東京ヤクルトスワローズvs読売ジャイアンツ 22回戦 観戦レポート 2021.10.7
【試合結果】
巨 人 000 000 000 0
ヤクルト 000 000 001 1
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ヤクⓅ原⇒今野⇒清水⇒マクガフ、中村
巨人Ⓟ菅野⇒デラロサ⇒畠⇒ビエイラ、小林
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{勝}マクガフ (3勝2敗26S)
{敗}ビエイラ (0勝2敗18S)
{S}
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{本}
【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ原、松原は空三振⇒若林は左安⇒坂本は見三振⇒岡本は遊ゴロ。
{考察}
一死から若林がヒットで出塁するが、坂本・岡本がここでもチャンスを拡げられず無得点。
坂本、岡本ともに始動の遅れが目につき、タイミング的に差し込まれている。
★1回裏★
{経過}
Ⓟ菅野、塩見は空三振⇒青木を右飛⇒山田を二飛。
{考察}
菅野は非常に慎重な立ち上がり。
青木にはボール先行で甘いボールを芯で捉えられたが、全体的には低めにボールを集めていた。
☆2回表☆
{経過}
Ⓟ原、丸は遊ゴロ⇒亀井は空三振⇒大城は右線二⇒小林は空三振。
{考察}
二死から大城が二塁打を放つが、小林が倒れて無得点。
★2回裏★
{経過}
Ⓟ菅野、村上は一失⇒オスナを二飛⇒中村を二ゴロ併殺。
{考察}
ここまでの菅野はややスライダー系が逆球になるケースが見られるが、キレがあるので相手は打ち損じている。
ヤクルト打線も決して状態が良いとは思わない。
☆3回表☆
{経過}
Ⓟ原、菅野は一ゴロ⇒松原は左線二⇒若林は中飛(松原は三進)⇒坂本は二ゴロ(山田好プレー)
{考察}
一死から松原が二塁打を放つが、ここもあと一本が出ず無得点。
坂本のセカンドゴロは、山田のポジショニングの妙だった。
★3回裏★
{経過}
Ⓟ菅野、サンタナは空三振⇒西浦を一邪飛⇒原を空三振。
{考察}
菅野は右打者に対しては内角ツーシームと外角スライダー系を巧みに投げ分け討ち取っている。
☆4回表☆
{経過}
Ⓟ原、岡本は三ゴロ⇒丸は左飛⇒亀井は右線二⇒大城は申告敬遠⇒小林は二飛。
{考察}
二死から亀井が二塁打を放つが、大城申告敬遠後の小林が倒れて無得点。
★4回裏★
{経過}
Ⓟ菅野、塩見を三ゴロ⇒青木も三ゴロ⇒山田を中飛。
{考察}
二廻り目の上位打線との対戦だったが、危なげなく三者凡退。
☆5回表☆
{経過}
Ⓟ原、菅野は右飛⇒松原は中飛⇒若林は投ゴロ。
{考察}
菅野凡退後、1・2番でチャンスメイク出来ず無得点。
★5回裏★
{経過}
Ⓟ菅野、村上を空三振⇒オスナを二ゴロ⇒中村を遊飛。
{考察}
村上にはフォークで三振を奪い、オスナと中村に対しては内と外の出し入れで討ち取った。
ここまで菅野が許した出塁は、2回裏のエラー1回だけ。
ノーヒットノーランを継続中。
☆6回表☆
{経過}
Ⓟ原、坂本は三ゴロ⇒岡本は遊ゴロ(投襲後にショートがバックアップ)⇒丸は空三振。
{考察}
クリーンナップで何とか先制したいところだったが、あえなく三者凡退。
★6回裏★
{経過}
Ⓟ菅野、サンタナを四球⇒西浦は四球⇒宮本は投ゴロ(犠打成功)⇒塩見は投ゴロ(三塁挟殺、二三塁)⇒青木を空三振。
{考察}
連続四球と犠打で、一死二三塁のピンチを招くが、ここから菅野がギアチェンジして後続を討ち取る。
菅野はまだノーヒットピッチングを継続。
☆7回表☆
{経過}
Ⓟ今野、亀井は空三振⇒大城は空三振⇒小林は見三振。
{考察}
二番手今野に対して、下位打線が三者連続三振。
なかなか得点の雰囲気が出てこない。
★7回裏★
{経過}
投手交代Ⓟデラロサ、山田を三ゴロ⇒村上を二ゴロ⇒オスナを三ゴロ。
{考察}
投球練習中に菅野がアクシデントを訴え、デラロサに交代。
急遽マウンドに上がったデラロサは、クリーンナップを危なげなく三者凡退。
☆8回表☆
{経過}
Ⓟ清水、吉川は空三振⇒松原は二ゴロ⇒若林は空三振。
{考察}
代打吉川でチャンスメイクしたかったがあえなく三振。
後続の1・2番も凡退に終わって無得点。
★8回裏★
{経過}
Ⓟ畠、中村を空三振⇒サンタナを遊ゴロ⇒西浦を空三振。
{考察}
三番手の畠も下位打線を危なげなく三者凡退。
打線よ。。。何とかしてくれ!!
☆9回表☆
{経過}
Ⓟマクガフ、坂本は中飛⇒岡本は中飛⇒丸は四球(代走増田大)⇒亀井は空三振。
{考察}
二死から丸が四球で出塁するが、亀井が倒れて無得点。
★9回裏★
{経過}
Ⓟビエイラ、代打川端は空三振⇒塩見は左安⇒二盗成功⇒青木を空三振⇒山田は遊安(坂本の送球がミスになり、一塁の若林がジャックルしている間に二塁走者が生還)
{考察}
ビエイラの投球は素晴らしかったが、最後は運に見放されてしまった。
個人的にはCSにに向けて目途が立つ投球を見せてくれたと思う。
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【勝負を分けたポイント】
強いて言えば、塩見に二盗を許した場面。
ビエイラが来年以降絶対的守護神として君臨するには、簡単に盗塁を許してはいけない。
勿論、彼も警戒はしていたが、小林がこれ以上ないパーフェクト送球でもセーフになるということは、彼のクイックに問題があるということ。
まあ、そんなことよりも、打線がこれだけ不甲斐ないと投手陣を攻める気にはまったくならない。
【選手雑感】
☆菅野智之☆
惜しくもアクシデントで降板したが、文句なしの投球を見せてくれた。
非常にストレート系、ツーシームに球威を感じたし、スライダー・カットボールもキレを感じた。
フォークの精度はイマイチだったが、右打者には横の揺さぶりが非常に効果的だった。
6回裏のピンチの場面では、久しぶりにギアチェンジした彼の投球が見られたし、色んな意味で確実に状態が上がっていることが十分に伺える内容だった。
【総評】
貧打については既にこれまで過去のコラム、tweetで語りつくしてきたので、もう何も言いたくない。。。
最後の坂本のプレーもチーム状態が良ければ起こりえないプレーだったと思う。
ぶっちゃけ、もうこれ以上暗い話題を語るのは疲れるので、今回はあえてポジティブ要素を取り上げようと思う。
さて、ようやくここに来て投手陣の要であるエースと守護神、更に勝ちパターンのリリーフ陣が調子を上げているのがCSに向けて明るい材料である。
菅野は間違いなく打線の援護が有れば確実に勝てる内容の投球が出来ているし、心配していたビエイラも、今日の内容を見る限りは一時の不調を明らかに脱している。
そしてデラロサ、畠、中川の左右のセットアッパー陣も盤石になりつつある。
特にデラロサはモデルチェンジして、投球の中でツーシームとチェンジアップの割合を増やし、打たせてとる投球が板についている。
バッテリーを組む小林もようやく彼の新スタイルに合う配球を見つけたようにも感じる。
そして何よりも畠が完全に一本立ちしたことが大きい。
以前は緊迫した展開では、ほぼ弱気な一面が顔を覗かせていたが、今では右打者の内角にがんがんストレートを投げ込む強気な投球が出来るようになっている。
明らかに彼も投手としてステップアップしている。
まあ、これからの短期決戦に向け、何とか投手陣は形が整ってきた(スクランブル体制は止めて欲しいが。。。)
あとは打線の状態がこれから上がってきて、CS(その先の日本シリーズ)でピークを迎えることが出来れば、あながち下剋上も。。。(と妄想するしかないw)
以上 敬称略
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