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読売ジャイアンツvs横浜DeNAベイスターズ 15回戦 観戦レポート 2021.8.22

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読売ジャイアンツvs横浜DeNAベイスターズ 15回戦 観戦レポート 2021.8.22

【試合結果】
DeNA 000 301 000 4
巨  人 100 000 300 4
——————————–
巨人Ⓟ高橋⇒桜井⇒中川⇒畠⇒ビエイラ、大城、小林
DeⓅ今永⇒山﨑⇒三嶋、伊藤光
——————————–
{勝}
{敗}
{S}
——————————–
{本}ソト 17号(4回表2ラン)、丸 14号(1回裏ソロ)、中田 1号(7回裏2ラン)、ウィーラー 11号(7回裏ソロ)



【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ髙橋、桑原を中飛⇒森を二ゴロ⇒佐野を左飛。
{考察}
立ち上がりの髙橋はストレートの走りは良いが、やや制球にバラツキが見られた。
どちらかというと飛ばし気味という印象。

★1回裏★
{経過}
Ⓟ今永、廣岡は遊ゴロ⇒坂本は右飛⇒丸は右本(得点1)、G1-B0⇒岡本は見三振。
{考察}
二死から丸が初球の甘い変化球を捉えて先制弾を放つ。
過去の内容を振りかえると、丸は今永に対してタイミングが合うようだ。

☆2回表☆
{経過}
Ⓟ髙橋、ソトを左飛⇒宮﨑は中安⇒牧は中飛⇒細川は四球⇒伊藤光は遊飛。
{考察}
この回はカウント球でスライダー系を使い始めていたが、甘くなるケースが多く、、相手の打ち損じに助けられていた。
勝負球のスクリューも精度はイマイチ。
一方で、ストレートでは変わらず打者を押し込めているが、制球のバラツキも変わっていない。

★2回裏★
{経過}
Ⓟ今永、中田は見三振⇒ウィーラーは遊ゴロ⇒大城は空三振。
{考察}
今永もストレートが走っているし、初回よりも制球ミスも減っている。
連打による得点は難しそう。



☆3回表☆
{経過}
Ⓟ髙橋、今永を空三振⇒桑原は中飛⇒森を三ゴロ。
{考察}
この回もボールのバラツキが激しく、先頭の今永に対しても最後はボール球を連続で振ってくれたが、見逃されたら先頭四球という最悪のケースになっていた。
桑原の中飛も紙一重で、結果オーライで抑えた印象。

★3回裏★
{経過}
Ⓟ今永、石川は遊ゴロ⇒髙橋は見三振⇒廣岡は右飛。
{考察}
下位打線から始まった攻撃は三者凡退。
巨人が1点をリードしているが、ここまでの両投手の内容を比較すると、今永の方が安定感がある。

☆4回表☆
{経過}
Ⓟ髙橋、佐野を四球⇒ソトは右本(失点2)、G1-B2⇒宮﨑は左線二⇒牧は中適安(失点1)、G1-B3⇒細川を空三振⇒伊藤を中飛⇒今永は中安⇒桑原は見三振。
{考察}
先頭の佐野には良い攻めをしていたが、決めきれずに四球を与えてしまう。
続くソトには外角ストレートを狙い打たれて逆転弾を浴びる。
更に宮﨑と牧に長短打を許して更に追加点を許してしまう。
序盤飛ばしていた影響もあって、この回はストレートの球威がガクッと落ちた。

★4回裏★
{経過}
Ⓟ今永、坂本は右安⇒丸は空三振⇒岡本は左飛⇒中田は二飛。
{考察}
先頭の坂本がヒットで出塁するが、丸・岡本・中田が今永のストレートに押し込まれて無得点。



☆5回表☆
{経過}
Ⓟ髙橋、森を二ゴロ⇒佐野を左飛⇒ソトを四球⇒宮﨑を遊ゴロ。
{考察}
チームにとっても髙橋にとっても非常に大事な守りだったが、何とか無失点で終える。

★5回裏★
{経過}
Ⓟ今永、ウィーラーは見三振⇒大城も空三振⇒石川は三飛。
{考察}
更に唸りをあげる今永のストレートに対して、巨人の下位打線は完全に抑え込まれる。

☆6回表☆
{経過}
Ⓟ髙橋、牧は四球、投手交代Ⓟ桜井、代打楠本を空三振⇒伊藤を右飛⇒今永は右安⇒桑原
{考察}
先頭の牧に四球を与えたところで、巨人ベンチは桜井にスイッチ。
桜井は二死から今永と桑原に連打を許し、手痛い追加点を奪われる。

★6回裏★
{経過}
Ⓟ今永、代打若林は中飛⇒廣岡は見三振⇒坂本は一飛。
{考察}
流れ的に厳しい状況になっている巨人打線は、この回も今永に完全に抑え込まれてしまう。



☆7回表☆
{経過}
Ⓟ中川、佐野を二ゴロ⇒ソトは右邪飛⇒宮﨑は二ゴロ。
{考察}
復帰登板となった中川は僅か4球でクリーンナップを抑える。

★7回裏★
{経過}
Ⓟ今永、丸は空三振⇒岡本は右中二⇒中田は左本(得点2)、G3-B4⇒ウィーラーも左本(得点1)、G4-B4⇒大城は三邪飛⇒松原は三直。
{考察}
一死から岡本が二塁打でチャンスメイクすると、中田がやや甘く入った内角ストレートを強振してレフトスタンド最上段に2ランを放つ。
更にウィーラーが甘いチェンジアップを捉えて、こちらもレフトスタンド最上段に同点ソロを叩きこむ。

☆8回表☆
{経過}
Ⓟ畠、牧を空三振⇒楠本を二ゴロ⇒伊藤を一ゴロ。
{考察}
同点に追いついた直後のこの回は非常に大事だったが、畠が完璧な投球で相手打線に付け入る隙を与えなかった。

★8回裏★
{経過}
Ⓟ山﨑、若林は空三振⇒代打吉川は左飛⇒坂本は右飛。
{考察}
安定感ある山﨑の投球に対して、この回の巨人打線は沈黙。



☆9回表☆
{経過}
Ⓟビエイラ、代打関根を空三振⇒桑原は左中二⇒森を空三振⇒佐野を右邪飛(松原の好プレー)
{考察}
ビエイラは一死から桑原に二塁打を打たれるが、後続をキッチリと討ち取り無失点で終える。

☆9回裏☆
{経過}
Ⓟ三嶋、丸は空三振⇒岡本も空三振⇒中田は三ゴロ、ゲームセット。
{考察}
三嶋の最近のデキを考えると、サヨナラ勝ちも十分にありえると思ったが、クリーンナップの三人はやや一発長打を過剰に意識した印象が強かった。
三嶋~伊藤のバッテリーは、変化球中心の組み立てで、打ち気を上手く利用してボール球を振らせていた。



【選手雑感】
☆髙橋優貴☆
序盤から飛ばしていたが、全体的にボールにバラツキがあり、安定感に乏しい投球が続いていた。
4回、先頭の佐野に粘られて四球を与えた事で流れが大きく変わり、ソトに逆転弾を浴び、その後もアッサリと追加点を許してしまう。

☆中川皓太☆
僅か4球のみだったので、ぶっちゃけこれだけでは調子を判断できないが、復帰直前のイースタンの内容も含めて評価すると、まだまだ逆球が多く、ストレートの球威ももう少し欲しいところ。
まあ、復帰登板としては上々という評価が妥当だろう。

☆畠世周☆
今日登板した投手の中では最も素晴らしかった。
力感の無いフォームから繰り出すストレートとスライダー・フォークは、打者目線ではかなり厄介になっていると思う。
まあ、彼の課題はセットポジションでの投球だが、首脳陣が考える右リリーフの役割分担は明確になっている。
イニング頭では彼を起用し、走者を背負った場面では、場慣れしている鍵谷を起用している。

☆中田翔☆
第1打席からあれだけ内角ストレートを多投されていたので、当然ながら彼も追い込まれるまではそのボールを狙っていたと思う。
結局、打ったのはやや甘くなった内角ストレートだったが、ベイスターズバッテリーの配球に疑問を感じつつも、それを一発で仕留めたのは流石の一言。
これで次戦から「平常心」で打席に立てるだろう。



【総評】
まあ、欲を言えば勝ちたかったが、最後は勝ちたい気持ちが空回りしてしまっていた。
それでも完全な劣勢状態から引き分けに持ち込んだことは、間違いなく次戦以降に繋がると思う。
仮にあのまま今永に抑え込まれていたら、それまでの点の奪われ方も非常に拙かったので、チーム全体に悪影響が出て来てもおかしくない試合になっていた。
ここに来て、先発陣が踏ん張り切れないゲームが続くなど課題も山積だが、故障組の復帰、新戦力(中田、ハイネマン)の加入など、これから更に戦力は揃いつつあるので、ここからは地に足を着けた戦いをして欲しい。
ぶっちゃけ、ここ最近の原采配(選手起用・作戦)はやや空回りしている印象は否めないので、現有戦力を信じて真っ向勝負で戦っても良いと思う。
前回のヤクルト三連戦もそうだったが、今回の三連戦はチーム全体が浮足立っているように感じたゲームが続いてしまっていた。

以上 敬称略
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