横浜DeNAベイスターズvs読売ジャイアンツ 17回戦 観戦レポート 2021.9.8
【試合結果】
巨 人 000 001 000 1
DeNA 200 110 00X 4
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DeⓅ大貫⇒エスコバー⇒山﨑⇒三嶋、伊藤光
巨人Ⓟ山口⇒畠⇒高梨、大城、岸田
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{勝}大貫 (6勝5敗0S)
{敗}山口 (2勝4敗0S)
{S}三嶋 (1勝4敗20S)
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{本}
【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ大貫、松原は中安⇒松原は二盗失敗⇒坂本は三ゴロ⇒吉川は左飛。
{考察}
先頭の松原がヒットで出塁するが、二盗失敗でチャンスの芽が潰えてしまう。
先発の大貫の立ち上がりは、丁寧に両サイドにボールを集まていた。
★1回裏★
{経過}
Ⓟ山口、桑原を空三振⇒柴田は左安⇒佐野は中飛⇒オースティンは中安⇒宮﨑は中適安(失点1)、G0-B1⇒牧も中安(失点1)、G0-B2⇒ソトは空三振。
{考察}
二死一塁からオースティンと宮﨑に連打を許し、先制点を与えてしまう。
柴田に対してまでは低めにボールが集まっていたが、その柴田に軽打によるヒットを打たれてからリズムが狂ってしまう。
オースティン、宮﨑、牧に対して高めに浮いたボールをセンター返しされ、2点を先取される。
☆2回表☆
{経過}
Ⓟ大貫、岡本は二ゴロ⇒丸は空三振⇒中島は左安⇒大城は空三振。
{考察}
二死から中島がヒットで出塁するが、大城が倒れて無得点。
大貫は色んなボールをコーナーに決めて巨人打線に的を絞らせていない。
★2回裏★
{経過}
Ⓟ山口、伊藤を空三振⇒大貫を遊ゴロ⇒桑原は投ゴロ。
{考察}
下位打線からの攻撃を簡単に三人で抑える。
山口の調子自体はそれほど悪くない。
☆3回表☆
{経過}
Ⓟ大貫、ウィーラーは左安⇒山口は投犠打失敗併殺⇒松原は空三振。
{考察}
先頭のウィーラーがヒットで出塁するが、山口のバントが最悪のダブルプレーになってチャンスを潰す。
★3回裏★
{経過}
Ⓟ山口、柴田は一ゴロ⇒佐野を空三振⇒オースティンを遊ゴロ。
{考察}
流れ的に嫌なイニングだったが、山口は動揺を見せずに上位打線を三人で片づける。
☆4回表☆
{経過}
Ⓟ大貫、坂本は空三振⇒吉川は二ゴロ⇒岡本は右中二⇒丸は四球⇒中島は右安(岡本本塁憤死)
{考察}
二死から岡本の二塁打と丸の四球でチャンスを作り、中島の右安で二塁走者の岡本が本塁に突っ込むが憤死。
★4回裏★
{経過}
Ⓟ山口、宮﨑は中安⇒牧を見三振⇒ソトは中安(坂本のグラブを弾く、一三塁)⇒伊藤は遊ゴロ併殺崩れ(吉川の送球ミス、失点1)⇒大貫は一ゴロ。
{考察}
一死一三塁のピンチで伊藤の遊ゴロ(絶好の併殺チャンス)を吉川が送球ミスを犯してしまい、痛い追加点を奪われてしまう。
☆5回表☆
{経過}
Ⓟ大貫、大城は一ゴロ⇒ウィーラーは見三振⇒山口は見三振。
{考察}
下位打線の攻撃だったが、あえなく三者凡退。
★5回裏★
{経過}
Ⓟ山口、桑原は中越二⇒柴田は投犠打(三進)⇒佐野を四球⇒オースティンを四球⇒宮﨑を二ゴロ併殺崩れ(吉川の送球が遅れるミス、失点1)、G0-B4⇒牧は二飛。
{考察}
一死満塁のピンチで、宮﨑を二ゴロに仕留めるが、ここで再び吉川のミス(握り直しで送球が遅れる)で、併殺崩れによる追加点を与えてしまう。
☆6回表☆
{経過}
Ⓟ大貫、松原は右中三⇒坂本は左飛⇒吉川は左適安(得点1)、G1-B4⇒岡本は二飛⇒丸は空三振。
{考察}
松原の三塁打と吉川のタイムリーで1点を返すが、攻撃はこれで終わってしまう。
大貫は前のイニングくらいからボールがかなり浮き始めているが、主軸打者のミスショットがあまりにも多い。
★6回裏★
{経過}
Ⓟ畠、ソトを中飛⇒伊藤を空三振⇒代打森を空三振。
{考察}
二番手の畠は危なげなく三者凡退で抑える。
☆7回表☆
{経過}
Ⓟエスコバー、中島は空三振⇒代打陽は見三振⇒ウィーラーは遊ゴロ。
{考察}
二番手のエスコバーのパワーピッチに抑え込まれて三者凡退。
★7回裏★
{経過}
Ⓟ畠、桑原を三ゴロ⇒柴田は左安⇒佐野を二飛⇒オースティンを空三振。
{考察}
イニング跨ぎの畠は、一死から柴田にヒットを打たれるが、後続を討ち取り無失点で終える。
☆8回表☆
{経過}
Ⓟ山﨑康、亀井は左安⇒松原は空三振⇒坂本は三直⇒吉川は空三振。
{考察}
セットアッパーの山﨑に対して、先頭の亀井がヒットで出塁するが、後続が倒れてチャンスを拡げられなかった。
★8回裏★
{経過}
Ⓟ高梨、宮﨑を空三振⇒牧を右飛⇒ソトは空三振。
{考察}
三番手の高梨は一死から牧に大飛球を打たれるが、打者三人で片づける。
☆9回表☆
{経過}
Ⓟ三嶋、岡本は右飛⇒若林は遊ゴロ⇒中島は中飛。
{考察}
抑えの三嶋に対してもアッサリと三者凡退でゲームセット。
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【勝負を分けたポイント】
4回裏の併殺崩れによる失点が非常に痛かった。
何故か記録はエラーにはならなかったが、吉川が普通の送球をすれば完全にアウトのタイミングだった。
今のチーム状態では相手に先取点を奪われるだけでかなり苦しくなるが、味方の反撃前に追加点を許すと致命傷になってしまう。
まだ中盤ではあったが、これで勝負の行方は決してしまった。。。
【選手雑感】
☆山口俊☆
調子自体はそれほど悪いとは思わなかったが、勝負処でボールが高めに浮いてしまった。
今の打線の状態を考えれば、先取点を与える事は敗戦に直結する可能性が高いので、初回の二死からの失点は何としてでも防ぎたいところだったが。。。
但し、4回と5回の失点はいずれも吉川のミスによる失点で、彼も何とか土俵際で踏ん張っていたんだが。。。
大城との相性云々は個人的には問題ないと思う。
☆吉川尚輝☆
プロ入り以来、ボールを握って送球する一連の動作に大きな課題があったが、去年途中あたりから改善の傾向にはあった。
しかし、ここに来てチームの重苦しい雰囲気に比例して、送球不安が再び顔を覗かせてしまっている。
坂本は別格だが、もはや松原と彼は巨人守備陣の要と言っても良い存在なので、その彼にミスが生まれるとチームの士気は大きく下がってしまう。
【総評】
昨日に続いて今日もベイスターズに攻守でやりたいようにやられてしまった。
打ではチャンスを確実に得点に繋げられ、守ではベイスターズバッテリーの配球に完全に惑わされてしまっていた。
巨人バッテリーはチーム状態が悪いことが心理的負担になり、効果的に相手打者の内角を突けず、配球に偏りが生じてしまっていたが、ベイスターズバッテリーは逆に初回から打者の懐を攻めて二巡目以降の布石を打つ配球が出来ていた。
そのバッテリーの余裕の無さは「低調な打線」から生じているが、これがチーム全体に重苦しさを呼び込んでしまって、今度は守備にも悪影響を与えてしまっている。
身心ともに疲れを感じるチームリーダーの坂本と丸、そしてムードメーカーのウィーラーから明るい表情が完全に消えてしまい、淡々とプレーしているように見えてしまっている。
ぶっちゃけ、今の巨人で気持ちが表に出ているのは岡本だけ(凡打しても怒りが画面に伝わってくる)
これは非常に拙い。
チーム状態が悪いので、ベンチ全体が暗く感じるのは当然ではあるが、誰かがこの雰囲気をガラっと変えないとキツイ。
試合前の和やかな雰囲気とは別に、試合中でもベンチを盛り上げる存在と、プレーで空気を一変させる存在が欲しい。
だが、残念ながら現在一軍ベンチにいる選手でそういった選手は居ない。。。。
もはや、近日中の一軍登録が見込まれる新外国人ハイネマンにガッツ溢れるプレーが生まれ、この重苦しい空気を打ち破ることに期待するほかないのか。。。。
以上 敬称略
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