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中日ドラゴンズvs読売ジャイアンツ 18回戦 観戦レポート 2021.8.27

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中日ドラゴンズvs読売ジャイアンツ 18回戦 観戦レポート 2021.8.27

【試合結果】
巨人 000 100 000 1
中日 220 000 000 4
——————————–
中日Ⓟ大野雄⇒又吉⇒R.マルティネス、木下
巨人Ⓟ山口⇒戸根⇒鍵谷⇒大江⇒畠、小林、大城
——————————–
{勝}大野雄 (4勝8敗0S)
{敗}山口 (2勝3敗0S)
{S}R.マルティネス (0勝1敗12S)
——————————–
{本}岡本和 32号(4回表ソロ)



【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ大野雄、丸は四球⇒坂本は空三振⇒ウィーラーは三ゴロ(エンドランで二進)⇒岡本は左飛。
{考察}
先頭の丸が四球で出塁するが、後続でチャンスを拡げられず無得点。
立ち上がりの大野はストレートの球威はまずまず、変化球はやや抜け気味、全体的には非常に慎重な投球だった。

★1回裏★
{経過}
Ⓟ山口、京田は投失(ベースカバーでジャックル)⇒渡辺は中安(一塁走者は三進)⇒二盗成功⇒大島は四球⇒ビシエドは右適安(失点2)、G0-D2⇒福留は四球⇒堂上を空三振⇒溝脇を空三振⇒木下は投ゴロ。
{考察}
先頭の京田には完全に討ち取った打球を自らの捕球ミスで出塁を許してしまい、続く渡辺に対しては、相手の出方を探ろうとせずに初球からド真ん中のスライダーを投じてしまい、それをヒットにされて大ピンチを迎えてしまう(これは巨人バッテリーの不注意)
そしてビシエドに先制2点タイムリーを浴びてしまう。
しかし、更なる大ピンチは何とか凌いだ。

☆2回表☆
{経過}
Ⓟ大野、中田は左飛⇒廣岡は右飛⇒松原は空三振。
{考察}
大野が乗ってくる前に早めに1点でも返しておきたい巨人打線だがあえなく三者凡退。

★2回裏★
{経過}
Ⓟ山口、大野を空三振⇒京田は投襲安⇒渡辺は右線二⇒大島を三飛⇒ビシエドは中適安(得点2)、G0-D4⇒福留は四球⇒堂上は三ゴロ。
{考察}
一死から再び京田と渡辺にチャンスメイクされ、ビシエドにタイムリーを浴びてしまう。
この回も渡辺へのバッテリーの配球に細心の注意が足りなかった。



☆3回表☆
{経過}
Ⓟ大野、小林は一邪飛⇒代打石川は空三振⇒丸は二飛。
{考察}
先頭の小林と石川はボール球を振らされて凡退し、丸は力勝負で抑えられる。

★3回裏★
{経過}
Ⓟ戸根、溝脇を左飛⇒木下を左飛⇒大野を見三振。
{考察}
二番手の戸根は下位打線を危なげなく三者凡退に討ち取る。

☆4回表☆
{経過}
Ⓟ大野、坂本は右安⇒ウィーラーは遊ゴロ⇒岡本は右本(得点1)、G1-D4⇒中田は空三振。
{考察}
先頭の坂本がヒットで出塁するが、ウィーラーが併殺打に倒れる。
しかし、続く岡本が大野のストレートを叩いてライトスタンドへの豪快なホームラン。

★4回裏★
{経過}
Ⓟ戸根、京田は一ゴロ⇒渡辺を空三振⇒大野を三ゴロ。
{考察}
2イニング目の戸根は味方が1点返した後の敵の攻撃(上位打線)を三者凡退で片づける。



☆5回表☆
{経過}
Ⓟ大野、廣岡は右飛⇒松原は二ゴロ⇒小林は空三振。
{考察}
下位打線の攻撃は三者凡退で簡単に終わる。

★5回裏★
{経過}
Ⓟ戸根、ビシエドは四球⇒福留を見三振⇒堂上を右飛⇒溝脇を中飛。
{考察}
戸根は先頭のビシエドに四球を与えてしまうが、後続を危なげなく討ち取り無失点で終える。
無駄に力まなければこれくらいの投球は出来る投手だが、何故かいらないところでムキになる不思議な投手。

☆6回表☆
{経過}
Ⓟ大野、代打増田大は空三振⇒丸は空三振⇒坂本は四球⇒ウィーラーは右飛。
{考察}
二死から坂本が四球で出塁するが、ウィーラーが倒れて無得点。

★6回裏★
{経過}
Ⓟ鍵谷、木下は中安⇒大野は捕犠打⇒京田は見三振⇒渡辺を空三振。
{考察}
三番手の鍵谷は一死二塁のピンチを招くが、京田と渡辺をベストピッチで連続三振を奪う。
木下には失投が目立っていたが、その後は一転してほぼ投球ミスはなかった。



☆7回表☆
{経過}
Ⓟ大野、岡本は二ゴロ⇒中田は中飛⇒廣岡は左安⇒松原は二ゴロ。
{考察}
二死から廣岡がヒットで出塁するが、松原が倒れて無得点。

★7回裏★
{経過}
Ⓟ大江、大島を空三振⇒ビシエドを左飛⇒福留を空三振。
{考察}
四番手の大江はクリーンナップを三人で片づける。
やや逆球もあったが、低めにボールが集まっていた。

☆8回表☆
{経過}
Ⓟ又吉、代打若林は二ゴロ⇒代打大城は中飛⇒丸は二ゴロ。
{考察}
二番手の又吉に対して代打攻勢を仕掛けるが、あえなく三者凡退。

★8回裏★
{経過}
Ⓟ畠、堂上は中安⇒溝脇は投犠打⇒木下は四球⇒代打髙橋を三ゴロ併殺。
{考察}
五番手の畠は一死一二塁のピンチを招くが、高橋を併殺打に討ち取って何とか無失点で終える。
畠はやや制球がバラついていたが、ストレートの走りはまずまず良かった。



☆9回表☆
{経過}
ⓅR.マルティネス、坂本は空三振⇒ウィーラーは遊ゴロ⇒岡本は中飛。
{考察}
抑えのマルティネスに対しても巨人打線はチャンスすら作れず試合終了。
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【勝負を分けたポイント】
ただでさえ打線の状態を考えると、初回の2点は非常の重くのしかかってしまったが、やはりそれ以上に2回の追加点が痛かった。
ビシエドに対して中途半端な攻めで決勝タイムリーを打たれ、これによってチームは完全に意気消沈してしまった。
ここは満塁OKで細心の注意を払って勝負せねばならない局面だった。



【選手雑感】
☆山口俊☆
初回先頭打者の京田に対しての最初の2球を見たら、今日は状態が良さそうに感じたが、完全に討ち取った打球を自分のミスで出塁を許した事で、リズムを崩してしまった。
そして、前段で指摘した通り、続く2番の渡辺への不用意な初球の入りで相手にビッグチャンスを作られ、これで相手に流れを渡してしまった。
決して中日打線も良い状態とは思えなかったので、何とも勿体ない得点の奪われ方だった。

☆岡本和真☆
恐らく、今シーズン最も状態が良いと思う。
150キロオーバーのストレートに対しても、力んでバットを衝突させるのではなく、自分のポイントまでしっかり呼び込み、バットのしなりを感じるパーフェクトスイング。
又、誘い球の変化球に対しても全く動じる雰囲気がない。
非常に懐が深く感じる構えで全く隙が無く、相手バッテリーはどう抑えて良いか悩んでいる状態だと思う。



【総評】
丸の1番起用は、岡本の状態が抜群に良いので、何とか岡本の前でチャンスを作りたいという思惑があってのことだと思うが完全に外れてしまった。
まあ、丸やウィーラーの状態が良ければ、この策は当たっていたのかもしれないが、如何せん両者ともに調子は明らかに下り坂。
特に丸はカープ三連戦からタイミングが合わないケースが極端に多くなっていたので、明日以降もかなり心配。
ぶっちゃけ、打線は非常に重い状態なので、現状は先発が序盤で先取点を与えてしまうと非常に厳しい。
明日の戸郷、明後日の髙橋は何とか味方が先取点を奪うまでは踏ん張って欲しい。
特に明日は相手の先発が柳なので、戸郷には非常に大きなプレッシャーが掛かることになると思うが、今が踏ん張り時である。
「打線が良くない時は投手陣が最少失点で踏ん張って勝ちを拾い、投手陣がへばった時には打線がカバーして勝ちをもぎ取っていく」
こういう戦いが出来るチームこそが、優勝の栄冠を掴む。

以上 敬称略
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