読売ジャイアンツvs横浜DeNAベイスターズ 14回戦 観戦レポート 2021.8.21
【試合結果】
DeNA 010 000 510 7
巨 人 000 000 010 2
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巨人Ⓟ戸郷⇒大江⇒鍵谷⇒桜井⇒田中豊⇒畠、大城、小林
DeⓅロメロ⇒砂田⇒平田⇒桜井⇒伊勢、山本
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{勝}平田 (2勝0敗0S)
{敗}戸郷 (8勝5敗0S)
{S}
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{本}ソト 16号(2回表ソロ)、牧 13号(7回表3ラン)、柴田 2号(8回表ソロ)、岡本和 30号(8回裏ソロ)
【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ戸郷、桑原を一飛⇒森を中飛⇒佐野を中飛。
{考察}
立ち上がりの戸郷はストレート中心で打者を押し込んでいた。
印象的だったのは、桑原への2球目、大城のサインに首を振ってストレートを投げたシーン。
★1回裏★
{経過}
Ⓟロメロ、吉川は三ゴロ⇒坂本は三安⇒丸は左飛⇒岡本は右飛。
{考察}
立ち上がりのロメロを捉えたい巨人打線だったが、坂本の内野安打のみで初回の攻撃を終える。
右打者はロメロのスライダー、左打者はツーシームの見極めが鍵を握る。
☆2回表☆
{経過}
Ⓟ戸郷、ソトは左本⇒宮﨑を二飛⇒関根を右飛⇒関根を一ゴロ。
{考察}
先頭のソトに対してカウント球の制球は完璧だったが、勝負球の内角ストレートがやや甘く入ってしまった。
★2回裏★
{経過}
Ⓟロメロ、中島は空三振⇒亀井は右安⇒大城は四球⇒松原は捕ゴロ⇒戸郷は遊ゴロ。
{考察}
一死一二塁のチャンスを作るが、8番松原が初球の甘いカットボールを打ち損じて凡打に終わる。
☆3回表☆
{経過}
Ⓟ戸郷、山本を空三振⇒ロメロを二ゴロ⇒桑原は死球⇒二盗成功⇒森を一ゴロ。
{考察}
二死からへの死球と盗塁でピンチを招くが、森を何とか討ち取り無失点。
★3回裏★
{経過}
Ⓟロメロ、吉川は二ゴロ⇒坂本は遊ゴロ⇒丸は二ゴロ。
{考察}
ボールが適度に荒れているロメロに対して、巨人打線はかなり手こずっている。
1番からの攻撃だったが三者凡退。
☆4回表☆
{経過}
Ⓟ戸郷、佐野を一ゴロ⇒ソトを空三振⇒宮﨑は中飛。
{考察}
結果オーライ感は否めないが、兎にも角にもクリンナップを三者凡退に討ち取る。
★4回裏★
{経過}
Ⓟロメロ、岡本は左安⇒中島は遊ゴロ併殺⇒亀井は中安⇒大城は二ゴロ。
{考察}
結果的にチグハグな攻撃になってしまい、巨人打線はこの回もゼロを重ねてしまう。
相変わらず右打者はツーシームの対応に苦労している。
☆5回表☆
{経過}
Ⓟ戸郷、関根を空三振⇒柴田を遊ゴロ⇒山本を三邪飛。
{考察}
ハイテンポの投球で下位打線を三者凡退に討ち取る。
★5回裏★
{経過}
Ⓟロメロ、松原は見三振⇒戸郷は四球⇒吉川は投ゴロ(連携合わず併殺崩れ)⇒坂本は見三振。
{考察}
一死から戸郷が四球で出塁するが、後続が倒れて無得点。
☆6回表☆
{経過}
Ⓟ戸郷、ロメロは中安⇒桑原を空三振⇒森を空三振⇒佐野を二ゴロ。
{考察}
先頭のロメロにヒットを打たれるが、1番以下を討ち取り無失点で切り抜ける。
この回の投球は非常に良かった(桑原、森、佐野への投球)
★6回裏★
{経過}
Ⓟロメロ、丸は三ゴロ⇒岡本は死球⇒中島は右安⇒亀井は中適安(得点1、二塁走者は代走廣岡)、G1-B1、投手交代Ⓟ砂田、代打中田は四球⇒代打ウィーラー、投手交代Ⓟ平田、代打ウィーラーは二ゴロ併殺。
{考察}
亀井のタイムリーで同点に追いついた後、中田の四球で一気に試合の主導権を握るチャンスが生まれたが、ウィーラーの打球はハードラックの投手強襲⇒二ゴロ併殺。
☆7回表☆
{経過}
Ⓟ戸郷、ソトは四球⇒宮﨑は左安⇒二塁走者が飛び出して牽制死⇒関根は右線二⇒柴田のカウント0-2で投手交代Ⓟ大江、柴田は中犠飛(失点1)、G1-B2⇒山本は四球⇒代打牧、投手交代Ⓟ鍵谷、牧は左中本(失点3)、G1-B5⇒桑原は左安⇒森は右安⇒佐野は中適安(失点1)、G1-B6、投手交代Ⓟ桜井、ソトを二ゴロ。
{考察}
この回は絶対に踏ん張らねばならない戸郷だったが、簡単に無死一二塁のピンチを招いてしまう。
ここで相手の走塁ミスで一死一塁の状況を作るが、再び関根に二塁打を打たれて大ピンチを迎える。
ここで原監督は左の柴田に対してカウント0-2から左腕の大江にスイッチする奇策をとるが、これが裏目に出て犠飛による勝ち越しを許してしまう。
ここで踏ん張ればまだまだ試合は分らなかったが、鍵谷が牧に手痛い3ランを浴びて万事休す。
更に1点加わってしまい、この回だけで5点のビッグイニングを許してしまう。
★7回裏★
{経過}
Ⓟ櫻井、代打石川は空三振⇒吉川は三ゴロ⇒坂本は遊ゴロ。
{考察}
意気消沈の巨人打線はあっけなく三者凡退。
☆8回表☆
{経過}
Ⓟ田中豊、宮﨑を空三振⇒関根を空三振⇒柴田は右本(失点1)、G1-B7⇒山本
{考察}
連続三振を奪った後に、フルカウントから柴田にストレートを狙い打たれてしまう。
★8回裏★
{経過}
Ⓟ櫻井、丸は空三振⇒岡本は左本(得点1)、G2-B7⇒廣岡は空三振⇒亀井は投ゴロ。
{考察}
一死後に岡本が一発を放ち、イラついていた巨人ファンの溜飲を少しだけ下げる。
☆9回表☆
{経過}
Ⓟ畠、牧は左安⇒桑原は三ゴロ(投襲、二塁進塁)⇒森を空三振⇒宮本を見三振。
{考察}
先頭の牧にヒットを打たれるが、後続を抑えて無失点。
☆9回裏☆
{経過}
Ⓟ伊勢、中田は中飛⇒小林は三ゴロ⇒若林は二ゴロ。
{考察}
最終回の攻撃もあえなく三者凡退でゲームセット。
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【勝負を分けたポイント】
7回表、無死一二塁から相手の走塁ミスで一死一塁になったところで、戸郷が踏ん張り切れずに関根に二塁打を許したのが非常に痛かった。
続く柴田に対して戸郷は全力で2ストライクを奪ったところで巨人ベンチは奇策を講じるが、大江の制球ミスで犠飛を打たれて勝ち越しを許してしまった。
【選手雑感】
☆戸郷翔征☆
序盤からストレートで押し込み、適度にスライダーを混ぜながら、要所でフォークで空振りを奪う投球が出来ていた。
ぶっちゃけ、やや結果オーライとも感じる投球ではあったが、5回まで1安打(ソトの一発)だったのでナイスピッチングと言って差し支えない。
但し、味方が同点に追いついてくれた後に、あっけなくピンチを招くあたりに、まだまだ甘さを感じざるを得ない。
期待値が高い投手だけに。。。。
☆大江竜聖☆
再スタート後の状態はあまり良くない。
ストレートに球威を感じないし、何よりも逆球が多い。
柴田の犠牲フライも甘く入ってしまった。
☆鍵谷陽平☆
彼も再スタート後の内容が良くない。
ストレートの球威はまずまず感じるが、全体的にボールが上ずり気味で、危うさを感じる投球が多い。
☆中田翔
構えのフォルム、ボールの見送り方、スイング軌道、どれを見ても状態が悪いようには見えない。
中島の状態が良いので、明日のファーストでのスタメンは微妙だが、腰の状態に不安が無く、レフトの動きに問題が無ければ、レフトでのスタメン起用でも面白いかもしれないが。。。。
それだったら今日もレフトで守備につかせているかなぁ。。。。
【総評】
今日の主審はかなりストライクゾーンがワイドだったので、投手にとってはかなり投げやすい投球だった。
そこを多少考慮に入れて、今日登板した投手を評価しないといけない。
まあ、そういう意味では、横の変化に活路を見出していたロメロには最高の主審だったと言える。
勿論、戸郷にもかなり恩恵があったが。。。。
打線の中で技術的に状態がまずまず良いと感じるのは、岡本和真、中島宏之、大城卓三の三人。
大城はヒットこそ生まれず、途中交代もあったが、スイング内容はそんなに悪い印象は持たなかった。
逆に下り坂に入っているように感じるのは、ウィーラー(今日は惜しかったが。。)
そして「踊り場」に立っているのは丸佳浩、松原聖弥の二人。
特に今日のバッティング内容を見ると、二人に共通するのが右肩の壁が壊れるのが早いので、体が早く開いてしまってボールの見極め、そしてコンタクト率も落ちている。
彼らは早い段階でここを修正しないと一気に打率を下げる可能性も有るが、実績があり、修正力も高い丸佳浩はともかく、まだまだキャリアが浅い松原にとっては厳しい状況になりつつあるので、ここが踏ん張りどころだ。
以上 敬称略
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