読売ジャイアンツvs横浜DeNAベイスターズ 13回戦 観戦レポート 2021.8.20
【試合結果】
DeNA 000 030 012 6
巨 人 010 000 000 1
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巨人Ⓟ山口⇒畠⇒田中豊⇒今村、大城
DeⓅ京田⇒シャッケルフォード⇒砂田⇒山﨑⇒平田、山本
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{勝}京山 (1勝3敗0S)
{敗}山口 (2勝2敗0S)
{S}
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{本}オースティン 21号(8回表ソロ)
【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ山口、桑原は右中二⇒森は一ゴロ(一塁走者は三進)⇒佐野は左飛⇒オースティンを空三振。
{考察}
先頭の桑原にいきなり二塁打を打たれるが、後続を何とか抑えて無失点で切り抜ける。
桑原にストレートを捉えられたが、それでもやや差し込まれていたし、オースティンに対してはつり球のストレートで空振り三振を奪った。
ストレート系に関してはまずまず走っていると思う。
★1回裏★
{経過}
Ⓟ京山、松原は四球⇒坂本三ゴロ⇒丸は右飛(オースティン好プレー)⇒坂本二盗失敗。
{考察}
先頭の松原が四球で出塁するが、相手の好守もあってチャンスを拡げられず無得点。
☆2回表☆
{経過}
Ⓟ山口、宮﨑を二ゴロ⇒ソトは左飛⇒柴田を遊飛。
{考察}
ストレートは走っているが、全体的にボールが高い。
今は相手の打ち損じに助けられているが、二巡目はそうはいかないだろう。
★2回裏★
{経過}
Ⓟ京山、岡本は左越二⇒中島は中適安(得点1)、G1-B0⇒大城は四球⇒ウィーラーは遊ゴロ併殺⇒吉川は左飛。
{考察}
京山は決して悪いボールを投げていなかったが、岡本と中島の技ありのバッティングでアッサリ先取点を奪う。
しかし、その後の無死一二塁のチャンスではあと一本が出ずに追加点を奪えなかった。
☆3回表☆
{経過}
Ⓟ山口、山本は遊ゴロ⇒京山は空三振⇒桑原は四球⇒森は一直。
{考察}
二死から桑原をストレートの四球で塁に出すが、森を討ち取り無失点で終える。
ストレートの抜け癖は相変わらずだが、この回はスライダーは低めに制球されていた。
★3回裏★
{経過}
Ⓟ京山、山口は空三振⇒松原は右安⇒坂本は右飛⇒松原は二盗失敗。
{考察}
一死から松原がヒットで出塁するが、坂本が倒れ、松原が二盗失敗して無得点。
☆4回表☆
{経過}
Ⓟ山口、佐野を中飛⇒オースティンを四球⇒宮﨑は左飛⇒ソトを四球⇒柴田は右安⇒山本は空三振。
{考察}
この回も良いボールと悪いボールがハッキリ分かれていたが、ギリギリのところで踏ん張る。
ここまで球数は54球。
★4回裏★
{経過}
Ⓟ京山、丸は空三振⇒岡本も空三振⇒中島は左安⇒大城は四球⇒ウィーラーは遊ゴロ。
{考察}
二死一二塁のチャンスを作るが、ここもウィーラーがブレーキになって無得点。
ウィーラーは内角ストレートにいずれも差し込まれている。
☆5回表☆
{経過}
Ⓟ山口、京山は空三振⇒桑原は左安⇒森は左中適三(失点1)、G1-B1⇒佐野は敬遠気味の四球⇒オースティンは右適安(失点1)、G1-B2⇒宮﨑は左犠飛(失点1)、G1-B3⇒ソトを二飛。
{考察}
寸前のところで踏ん張ってきた山口だったが、三巡目で捕まってしまう。
当たってる桑原と森のコンビでアッサリと同点を許して相手に勢いを与えてしまい、クリーンナップを抑えきれずに追加点を許してしまう。
★5回裏★
{経過}
Ⓟ京山、吉川は左安⇒バッテリーエラーで二進⇒代打重信は空三振⇒松原は二ゴロ⇒坂本は左飛。
{考察}
先頭の吉川がヒットで出塁し、相手のバッテリーエラーで無死二塁のチャンスを作るが、後続が倒れて無得点。
重信の三振が流れ的には非常に痛かった。
☆6回表☆
{経過}
Ⓟ畠、柴田は中飛⇒山本は捕邪飛⇒代打細川は見三振。
{考察}
二番手の畠は下位打線を危なげなく三者凡退に抑える。
一方で、京山に代打を送ったことで、試合の流れが変わる可能性を感じるが。。。
★6回裏★
{経過}
Ⓟシャッケルフォード、丸は空三振⇒岡本も空三振⇒中島は二飛。
{考察}
投手交代で流れが変わることを期待したが、シャッケルフォードに完璧に封じられる。
☆7回表☆
{経過}
Ⓟ畠、桑原を二ゴロ⇒森を空三振⇒佐野を一ゴロ。
{考察}
畠は1番からの攻撃を三者凡退で退ける。
ストレートの走り、変化球のキレ、制球、全てで今日は上々のデキ。
★7回裏★
{経過}
Ⓟ砂田、大城は左飛⇒ウィーラーは三ゴロ⇒吉川は右飛。
{考察}
三番手の砂田に対しても下位打線が完璧に抑えられてしまう。
☆8回表☆
{経過}
Ⓟ田中豊、オースティンは左本(失点1)、G1-B4⇒宮﨑を二飛⇒ソトは左安(代走宮本)⇒柴田は右飛⇒宮本が二盗失敗。
{考察}
三番手の田中は、先頭のオースティンに対して2ボールから不用意に投じた真ん中ストレートを捉えられ、痛い追加点を奪われてしまう。
★8回裏★
{経過}
Ⓟ山﨑、代打若林は二ゴロ⇒松原は二ゴロ⇒坂本も二ゴロ。
{考察}
何とか1点でも返しておきたい巨人打線だったが、山﨑に抑え込まれてしまう。
☆9回表☆
{経過}
Ⓟ今村、山本は四球⇒代打牧は左線二⇒桑原を空三振⇒森を一ゴロ⇒佐野は右適安(失点2、代走関根)、G1-B6⇒オースティンを見三振。
{考察}
四番手の今村は先頭の山本への四球でリズムを崩し、牧に対してもボール先行で痛打を浴びてしまう。
そこから何とか二死まで持ってくるが、佐野に手痛いタイムリーを打たれてほぼ勝負が決してしまう。
☆9回裏☆
{経過}
Ⓟ平田、丸は中飛⇒岡本は空三振⇒中島は死球⇒大城は空三振。
{考察}
追加点を奪われ、すっかり意気消沈した巨人打線は、死球による出塁のみで攻撃を終えてゲームセット。
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【勝負を分けたポイント】
ここ数試合のDeNAの戦いぶりを見ると、終盤の継投策に苦労していたので、2点差のまま試合終盤を迎えることが出来れば十分チャンスがあると見ていたが、オースティンの一発でほぼ試合の行方が決してしまった。
【選手雑感】
☆山口俊☆
立ち上がりからボールにバラツキがあり、特に変化球の精度が悪かった。
それでも二巡目までは何とかごまかしてきたが、三巡目で捕まってしまう。
ややリリーフ陣の登板回数が増えていただけに、彼のはもう少し長いイニングの投球を期待したが、その期待に応えられたなった。
☆ウィーラー☆
完全に打線のブレーキ役になってしまった。
今の打ち方だと、どうしても内角ストレート系に差し込まれやすくなるので、各チームここをかなり攻め込んできている。
そして、ここを意識しだすと、右投手相手なら外に逃げるスライダー系の見極め、左投手相手だと膝元に流れるスライダー系の見極めがどうしても難しくなる。
【総評】
中田翔の巨人入りについてはtwitterで筆者の考えを述べたので割愛するが、少なくとも彼が心機一転、我がジャイアンツで全力でプレーする意思があるのなら全力で応援する。
賛否両論、様々な意見はあると思うが、批判の意見があるのは当然で、彼は重い十字架を背負いながら、残りのプロ野球人生を送ることを肝に銘じて欲しい。
そして、周囲の評価を一変させるくらいの「戦いぶり」を我々ファンに見せ、我々ファンを大いに感動させて欲しい。
プロ野球選手の贖罪とはそういう事だと思う。
尚、彼が加わったことによる戦力云々についての考察は当面は控えたいと思う。
彼が少なくとも一軍登録されてからそこについては触れたい。
さて、今日の試合は、好守ともに集中力を感じない何とも空しい敗戦だった。
ベンチの策も空回りしていたし、畠以外の投手陣からも「絶対に抑える」という意思を感じない投球が続き、打線も「何が何でも得点を奪う」という雰囲気を全く感じなかった。
まあ、長いシーズンなので、こういうエアポケットに入った試合もあるので、そこを口うるさく過剰に批判する気持ちはないが、次戦は結果は時の運でも、何としてでも勝ち切るという強い気持ちを見せて欲しい。
今日はこれ以上何も言う事はない!!
以上 敬称略
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