ください。(超激辛ジャイアンツコラムTwitterはこちらをクリック)
にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
いつも応援有り難うございます!
あなたからの清き一票がブログを更新する原動力となりますので、是非、上記バナーをクリックして応援をお願い致します!