広島東洋カープvs読売ジャイアンツ 1回戦レポート 2022.4.5
敗戦試合の観戦コラムは簡略バージョンで。。。
【スコア】
巨人 000 100 000 1
広島 100 002 00X 2
勝利投手 九里 (1勝0敗0S)
敗戦投手 戸郷 (1勝1敗0S)
セーブ 栗林 (0勝1敗3S)
【ジャイアンツ出場野手評価/状態チェック】5点満点
☆吉川尚輝 5打数2安打
・評価2点
どんな形でさえ、先頭打者としての二度の出塁、ヒットは合格点。
一方でチャンスの場面での凡退はマイナス評価。
・バッティングの状態
前試合終了時は(↗)
今試合終了時は(↗)
バッティングの内容はイマイチだったが、ヒットは出ているのでメンタル的には好調維持。
明日の第一打席の内容は重要になる。
☆坂本勇人 4打数1安打1四球
・評価2点
同じく二度の出塁は合格点、チャンスの場面での凡退はマイナス評価。
・バッティングの状態
前試合終了時は(↗)
今試合終了時は(↗)
凡打も紙一重が多く悪くない。
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☆ポランコ 3打数0安打1四球
・評価1点
第四打席の四球で何とか評価点を稼いだ。
・バッティングの状態
前試合終了時は(➡)
今試合終了時は(➡)
第二打席の一塁線の強烈な打球が抜けていれば。。。。
全体的にカープバッテリーに翻弄されていた印象は強いが、最後の打席では上手く対応して四球を稼いだ。
☆岡本和真 3打数0安打1四球
・評価1点
第四打席の併殺打は捉えた打球だっただけにハードラックだった。
・バッティングの状態
前試合終了時は(↗)
今試合終了時は(↗)
甘くなったボールをキッチリ捉える形は崩されていない。
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☆中田翔 3打数1安打1四球
・評価2点
第二打席のチャンスの場面をモノにしたかった。。。
・バッティングの状態
前試合終了時は(➡)
今試合終了時は(➡)
最終打席の右安は非常に良い打ち方だった。
本人にとって前試合のマルチヒット(満塁弾含む)が上昇のキッカケなら、この試合の最終打席のヒットは「確信」になった可能性がある。
次戦が非常に大事になった。
☆丸佳浩 4打数0安打
・評価0点
久しぶりに全く良いところなく終わってしまった。
・バッティングの状態
前試合終了時は(↗)
今試合終了時は(↗)
バッティングの内容はまだ悪くなる兆候は感じない。
凡打も紙一重なモノが多い。
彼も次戦が非常に大事になった。
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☆松原聖弥 4打数2安打(得点1)
・評価3点
得点に結びついた二塁打を含めた二つのヒットは高く評価できる。
一方で相変わらず三振の内容(印象)があまりにも良くないので、そこを修正していかないとレギュラー確保には至らないだろう。
・バッティングの状態
前試合終了時は(➡)
今試合終了時は(➡)
非常につかみどころがない状態。
ヒットと凡打の中身に差が有り過ぎる。
一般的には調子が良い時は同じ三振でも「無様に感じる三振」はありえないが、第一打席はカープバッテリーに完全に見下された三振を喫した。
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☆大城卓三 3打数0安打1四球
・評価1点
無安打で終わったバッティングはともかく、この試合では配球面で疑問を感じる場面だが少なくなかった。
試合中のtwitterでも指摘したが、6回裏に松山にフルカウントから甘くなったフォークを拾われてタイムリーを打たれた場面で、カウント2-2から何故ストレートを外角ボールゾーン(大城は外す意図を感じた)に要求したのか?
この場面、再度松山の心理状態になって振り返る。
➀ストレートが内角低めに外れてボール
➁ストレートが外角に外れてボール
前の打席、フォークで三振を喫している松山は、カウント球でストレートが2球続いた事で、勝負球では必ずフォークを使ってくると八割方感じていたと思う。
➂内角低めのフォークを見送りストライク
➃内角低めボールゾーンのフォークをファール(カウント2-2)
このワンバンドのフォークを振りに行ってファールにしてしまった事で、松山の心理に微妙な変化が生まれたと思う。
つまり「これで相手にフォーク狙いだと完全にバレた」と松山は思っていた。
しかも、これでカウント的には後がない状態になり、松山は狙い球が絞り切れない状態で次のボールを待つことになった。
しかし、巨人バッテリーが選択した次のボールは。。。
➄外角ストレートが外れてボール(フルカウント)
巨人バッテリーは意外にも外角ストレート(ボール要求)で松山の反応を探りに来た。
これで松山は確信したと思う。
「巨人バッテリーは最後はフォークを振らせにくる」と。。。。
こうなれば松山が絶対有利で、目付を高めに置いておけば低めのフォークは見切って四球に出来るし、少しでも甘くなれば拾うことが出来る。
若手ならこうは単純に事は運ばないが、百戦錬磨のベテランで技術も持っている松山ならそれほど難しいバッティングではなかった。
一方、巨人側に立って考えると、どうしてカウント2-2から攻めなかったのか?
ぶっちゃけ九里の状態が尻上がりに良くなっていただけに、次の1点が致命傷になる可能性が高かった。
筆者が大城の立場なら、同じストレートを要求するなら打者が最も小細工できない内角ストレートで詰まらせるか、三振を狙うならここでもう一球ワンバンドのフォークを選択し、見送られてフルカウントになったとしても安易にストライクゾーンで勝負せずに満塁にして内野陣が併殺を取りやすくする選択肢も十分にあり得た筈だった。
この場面、大城の思惑と戸郷の思惑に大きな乖離を感じたのは私だけなのか?
・バッティングの状態
前試合終了時は(➡)
今試合終了時は(➡)
可もなく不可澪なく。
どちらかというと下り坂に入っているように感じるが、ちょっとしたキッカケで大爆発する可能性も捨てきれない状態と言える。
【ジャイアンツ登板投手総評】5点満点
★戸郷翔征 6回、被安打6奪三振4与四球2与死球1失点3(自責点2)
評価3点
前回に続いて初回にアッサリと先取点を許した点、6回に急に球威・制球ともに落ちてしまった辺りの「弱さ」は非常に残念。
概ね良い投球内容だっただけに勿体ない。
投球だけなら評価点は2だが、これが3になった理由はプロ入り初タイムリーとなった同点打による加点。
去年は失敗が目立っていた送りバントもキッチリと決めていたし、打撃面では去年よりも間違いなく進歩を感じる。
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★戸田懐生 2回、被安打1奪三振2与四球1失点0
評価2点
ビハインドゲームとはいえまだ2点差なので、彼の投球は高く評価できる。
一方、カープ打線の反応を見ると、投球内容的にはやや結果オーライ感は否めないが、逃げの姿勢を一切感じなかった点は好感が持てる
少なくとも個人的に「げんなり」していた去年のリリーフ陣よりも結果も中身も良い。
【監督采配評価/試合総評】5点満点
原辰徳 評価1点
同じ敗戦でも接戦のまま終盤に突入して、勝ちパターン投手のリリーフ陣をつぎ込んでの負けよりは、今の巨人のチーム事情からすれば数段救われる。
今の巨人にとって最もダメージになる敗戦は、中継ぎに核となりつつある鍬原と今村に陰りがでてくること。
一方、開幕からチームが好調だったので、そろそろ状態的には下降線に入ることは想定内。
特に打線は坂本、丸は好調期間が一週間続いたので、そろそろ停滞期に入る可能性がある。
逆に岡本、中田はこれから打ち出すかもしれないので、彼らと入れ替わる形で打線を引っ張ってくれると得点力は維持できると思う。
以上 敬称略
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