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広島東洋カープvs読売ジャイアンツ 23回戦 観戦レポート 2021.10.9

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広島東洋カープvs読売ジャイアンツ 23回戦 観戦レポート 2021.10.9

【試合結果】
巨人 000 000 001 1
広島 201 101 20X 7
——————————–
広島Ⓟ高橋昂⇒ケムナ⇒高橋樹⇒島内⇒コルニエル、會澤、石原
巨人Ⓟ戸郷⇒高木⇒鍵谷⇒高梨⇒戸根、岸田
——————————–
{勝}高橋昂 (5勝7敗0S)
{敗}戸郷 (9勝7敗0S)
{S}
——————————–
{本}丸 19号(9回表ソロ)



【試合経過/巨人サイドからの考察】
☆1回表☆
{経過}
Ⓟ高橋、松原は右安⇒廣岡は右飛(エンドラン)⇒坂本は四球⇒岡本は空三振⇒丸は左飛。
{考察}
一死一二塁のチャンスを作るが、岡本・丸が倒れて無得点。
岡本が全くタイミングが合っていない。
又、ベンチの策と各打者のバッティングが、上手くかみ合っていない。

★1回裏★
{経過}
Ⓟ戸郷、宇草は左飛⇒小園を二ゴロ⇒西川は一襲安⇒鈴木は左線適二(失点1)、G0-C1⇒坂倉は右適安(失点1、廣岡難しいゴロを処理出来ず)、G0-C2⇒菊池は空三振。
{考察}
戸郷はストレートはまずまず走っているが、フォークの落ちが悪く、勝負処で拾われてしまっていた。
不運な打球も重なったが、二死からあまりにも簡単に失点を許してしまった。

☆2回表☆
{経過}
Ⓟ高橋、中島は三襲安⇒ウィーラーは三ゴロ併殺⇒岸田は右線三⇒戸郷は遊ゴロ。
{考察}
この回もチグハグな攻撃となってしまった。
先頭の中島がヒットを放つがウィーラーが最悪の併殺、この直後に皮肉にも岸田が三塁打を放つが、戸郷が倒れて無得点。

★2回裏★
{経過}
Ⓟ戸郷、林は空三振⇒會澤を空三振⇒高橋を空三振。
{考察}
ここまで戸郷は打者に粘られて球数を要するケースが多い。
2回で早くも球数が53球。



☆3回表☆
{経過}
Ⓟ高橋、松原は空三振⇒廣岡は空三振⇒坂本は右飛。
{考察}
二廻り目で反撃を期待したが、あえなく三者凡退。

★3回裏★
{経過}
Ⓟ戸郷、宇草は右中三⇒小園を空三振⇒西川は二ゴロ(失点1)G0-C3⇒鈴木を中飛。
{考察}
先頭の宇草には簡単に追い込んだ後にド真ん中のストレートを捉えられてしまう。
まだまだ出たとこ勝負の戸郷の投球は幼さを感じてしまう。

☆4回表☆
{経過}
Ⓟ高橋、岡本は右飛⇒丸は右安⇒中島は一邪飛⇒ウィーラーが右飛。
{考察}
一死から丸がヒットを放つが後続がチャンスを拡げられず無得点。

★4回裏★
{経過}
Ⓟ戸郷、坂倉は四球⇒菊池は右安(一三塁)、投手交代Ⓟ高木、林は左犠飛(失点1).G0-C4⇒會澤は遊安⇒高橋は捕ゴロ併殺(犠打失敗)
{考察}
戸郷は明らかに球威、制球が落ちてしまい、無死一三塁のピンチを招いたところで交代。
二番手の高木もそれほど良いとは思えなかったが、何とか犠飛ににる1点で抑えた。



☆5回表☆
{経過}
Ⓟ高橋、岸田は四球⇒若林は空三振⇒松原は四球⇒廣岡は左飛⇒坂本は空三振。
{考察}
一死一二塁のチャンスを作るが、ここでもあと一本が生まれず無得点。

★5回裏★
{経過}
Ⓟ高木、宇草を見三振⇒小園は右安⇒西川は遊ゴロ(併殺崩れ)⇒鈴木を四球⇒坂倉を二ゴロ。
{考察}
二死一二塁のピンチを招くが、何とか無失点で切り抜ける。
高木は良いボールと悪いボールがハッキリしているので、打者目線では狙い球が絞りやすい。

☆6回表☆
{経過}
Ⓟケムナ、岡本は四球⇒丸は左飛(岡本が戻れず併殺)⇒吉川は二ゴロ。
{考察}
先頭の岡本が四球で塁に出るが、岡本が帰塁の際に二塁ベースを踏み忘れてアウト。

★6回裏★
{経過}
Ⓟ鍵谷、菊池は投安⇒林は中飛⇒安部を投ゴロ(二進)⇒松山は三安(ベース直撃、失点1、代走石原)、G0-C5⇒宇草を二ゴロ。
{考察}
鍵谷は不運な打球が重なって失点を許してしまう。



☆7回表☆
{経過}
Ⓟ高橋樹、岸田は二ゴロ⇒若林は遊ゴロ⇒松原は空三振。
{考察}
三番手の高橋樹に対してもチャンスを作れず無得点。

★7回裏★
{経過}
Ⓟ高梨、小園は右安⇒西川は空三振⇒鈴木は左安(代走大盛)⇒坂倉は右中適二(失点2)、G0-C7⇒菊池は四球⇒(代走三好)⇒林を見三振⇒代打上本は右安(松原好送球で本塁憤死)
{考察}
高梨は勝負球が甘くなって痛打を浴びてしまう。
特にスライダー系が逆球になってしまっていた。

☆8回表☆
{経過}
Ⓟ島内、松原は中飛⇒坂本も中飛⇒岡本は空三振。
{考察}
1点でも。。。と思っていたが、ここもアッサリと三者凡退。
坂本の大飛球もフェンス手前で失速。。。

★8回裏★
{経過}
Ⓟ戸根、石原を右飛⇒宇草を空三振⇒小園を遊ゴロ。
{考察}
戸根はこの回を打者三人で抑える。



☆9回表☆
{経過}
Ⓟコルニエル、丸は右本⇒中島は空三振⇒大城は空三振⇒岸田は見三振。
{考察}
丸の一発でようやく1点を返すが、反撃もここまで。。。
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【勝負を分けたポイント】
ただでさえ重苦しく、士気が上がってこないチーム状態の時に、初回に二死からアッサリと2点許してしまうと、そこからは絶望感しか生まれない。
正直言って、カープ先発の高橋もそれほど良いとは思えなかったが、何故かチャンスはあっても得点しそうな予感がしない。。。



【選手雑感】
☆戸郷翔征☆
残念ながら投手としてはまだまだ幼い。
テンポが良いとか悪いとか、そんな小手先のことで本質的な問題点を解決出来るとは思えない。
その本質的な事は制球力が決定的に欠けていること。
立ち上がりから出たとこ勝負の投球が続き、フォーシームが高い確率でシュート回転して逆球になっている。
しかも、序盤から最も握力を使うフォークを多投するので、毎度80球近くでボールが抜け始め、そのフォークの精度も落ちて見極められてしまっている。
確かに馬力があって、将来性も疑う余地はないが、大谷翔平のように160キロ前後のストレートをガンガン投げるほどではないので、制球力アップは欠かせない。
今の投球スタイルで完成形を目指すなら、少なくともフォーシームを右打者の外低めにキッチリ集める制球力を身に着けないと、来年以降すぐに頭打ちの成績になると思う。
まあ、中四日、中五日が続いていたので、そこは同情の余地はあるが、そこも彼の問題を語る上では本質ではないと見ている。



【総評】
技術的に見て、現状の巨人打線の中で調子が良い部類に入る打者は松原聖弥だけ。
その松原も「絶好調か?」と問われれば、そこまでは思わない。
一時、良くなりかけたウィーラー、大城卓三も出場したりしなかったりを繰る返しているうちに調子が落ちてしまった。
又、先日のコラムやtwitterで発信したように丸佳浩も技術的にはまだまだ状態は良くない。
勿論、今日もホームランを放つなど最悪の状態からは脱したが、あくまでも最悪を脱しただけで本質的な問題点が改善された訳ではない。
そして最も拙いのは、岡本和真が益々状態を落として袋小路に入りつつあること。
先々週までは修正箇所が一か所だったが、そこから二か所、そして今日のバッティングを見ると三か所に増えてしまっていた。
ざっと筆者が気になった修正箇所は以下の通り。
➀始動が遅い
➁テイクバックでグリップが落ちてしまう
➂スイングが外回り
一方で、坂本勇人は明らかに疲れていると思う。
それは先日のヤクルト戦の第三戦の最終回に、ボテボテのショートゴロをワンバウンド送球した姿を見れば明らかで、横の動きはまだ良いが、より足腰に負担がかかる前方のゴロへのチャージが甘くなっている。
また、バッティングもどことなく集中力を欠いている。

以上 敬称略
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