巨人春季キャンプレポート 2022.2.1
S班 宮﨑
◆投手=デラロサ、菅野、メルセデス、ビエイラ
◆野手=中島、坂本、中田、ウィーラー、丸
立ち上げ班 宮﨑
◆投手=山口、鍵谷、中川皓太
◆野手=梶谷
1軍 宮﨑
◆投手=平内、山崎伊、戸郷、畠、高橋、高梨、直江、大江、戸田、堀田、谷岡、沼田、堀岡
◆捕手=大城、岸田、喜多
◆内野手=吉川、岡本和、広岡、中山、北村、秋広、勝俣
◆外野手=松原、八百板
2軍 宮﨑
◆投手=井納、今村、山田、赤星、桜井、戸根、高木、山本、笠島、木下、鍬原、山崎友、横川、鈴木優
◆捕手=山瀬、坂本勇、前田
◆内野手=湯浅、増田大、若林、加藤廉、岡本大
◆外野手=石川、立岡、鈴木大
3軍・故障班 ジャイアンツ球場
◆投手=大勢、太田、石田、花田、代木、ダニエル、京本、川崎、高田、奈良木、菊地、富田、与那原、鴨打、阿部、伊藤優、田中豊、井上
◆捕手=小林、萩原、大津、亀田
◆内野手=菊田、デラクルーズ、黒田、増田陸、香月、平間、ウレーニャ
◆外野手=岡田、重信、笹原、ティマ、保科、伊藤海
☆久しぶりに各選手を映像で確認した印象は?
筆者は毎年自主トレの期間中は選手の映像を極力見ないようにしている。
それは前年シーズンの印象をそこで上書きすることなく、春季キャンプでの「ユニフォーム姿」の変化を感じる為である。
・坂本勇人⇒2019、2020年は日本シリーズ進出、コロナとオリンピックが重なりシーズンオフが短く、更にはタイトな日程が続き、彼のような侍ジャパンの常連選手には厳しいシーズンが続いていたので、去年の今頃はやや疲れを感じさせる表情が時折見せていたが、今年はそんな雰囲気を微塵も感じさせずに、スッキリとした表情で初日の練習を行っていた。
又、身体も非常に締まっていたので、順調なオフを過ごしていたと思う。
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・秋広優人⇒オフに中田翔に指導された「食トレ」で大幅な体重増に成功したらしいが、久しぶりに見たユニフォーム姿は、上半身と下半身のバランスが大幅に良くなっているように感じた(つまり、下半身のパワーアップを感じる)
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・岡本和真⇒一見、やや太目残りを感じる体つきだが、それ以上に臀部から太腿、そして脹脛にかけてさらにパワーアップしている印象で、2019年オフ辺りから本格的に取り入れたウエイトトレーニングの効果がハッキリと表れてきた。
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・菅野智之⇒昨シーズンオフは正月明けにメジャー挑戦の件で渡米していた影響もあって、キャンプ初日の印象はやや全体的に「ボテっと」していた体つきをしていたが、今オフは相当体を追い込んでいたようで、締まった体つきをしている。
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・ビエイラ⇒去年は来日隔離期間を経て2月4日からキャンプ(S班)に合流したものの非常に引き締まった体つきでファンを驚かせたが、今年は早々に来日して初日からキャンプ(S班)に合流したが、久しぶりに見た体のシルエットは去年の同時期よりも腹回りに無駄な肉が目立っていた。
昨シーズンはシーズン中盤に大ブレイクしたものの、肘の違和感や登板過多の疲労も重なって、終盤はやや息切れしてしまっていたので、練習熱心の彼の事だから、逆にオフはしっかり静養することを主眼に置いていたと推測する。
ここからしっかり調整してくれるだろう。
☆若手・中堅の底上げが急務の投手陣で気になった投手は?
桑田投手コーチが新チーフとして昇格し、新体制でスタートした巨人投手陣。
ここから台頭する若手・中堅投手は誰なのか?
・堀田賢慎⇒高校時代に光っていた「剛速球投手特有の腕の振り」がトミージョン手術によって損なわれることを危惧していたが、キャンプ初日のブルペン映像を見る限り変わりなく素晴らしかった。
まだまだ8~9割程度の力の入れ具合だったが、ゆったりしたフォームからリリースの瞬間に指先が「ビシッ」と鳴っているように感じるくらい迫力満点のストレートを投げ込んでいた。
肘のリハビリ期間に強化した下半身は当然のようにパワーアップしているので、実際の球速以上に打者目線では速く感じるストレートで、オールストレートでも打者を討ち取れそうな気さえする。
しかしながら、現実的に先発投手としてやっていくには、まだまだ課題は多い。
当然、セットポジションでの投球も必須事項ではあるが、やはり変化球の精度アップが大きな課題となるだろう。
カーブ系・スライダー系・チェンジアップ系がその候補に上がってくると思うが、再び支配下登録され、更に先発ローテ入りして新人王を狙えるくらいの活躍をするには、最低限2種類の変化球が必要だと思う。
これらをストライクゾーンからボールゾーンに出し入れ出来るようになれば、巨人のエースだけではとどまらず球界のエースにもなれる逸材だろう。
☆次世代の主砲候補、秋広優人のフリーバッティングを久しぶりに見た感想
前段で触れたように、体重増の効果は打球にも表れていた。
まだまだバッティングフォームを意識した軽いスイングではあったが、打球の勢いは岡本和真クラスだった。
ゆったりとしたテイクバックで上手に「間」を作り、そしてスイングのインパクトの力強さは間違いなく去年の同時期よりも格段にレベルアップしている。
更に技術的に言及するなら、去年後半良くなったフォームよりも更に左の軸足に長く体重を置く意識と、右足で円を描くようにしてタイミングを計り、上体が突っ込んでしまう悪癖を修正しようとする意図を感じた。
勿論、実戦で同じことを出来ないと意味ないが、しっかりとオフに自身の課題を咀嚼出来ていたのは大したものだと思う。
この辺りに彼の野球人としての資質を感じる。
高卒2年目なので、まだまだ1軍でバリバリと結果を残すには早い段階かもしれないが、今年は更にオープン戦でチャンスを与えらると思うので、ここで結果を残して開幕1軍を勝ち取り、少しでも多くトップレベルの投手と対戦して今後の糧をして欲しい。
期待は大きいが、現実に考えると今年に関してまずは「そこ」を目指して欲しい。
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以上、初日のキャンプ中継を見て、第一印象を中心に一部選手について触れてきたが、これからシートバッティングや実戦形式の練習、更に紅白戦やオープン戦が始まるとレポートの中身は濃密になってくるので、今しばらくはこの程度の内容で我慢していただきたい。
そしてこの間にYouTubeの映像を見て感じた新外国人選手の雑感を行っていこうと思う。
以上 敬称略
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