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福岡ソフトバンクホークスvs読売ジャイアンツ オープン戦レポート 2022.3.9

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福岡ソフトバンクホークスvs読売ジャイアンツ オープン戦レポート 2022.3.9

【ジャイアンツオーダー/攻撃経過/野手短評】
1番(中)丸佳浩
➀カウント1-0から内角ストレートにやや差し込まれながらも左安、無死一塁。
➂カウント2-2から真ん中高めのストレートに詰まって遊飛、二死。
➅初球の真ん中スライダーをバットの先で二直、二死。
<短評>
第一打席のヒットはバットの出方と軌道が良いので、詰まってもポップフライにならずにライナー性でヒットゾーンに飛んでいく。
⇒⇒(右)若林晃弘
➈カウント1-1から真ん中高めのカットボールに合わせるが左飛、一死。
<短評>
甘いボールだったが、やや差し込まれてしまった。
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2番(二)吉川尚輝
➀フルカウントから真ん中低めのストレートを見切って四球、無死一二塁。
➂カウント2-1から真ん中ストレートを打ち損じて二ゴロ、チェンジ
➅初球の外角ストレートを捉えるが左飛、チェンジ。
<短評>
第一打席は二番打者としてキッチリとボールを見極めて繋ぎ役を果たした。
第二打席は完全に打ち損じ。
第三打席は良い感じで捉えたが打球にあとひと伸びがない。
⇒⇒(二)増田陸
➈カウント1-1から外角高めのカットボールを引っかけて遊ゴロ、二死。
<短評>
ボール気味のカットボールを強引に打ちに行ってしまった。
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3番(遊)坂本勇人
➀初球の真ん中ストレートを打ち損じて遊ゴロ、6-4-3の併殺、二死三塁。
➃フルカウントからストレートが大きく外れて四球、無死一塁。
➆カウント1-2から真ん中ストレートを引っかけて遊ゴロ、一死。
➈カウント1-2から真ん中ストレートを捉えるが中飛。
<短評>
第一打席は初球から狙っていた訳ではないと思うが、甘いボールが来たので慌ててスイングしていた印象。
全体的に差し込まれ気味ではあるが、個人的には順調に調整されていると思う。
twitterでも発信したが、今の時期は詰まるくらいの状態の方が良い。
特に彼の場合、怖いのは「間」を作れず下半身と上半身の連動性が消え、体からグリップが早く離れる打席が多くなること。



4番(指)岡本和真
➀カウント1-0から外角スライダーをバットの先で左飛、チェンジ
➃カウント1-2から外角低めのカーブを引っかけて三ゴロ、5-4-3の併殺、二死。
➆カウント0-1から真ん中ストレートを捉えて左本(得点1)、一死。
<短評>
第一打席は平凡な左フライで終わるが、ボール1個分甘く入れば間違いなく長打になっていた紙一重の打席。
第二打席は若いカウントの甘いストレートを仕留められず、最後はカーブを打たされた。
第三打席は対戦経験の多い又吉だったので、失投を打ち損じる確率は他投手よりも低い。
完璧なホームランだった。
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5番(左)ウィーラー
➁カウント2-1から真ん中高めのストレートを引っかけて三ゴロ、一死。
➃フルカウントから外角低めのスライダーを空三振、チェンジ。
➅カウント1-1から真ん中カットボールをタイミングが合わずに捕邪飛、二死。
<短評>
ストレート系に差し込まれるケースが多く、変化球には泳いでしまっていた。
⇒⇒(左)石川慎吾
<短評>
打席機会無し
レフトの守備でやらかしてしまった。
本質的なセンスの問題もあるので百歩譲って打球判断のミスは仕方がないが、体の正面で捕ろうとする意識が強すぎるので、捕球体勢に余裕が全く感じられない。
目測が難しい後方の打球に対しての鉄則は、最後まで半身でボールを追う事。
その上で風の影響などで途中で打球が失速したら正面を向いて捕球すれば良いが、ギリギリまで判断が必要な場合や、自分のプレーに余裕がない時は最後まで半身になって「動ける態勢」で打球を追わなければいけない。
そして正面を向くときも足を揃えずに常にどちらかの足を前に置かないと、今回のように「万歳」の態勢で捕球することになり、ミスに繋がる可能性が高い。
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6番(一)中田翔
➁カウント1-1からの外角スライダーをバットの先で捉えて左安、一死一塁。
➄カウント1-1から真ん中低めのカットボールを引っかけて遊ゴロ、一死。
<短評>
第一打席は自分のポイントでボールを捉えているのでバットの先でもヒットゾーンに飛んでいく。
⇒⇒(三⇒中)増田大輝
<短評>
打席機会無し



7番(捕)大城卓三
➁カウント1-2から外角低めのストレートを見三振、二死一塁。
➄カウント2-0真ん中シュートを捉えるが左飛、二死。
<短評>
相手先発の松本に対してタイミングが合っていなかった。
⇒⇒代打(捕)岸田行倫
➇カウント0-1から真ん中ストレートを打ち損じて三飛
<短評>
左投手の甘いストレートを仕留められなかった。
相変わらずミスショットが多い。
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8番(三⇒一⇒三)北村拓己
➁カウント1-1から真ん中スライダーを打ち損じて中飛、チェンジ
➄カウント0-2から外角ストレートを捉えるが右飛、チェンジ。
➇カウント0-2から外角チェンジアップを空三振、二死
<短評>
第一打席は相手の大失投だったが捉えきれずに中飛に終わる。
どうしても右肩が下がってボットのヘッドが「死んでる」ので打球に勢いが生まれない。
第二打席も一瞬良い感じで捉えたように見えたが、第一打席と同じ理由でストレートに押されてしまっている。
第三打席は左投手の外角出し入れだけで簡単に討ち取られてしまう。
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9番(右)松原聖弥
➂カウント2-0から内角低めのストレートにやや差し込まれて右飛。
➅カウント1-2から外角低めのストレートを空三振、一死。
<短評>
第一打席はバッティングカウントで難しいボールに手を出して凡退。
第二打席は追い込まれてから全く粘れずに三振に終わる。
⇒⇒(中)秋広優人
<短評>
打席機会なし
⇒⇒代打(一)中島宏之
➇カウント1-2から内角スライダーを空三振、チェンジ。
<短評>
内と外に出し入れされて翻弄される。



【ジャイアンツ登板投手/雑感】
☆メルセデス
ストレート系の平均球速は140キロ超
変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップ、ツーシーム
<雑感>
初回、先頭の三森は四球⇒真砂を見三振⇒二盗、柳田を空三振⇒グラシアルは四球
三森には厳しい判定に泣かされての四球、グラシアルは勝負球のチェンジアップを見切られて攻め手を失った上での四球。
まずまずの内容で立ち上がった。
二回、松田は右安⇒井上は左安⇒甲斐は三犠打(二三塁)⇒川瀬を遊ゴロ(失点1)⇒三森を中飛。
先取点となった川瀬の遊ゴロは、攻め方次第では十分に三振を奪えていたので悔いが残る。
全くタイミングが合っていなかったので「外角オンリー」の配球でも三振を取れると思っていたようだが、当てられてしまった。
三回、先頭の真砂は左線二⇒柳田は右適安(失点1)⇒グラシアルは遊安⇒栗原を中飛⇒松田を遊ゴロ(坂本好プレー)6-4-3の併殺。
この回はやや腕の振りが鈍く、ボールを置きにような投球になっていた。
ストレートも本来の球威ではなく、変化球も簡単に捉えられてしまっていた。
四回、井上は左安⇒甲斐は四球⇒川瀬を捕犠打(二三塁)⇒三森は右適二(失点2、三進を狙って憤死)、ここで投手交代。
前のイニングと同じで、カーブとチェンジアップを投げる際の腕の振りが「ヌルい」ので対応されていた。
これでほぼ投球に「緩急」が消えて、打者にに余裕を与えてしまった。
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☆堀岡隼人
ストレート系の球速は140キロ
変化球は投げていない
<雑感>
4回二死走者なしで登場、柳町を二ゴロ。
僅か一球ではあったが、キッチリと内角にストレートを決めて内野ゴロに討ち取った。



☆堀田賢慎
ストレート系の平均球速は150キロ弱
変化球はカットボール、チェンジアップ、カーブ
<雑感>
五回、先頭の柳田を二ゴロ⇒グラシアルは四球⇒二盗阻止、栗原を二ゴロ。
フルカウントから柳田を討ち取った内角低めのストレートは見事だった。
グラシアルには簡単に追い込んだ後に攻めきれずに四球を与えたが、代走の二盗を許さなかった点は本番に向けてプラス材料となる。
六回、先頭の松田は右越二⇒井上を空三振⇒甲斐を捕邪飛⇒野村を空三振。
いつものようにピンチを背負ってからギアチェンジしていた。
井上を外角ストレートとカットボールの出し入れで三振を奪い、甲斐には内角ストレートでキッチリ投げ切って捕邪飛、最後は野村を力勝負で討ち取った。
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☆デラロサ
ストレート系の平均球速は150キロ弱
変化球はスライダー、チェンジアップ、ツーシーム、カットボール
<雑感>
七回、先頭の三森を空三振⇒柳町を左飛⇒牧原は右本(失点1)⇒佐藤を見三振。
デラロサにとっては牧原は殆ど対戦経験がなく、小柄な選手なので一発を打たれることなど微塵も感じていなかった可能性が高い。
舐めた訳ではないがカウント球のストレートを安易に真ん中に投げてしまった。
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☆大勢
ストレート系の平均球速は150キロ超
変化球はスライダー、フォーク
<雑感>
八回、先頭の栗原は左失(石川の捕球ミス、二進)⇒リチャードは中適安(失点1)⇒井上を二飛⇒海野を遊ゴロ、6-4-3の併殺(坂本好プレー)
今回の内容はあまり良くなかった。
ストレートが真ん中寄りに集まり、球威もそこまでなかった。
リチャードのタイムリーはバットをへし折ったが、コースが甘いのでヒットゾーンに打球は飛んでいった。
それでもコースが甘くなっても、低めにボールは集まっているので大怪我に繋がらなかった。
まあ、石川慎吾の拙守が無ければ簡単に三者凡退で終わっていた可能性が高いが、セットアッパーとして活躍するには左打者対策が鍵になるだろう。



【福岡ソフトバンクホークス先発オーダー】
1番(二)三森
2番(中)真砂
3番(右)柳田
4番(指)グラシアル
5番(左)栗原
6番(一)松田
7番(三)井上
8番(捕)甲斐
9番(遊)川瀬
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【スコア】
巨  人 000 000 100 1
ソフバン 011 200 11X 6
<ソフP>松本(1~5)大関(6)又吉(7回)嘉弥真(8)森(9)
<巨人P>メルセデス(1~3回2/3)堀岡(3回3/3)堀田(4~5)デラロサ(7)大勢(8)



【野手総評】
初回、先発松本に対していきなり無死一二塁のチャンスを作るがクリーンナップが倒れて無得点。
各打者ストレート系に差しこまれていた。
二回、この回も決して甘いボールも少なくなかったが、左の各打者がストレートを悉く打ち損じてしまっていた(やや差し込まれていた)
三回、この回も三者凡退で終わるような相手の投球ではなかったが、あえなく。。。。
四回、先頭の坂本が出塁するが、岡本が甘いボールを打ち損じ、最後はカーブを打たされてしまって併殺打。
五回、どう見てもこの回も三者凡退で終わるような投球を松本はしていなかったが、巨人打線は沈黙してしまった。
六回、二番手左腕、パワーピッチャーの大関に対して力で押し切られてしまう。
七回、三番手の又吉から岡本が意地の一発を放つが、他からは相変わらず快音聞かれず。
八回、四番手の嘉弥真の巧みなボールの出し入れに手も足も出ず。
九回、五番手の森はまだまだ本調子ではなかったので、何とか打線に反撃して欲しかったが、ここも打ち損じが目立って三者凡退、ゲームセット。
——————————
<低評価>
全体的に打線が低調であることには異論はないが、特に主力に関しては全く心配していないというか、明らかに調整段階であるベテラン打者のバッティングについて、あれこれ言うこと自体がナンセンス。
一方でまだまだ自分の立場が不安定な中堅野手は別問題。
石川慎吾の拙守は問題外で、彼については論ずるに値しない。
また、結果だけではなく内容も残念だったのは北村拓己と松原聖弥。
北村はそれなりの打球を飛ばしていたが、今のバッティングの内容ではあれが精一杯という印象。
結果は出なかったが内容的には悲観していないのは吉川尚輝、大城卓三。
特に吉川尚輝はバッティングの調子を徐々に上げているようには感じる。
——————————
<高評価>
若手中堅には居ない。
順調に調整されていることが表に表れていたのは岡本和真と丸佳浩。



【投手総評】
<低評価>
特にいない。
主力級のメルセデスとデラロサについては、前者は前段で指摘した課題はあるものの攻め方(配球)の問題が大きく、後者は一発を打たれたボール以外に失投は無かった。
この両名については全く心配していないし、特に毎年春先は良くないデラロサは順調な調整ぶりが伺えた。
大勢についてはやはり課題は対左打者になるだろう。
ストレートを左中間方向に逆らわずに打ち返されるバッティングをされると、今のままでは分が悪いので、打者に引っかけさせるようなボールが欲しい。
その為には左打者のスライダーの精度を上げる事、そしてシンカー気味のフォークの精度をもっと上げたい。
——————————
<高評価>
堀田賢慎
前段で触れたように、グラシアルに対しては攻めきれなかったが、柳田や甲斐、栗原に対しては攻めの投球が出来ていた。
走者を得点圏に置いた際の「ギアチェンジ」も素晴らしかった。
課題はやはり先発としてやっていくには球数を減らすこと。
カウント球で使いたいカーブの精度をもっと上げ、追い込んだ後の勝負処ではチェンジアップで空振りを奪えるようにならないとなかなか球数は減らない。
ストレートカットボールだけではプロの一軍レベルでは簡単には討ち取れないが、逆を言えば、前述の二つの球種をマスターすると二桁勝利が視野に入ってくる。

以上 敬称略
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