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中日ドラゴンズvs読売ジャイアンツ 20回戦 観戦レポート 2021.8.29

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中日ドラゴンズvs読売ジャイアンツ 20回戦 観戦レポート 2021.8.29

【試合結果】
巨人 001 200 200 5
中日 000 000 100 1
——————————–
中日Ⓟ小笠原⇒岡田⇒、木下、大野奨
巨人Ⓟ髙橋⇒高梨⇒畠⇒デラロサ⇒中川、大城、小林
——————————–
{勝}髙橋 (10勝3敗0S)
{敗}小笠原 (6勝7敗0S)
{S}
——————————–
{本}



【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ小笠原、ウィーラーは空三振⇒坂本も空三振⇒吉川は中安⇒岡本は左安⇒中田は四球⇒大城は右飛。
{考察}
二死からの連打と四球で満塁のチャンスを作るが、大城が倒れて無得点。
小笠原の立ち上がりは低めにキレの良いボールが集まっていた。

★1回裏★
{経過}
Ⓟ髙橋、京田を三ゴロ(岡本が好プレー)⇒渡辺を見三振⇒大島を二ゴロ。
{考察}
いきなり京田には高めのストレートを叩かれるが、ここは岡本の好守に助けられる。
その後は危なげなくキッチリ三者凡退で抑える上々のデキ。
立ち上がりの髙橋は全体的にボールが高めに集まっていたが、コースの間違いは無かった。
ストレートの走りはまずまず。

☆2回表☆
{経過}
Ⓟ小笠原、廣岡は遊ゴロ⇒松原は左飛⇒髙橋は空三振。
{考察}
下位打線の攻撃は三者凡退で終える。

★2回裏★
{経過}
Ⓟ髙橋、ビシエドを中飛(松原好プレー)⇒福留を見三振⇒堂上は三安⇒溝脇を左飛。
{考察}
この回はやや制球に苦しんでいたが、二死からの内野安打のみで封じる。
ストレートに関してはまだ高めに集まっている。
変化球はスクリューの精度がイマイチ。



☆3回表☆
{経過}
Ⓟ小笠原、ウィーラーは中越二⇒坂本は中安⇒吉川は中犠飛(得点1)、G1-D0⇒岡本は一邪飛⇒中田も一邪飛。
{考察}
ウィーラーと坂本の長短打、吉川の犠飛で先制点を奪うが、岡本と中田が倒れてビッグイニングとはならず。
この攻撃の中では坂本の技ありヒットが非常に大きかった。

★3回裏★
{経過}
Ⓟ髙橋、木下を空三振⇒小笠原は空三振⇒京田を左飛。
{考察}
先頭の木下をフルカウントから高めのストレートで空三振を奪ったが、ここは完全なボール球だったので助かった。
これで楽になった髙橋は、後続を簡単に討ち取る。

☆4回表☆
{経過}
Ⓟ小笠原、大城は二ゴロ⇒廣岡は死球⇒松原は左中適二(得点1)、G2-D0⇒松原は右中適二(得点1)、G3-D0⇒ウィーラーは二ゴロ(三進)⇒坂本は空三振。
{考察}
一死からの廣岡の死球をキッカケに、松原が初球の甘いストレートを狙い撃ちして値千金のタイムリー二塁打を放ち、これで勢いに乗った髙橋が何と右中間突破の二塁打を放ってリードを3点に拡げる。

★4回裏★
{経過}
Ⓟ髙橋、渡辺を中飛⇒大島は左安⇒(大島が二盗成功)⇒ビシエドを空三振⇒福留を空三振。
{考察}
一死二塁のピンチを招くが、ビシエドと福留を連続三振に討ち取る。
髙橋は相変わらずボール先行の投球が多いが、勝負処でキッチリと踏ん張る。



☆5回表☆
{経過}
Ⓟ小笠原、吉川は二ゴロ⇒岡本は遊直⇒中田は中飛。
{考察}
クリーンナップの攻撃は三者凡退。
岡本和真の状態は相変わらず良い。

★5回裏★
{経過}
Ⓟ髙橋、堂上は四球⇒溝脇を投ゴロ(二進)⇒木下は四球⇒A.マルティネスも四球⇒京田は二直⇒代打福田は三直。
{考察}
この回は高橋の完全な一人相撲。
その原因は足の異変にあったようだが、まあ何とか無失点で切り抜ける。

☆6回表☆
{経過}
Ⓟ岡田、大城は一ゴロ⇒廣岡は遊ゴロ⇒松原は空三振。
{考察}
二番手の岡田に対して下位打線があえなく三者凡退。

★6回裏★
{経過}
Ⓟ高梨、大島を遊ゴロ⇒ビシエドを二飛⇒福留を空三振。
{考察}
二番手の高梨はクリーンナップ相手に危なげなく三者凡退で討ち取る。
ストレート、スライダー共に上々のキレ。



☆7回表☆
{経過}
Ⓟ田島、若林は遊安(京田が捕球ミス)⇒代打丸は四球⇒坂本は中適安(バント失敗後に強行、エンドランで一塁走者は三進、得点1)、G4-D0⇒吉川は遊ゴロ併殺崩れ(得点1)、G5-D0⇒岡本は空三振⇒中田は見三振。
{考察}
先頭の若林の遊安(実質京田のエラー)をキッカケに、巨人打線がしぶとく繋いで2点を加える。
決して綺麗な得点の奪い方ではないが、ここ最近の攻撃にはなかった得点シーンだった。

★7回裏★
{経過}
Ⓟ畠、堂上は中安⇒溝脇を遊邪飛⇒木下を空三振⇒高橋は左中適二(失点1)、G5-D1⇒京田を遊ゴロ。
{考察}
三番手の畠は高橋にタイムリー二塁打を打たれる。
1点奪われたがデキとしてはまずまずの評価。

☆8回表☆
{経過}
Ⓟ藤嶋、大城は左飛⇒増田大は見三振⇒松原は左飛。
{考察}
下位打線の攻撃は三者凡退で終わる。

★8回裏★
{経過}
Ⓟデラロサ、福田を左飛⇒大島は中安⇒ビシエドを右飛⇒福留を左飛。
{考察}
四番手のデラロサは、一死から大島にヒットを打たれるが、後続を抑えて無失点。
全体的にボールが高めに集まり、やや不安定な投球だった。



☆9回表☆
{経過}
Ⓟ三ツ間、若林は投ゴロ⇒丸は中安⇒代打重信は見三振⇒吉川も見三振。
{考察}
一死から丸がヒットを放つが、後続が倒れて無得点。

★9回裏★
{経過}
Ⓟ中川、堂上を空三振⇒大野奨を空三振⇒伊藤を三ゴロ。
{考察}
五番手の中川は全く危なげなく三者凡退で締めて試合終了。
——————————–

【勝負を分けたポイント】
中日打線の状態、破壊力を考えたら、Twitterで発信した通り、4回表の2点で「勝負あり」だが、5回裏の髙橋が突然自滅しかけたので、風雲急を告げてしまった。
この場面、一死満塁の状況で京田を二直討ち取った段階で、本来なら「ホッ」とするところだが、続く代打で登場したのが、髙橋に分が良く、巨人ファンには「トラウマの存在」である福田だったので、気が全く抜けなかった。
しかし、彼を三直に討ち取り、ここで勝負が決した。



【選手雑感】
☆髙橋優貴☆
ストレートはいつも通り走っていたが、全体的にボールにバラツキが多かった。
カウント球のスライダー・カーブもイマイチの精度で、スクリューボールの「抜け」も甘かった。
全体的にカウント球が決まらず、ボール先行の苦しい投球が続いていたが、ぶっちゃけ中日打線に助けられていた印象が強かった。
5回の一死満塁の大ピンチもヒヤヒヤしたが、相手のミスショットに助けられた。
尚、この勝利でチーム10勝一番乗り、青柳と並んでセリーグハーラートップタイ。

☆中川皓太☆
先頭の堂上にはボールが全体的に抜け気味だったが、大野と伊藤に対してはキッチリと精度を上げて完璧な投球内容。
相手打者の反応を見る限り、全くタイミングが合っていなかったので、復帰登板の中では最もボールのキレは有ったと思う。



【総評】
打線が最悪の状況で(頼りになるのは岡本、大城だけ)、先発投手陣も安定感に欠ける状態で迎えた週末の対中日三連戦だったが、初戦は先発の山口が早々に崩れて敗戦してしまうが、この試合の二番手以降の投手が非常に頑張ってくれた。
仮に、彼らが相手打線に捕まり、一方的な試合展開(相手打線が大爆発)になっていたら、この時点で中日打線は息を吹き返し、下手したら三タテを喰らっていたかもしれない。
それくらい紙一重の三連戦だったと思う。
だが、終わって見れば1勝1敗1分けなので、チーム状態を考えたら上々と見るべきだろう。
そして、三試合目の今日はようやく打線に繋がりが出てきたし、技術的な視点ではまだまだ不安な要素は多分に感じるが、それでも不調だったウィーラー、丸、松原辺りにも「兆し」が出てきたこともまた事実だと思う。
三連覇に向け、最初の山となる火曜日からのヤクルト・阪神六連戦に向けての明るい材料と捉えたい。

以上 敬称略
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