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中日ドラゴンズvs読売ジャイアンツ 19回戦 観戦レポート 2021.8.28

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中日ドラゴンズvs読売ジャイアンツ 19回戦 観戦レポート 2021.8.28

【試合結果】
巨人 000 001 000 1
中日 010 000 000 1
——————————–
中日Ⓟ柳⇒祖父江⇒又吉⇒R.マルティネス、木下
巨人Ⓟ戸郷⇒ビエイラ、大城、小林
——————————–
{勝}
{敗}
{S}
——————————–
{本}ビシエド 16号(2回裏ソロ)



【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ柳、丸は四球⇒坂本は右飛⇒吉川は左安⇒岡本は遊ゴロ(京田好プレー・二塁封殺)⇒亀井は見三振。
{考察}
一死一二塁のチャンスで岡本の捉えた打球は京田の好捕に阻まれ、続く亀井も三振に倒れて無得点。
柳の立ち上がりは、昨日の大野と同様に非常に慎重な投球で、勝負処では制球ミスを犯していなかった。

★1回裏★
{経過}
Ⓟ戸郷、京田を空三振⇒渡辺は見三振⇒大島は左飛。
{考察}
戸郷の立ち上がりは非常にテンポ良く、ストレートとスライダーのコンビネーションが冴えて打者三人を簡単に討ち取る。
ストレートの走り・制球ともに上々のデキ。

☆2回表☆
{経過}
Ⓟ柳、中島は遊ゴロ⇒大城は中安⇒ウィーラーは空三振⇒戸郷は空三振。
{考察}
一死から大城がヒットで出塁するが、後続が倒れて無得点。
柳の球数はここまで44球。

★2回裏★
{経過}
Ⓟ戸郷、ビシエドは右中本(失点1)、G0-D1⇒福留を左飛⇒堂上を空三振⇒溝脇を右飛。
{考察}
先頭のビシエドに追い込んでから甘いスライダーを投じてしまい先制弾を許してしまう。
戸郷のスライダーは抜けて甘くなるケースが本当に多い。



☆3回表☆
{経過}
Ⓟ柳、丸は中飛⇒坂本は四球⇒吉川は空三振⇒岡本は三ゴロ。
{考察}
一死から坂本が四球で塁にですが、ここも後続が倒れて無得点。
柳の緩急を巧みに使う投球に各打者が苦しんでいる。
柳はここまで66球。

★3回裏★
{経過}
Ⓟ戸郷、木下を左飛⇒柳を空三振⇒京田を空三振。
{考察}
下位打線を完璧に抑える。
力感の感じないフォームで伸びのあるストレートを投げでいる。

☆4回表☆
{経過}
Ⓟ柳、亀井は空三振⇒中島は右飛⇒大城は見三振。
{考察}
下位打線からの攻撃だったが、完璧に封じられて三者凡退。
柳は投球テンポが上がり、投球精度も上がってきた。

★4回裏★
{経過}
Ⓟ戸郷、渡辺は四球⇒大島を二ゴロ併殺⇒ビシエドを空三振。
{考察}
先頭の渡辺には追い込んでから粘られて四球を与えるが、大島を併殺打に討ち取る。



☆5回表☆
{経過}
Ⓟ柳、ウィーラーは空三振⇒戸郷は見三振⇒丸は中飛。
{考察}
この回も柳に完全に封じ込まれる。
何とか打開したいが糸口が見つからない。
あるとすれば球数の多さ(96球)だが。。。。

★5回裏★
{経過}
Ⓟ戸郷、福留を中飛⇒堂上を空三振⇒溝脇を投ゴロ。
{考察}
戸郷も柳に負けじと中日打線を三者凡退に討ち取る。
制球に甘さはあるが、ここまでストレートで押し込めている。

☆6回表☆
{経過}
Ⓟ柳、坂本は見三振⇒吉川は一失⇒岡本は右安⇒亀井は右飛⇒中島は四球⇒大城は左適安(得点1)、G1-D1⇒ウィーラーは投ゴロ。
{考察}
二死満塁のチャンスで大城が同点タイムリーを放つ。
その前の四球で繋いだ中島の執念(粘り)が大殊勲だった。
だが、願わくはここで一気に畳みかけたかったが、ウィーラーがあっさり投ゴロに終わってしまった。

★6回裏★
{経過}
Ⓟ戸郷、木下を右飛⇒代打加藤翔を四球⇒京田は捕犠打⇒渡辺を一ゴロ。
{考察}
二死二塁のピンチを招くが、ここは渡辺をフォーク攻めで一ゴロに討ち取る。



☆7回表☆
{経過}
Ⓟ祖父江、戸郷は空三振⇒丸は中安⇒坂本は右飛⇒吉川は一ゴロ。
{考察}
一死から丸がヒットを放つが後続が倒れて無得点。

★7回裏★
{経過}
Ⓟ戸郷、大島を空三振⇒ビシエドを遊ゴロ(坂本の好プレー)⇒福留を右飛。
{考察}
ここが戸郷にとっては勝負処だったが、クリーンナップを三者凡退で討ち取る。

☆8回表☆
{経過}
Ⓟ又吉、岡本は投襲安(代走増田大)⇒亀井は投犠打⇒中島は三ゴロ⇒大城は申告敬遠(代走重信)⇒代打若林は空三振。
{考察}
先頭の岡本がヒットで出塁し、その後二死一二塁のチャンスを作るが、代打若林が三振に倒れる。
若林は又吉のシンカーに最後までタイミングが合っていなかった。

★8回裏★
{経過}
Ⓟ戸郷、堂上を三ゴロ⇒溝脇は左安⇒木下は中飛⇒A.マルティネスを空三振。
{考察}
戸郷はかなり危険な状態だったが、何とか凌ぎ切る。



☆9回表☆
{経過}
ⓅR.マルティネス、代打松原は左飛⇒丸は空三振⇒坂本は遊ゴロ。
{考察}
抑えのマルティネスの前に完全に抑え込まれてしまう。

★9回裏★
{経過}
Ⓟビエイラ、京田を中飛⇒代打福田を右飛⇒大島を二ゴロ
{考察}
マルティネスに負けじと、ビエイラも三者凡退で抑えてゲームセット。
——————————–

【選手雑感】
☆戸郷翔征☆
ビシエドの一発は甘いスライダーで、簡単に追い込んだ後の不用意な投球だったので悔いが残る。
それ以外はほぼ完璧と言える結果で大いに評価すべきかもしれないが、このサイト名でもある「超激辛」で評価するなら、当たっていない中日打線を相手だったこと、そして広いバンテリンドームでの投球だったので、彼の持ち味である「大胆な投球」がハマった側面も強いと思う。
個人的には二度先頭打者に四球を与えてしまう事、やはり球数が90球を超えた辺りから急激にボールが浮き始め、ストレートのスピードもガクッと落ちたことに不満が残る。
彼がルーキーならこんな評価はしないが、彼も先発ローテに入って二年目でそれなりの経験を積んでいる筈で、そろそろ課題をキッチリ克服しないと今後の展望は暗いままである。
勿論、彼は高卒三年目でまだまだ伸びしろもあると思う。
しかし、いつまでも同じ「壁」に跳ね返されているようでは「巨人のエースの座」は掴めない。

☆ビエイラ☆
ここ最近は、やや疲れの感じさせる投球が続き、下半身の粘りが消えて上半身が力んでいたが、今日はゆったりと始動しする下半身主導の投球フォームを意識し、無駄な力みが消えて制球もまずまず安定していた。
これで球団新記録の30試合連続無失点を記録し、日本最速投球に続いて巨人の長い歴史に彼の名を刻んだ。



【総評】
ぶっちゃけ両先発投手の力関係と現在の打線の状態を考えると、試合前から「巨人不利」という評価が妥当なところだった。
柳に対して連打での得点は難しく、更に一発が生まれる雰囲気も全くなく、ビシエドの先制弾でかなりの巨人ファンは敗戦を覚悟したと思う。
しかし、それでも今日の巨人打線は何とかしようとする姿勢は間違いなくあった。
簡単に追い込まれても1球でも多く投げさせ、それがボディーブローとなって効いた事が6回表の同点打に繋がったと思う。
あの場面も中島が粘りに粘って四球を奪い取り、次の大城に繋いだことが非常に大きかった。
その前のチャンスで亀井が凡退して流れが止まりそうな局面だっただけに、中島の粘りは本当に大きかった。
まあ、願わくは続くウィーラーで一気に勝ち越したかったが。。。
やはり柳からは連打は厳しいということで、何とか引き分けに持ち込んだという評価が妥当だと思う。

以上 敬称略
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