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読売ジャイアンツvs横浜DeNAベイスターズ 1回戦レポート 2022.4.12

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読売ジャイアンツvs横浜DeNAベイスターズ 1回戦レポート 2022.4.12

【スコア】
DeNA 002 010 001 4
巨  人 114 400 00X 10
勝利投手 戸郷 (2勝1敗0S)
敗戦投手 ロメロ (1勝2敗0S)
本塁打  梶原 1号(3回表2ラン)、丸 4号(3回裏2ラン)

【ジャイアンツ出場野手評価/状態チェック】5点満点
☆吉川尚輝 4打数2安打1打点1四球(得点1)
・評価4点
振り逃げを含めると四度出塁となり、トップバッターとしては十分な活躍。
特に第二打席の中適安は秀逸なバッティングアプローチだった。
・バッティングの状態
前試合終了時は(↗)
今試合終了時は(↗)
前の試合から再びバッティングの状態が上がっている。
それまではややバットコントロールに頼りがちになる悪癖が顔を覗かせていたが、今はキッチリとそれが修正されて下半身主導のスイングに戻っている。



☆若林晃弘 4打数1安打1四球
・評価1点
初回の第一打席の三振(犠打失敗の後)は評価を大きく下げてしまった。
実際、相手のエラーが無ければ、この回は無得点で終わっていた可能性が高い。
その後の二度の出塁は勝敗が決した後なので高い評価は得られない。
・バッティングの状態
前試合終了時は(ー)
今試合終了時は(➡)
決してバッティングの状態は悪くない。
彼もスタメンで使えばそれなりに結果を残す状態と見ている。
—————————–
☆ポランコ 5打数2安打(得点1)
・評価3点
2本のヒットはいずれも得点に絡む効果的なヒットだった。
・バッティングの状態
前試合終了時は(➡)
今試合終了時は(➡)
前試合までの強引なバッティングから一転して、第一打席の中安、第三打席の左安はコースに逆らわないバッティングだった。
是非ともこれを継続して欲しい。



☆坂本勇人 4打数2安打(得点2)
・評価3点
四番打者として打点を稼ぐことは出来なかったが、チャンスメイクの役割は出来ていた。
・バッティングの状態
前試合終了時は(➡)
今試合終了時は(➡)
もう少し下半身と上半身の連動性が出てくると打球の質が上がってくるだろう。
今はややテクニックに頼っているきらいがある。
——————————–
☆丸佳浩 4打数1安打2打点(得点1、本塁打1)
・評価4点
アッサリと追いつかれてしまった直後の一発だったので、試合の流れの上では非常に効果的な一発だった。
・バッティングの状態
前試合終了時は(↘)
今試合終了時は(➡)
ここ最近は引っかけ気味(ドアスイング気味)のバッティング目立っていたが、第一打席の中飛のバッティング内容が良かったことが第二打席の一発に繋がったと思う。
しかし、第三打席以降のスイングを見ていると状態が上がっているとは言い切れない。



☆中島宏之 3打数1安打2打点1死球(得点2)
・評価3点
第三打席のタイムリー二塁打でこの試合は決した。
この段階ではまだ戸郷の投球に不安があったが、これで巨人バッテリーは楽になったと思う。
・バッティングの状態
前試合終了時は(➡)
今試合終了時は(➡)
現在、内角攻めの対応に苦しんでいる中田翔には、彼のバッティングを是非とも参考にして欲しい。
力むとどうしても始動が遅れがちになるし、バットもなかなかスムースに出てこないが、中島のように構えからインパクトの瞬間まで極力無駄をな力を削ぎ落せば、バットがスムースに出てくるし、ヘッドの走りも良くなる。
つまり、力まなくても打球は飛んでいく事を彼は証明している。
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☆ウォーカー 5打数3安打1打点(得点2)
・評価4点
猛打賞は言うに及ばず、スピード感あふれる好走塁でもチームの士気を高めていた。
・バッティングの状態
前試合終了時は(➡)
今試合終了時は(➡)
彼のバッティングの課題は始動が遅れ気味になる事。
つまりタイミングを取ることが決して上手くないので、ストレート系に差し込まれやすく、変化球の見極めも悪い。
一方で、彼の良さは膝の使い方に柔軟性を感じる事。
これがあるからバッティングに「幅」が生まれるので、ボールの見極めが悪くてもそれなりにヒットは生まれる。
監督が彼を起用する最大の理由はここにあると思う。
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☆大城卓三 4打数1安打1打点
・評価2点
何はともあれ第三打席の中適二で故郷に錦を飾った。
・バッティングの状態
前試合終了時は(➡)
今試合終了時は(➡)
まだまだグリップが体から離れるのが早いので、小手先の印象は拭えずバッティングに脆さを感じる。
第三打席の二塁打も彼本来のバッティングが出来ていたら楽々スタンドインしていた。



【ジャイアンツ登板投手総評】5点満点
★戸郷翔征 7回、被安打9奪三振10与四球1失点3(自責点3、被本塁打1)
評価5点
投手としての評価は2点先取した後にアッサリと同点弾を浴びるなど、序盤の投球に不満が残るのでそこまでの好評価は与えられない。
twitterでも指摘したが、序盤から安易にフォークを多投するのはあまりよろしくない。
この試合に限らず、これまでの戸郷=大城のバッテリーは追い込んだら即フォークという配球がパターン化していたし、更に言えばカウント球からフォークを多投してしまっていた。
勿論、これらを単純に全否定するつもりはないが、長打の危険が少ない打者に対しても同様の攻めを行っているので、これでは回を重ねる毎に間違いなく行き詰まってしまう。
この配球では球数も嵩むし、フォークの球道を相手打者に覚えられてしまう可能性が高いので、勝負処でギアを上げる余力は残らない。
やはり走者が居ない時や先頭打者を討ち取った後などは、もっとストレートを大胆に使って相手にファールを打たせるイメージで打者と対峙して欲しい。
そして、そのストレートも「空振りを狙うストレート」と「ゴロを打たせるストレート」を投げ分けられるようになれば、彼のフォークはより一層効果を発揮するだろう。
彼は非常に馬力のある投手だが、今はそれを無駄に消費しているように思えてならない。
まだ若いと言っても今年でプロ入り四年目になるので、そろそろステップアップしないと停滞期を迎えてしまう可能性が高い。
今年は彼にとっては正念場だと思う。
一方で、バッティングの方では執念を感じるバッティングで大きく貢献する。
第一、第二打席ともに何とかバットには当てようとする強い気持ちを感じるバッティングで、前者はエラーを誘い、後者はタイムリーヒットに繋がった。
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★畠世周 1回、被安打1奪三振2失点0
評価1点
大差での登板で非常にリラックスして投げていた。
無駄な力みが無いのでストレートはスピード表示以上に走っていたし、変化球にも切れを感じた。
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★平内龍太 1回、被安打3奪三振1失点1(自責点1)
評価0点
右肩が早く出てくるので、打者目線ではボールの出処が見やすいと思う。
しかし、それでもカウント球で使いたいカーブやスライダーの精度がもっと上がれば彼の投球は一変する可能性はある。
まあ、体が早く開いてしまうからこそ、変化球の精度が上がらないとも言えるんだが。。。



【監督采配評価/試合総評】5点満点
原辰徳 評価3点
DeNAはコロナや怪我による主力の大量離脱、巨人も岡本が体調不良で欠場するなど、試合前から何やら不穏な空気の中で行われた沖縄のゲームだった。
初回、2回と相手のミス絡みで2得点を奪うが、戸郷がアッサリと同点弾を許してしまったので、この後の苦戦を覚悟したが、DeNA側のミスはこれだけに留まらなかった。
結局、試合全体では前述の二つのミスを含めて大小八つのミスを犯し、チーム状態が決して良いとは言えない巨人側にとってはこの上ない「アシスト」だった。
一応、記録に残る守備のエラーはDeNAが三つ、巨人がゼロ、特に守備力の違いが如実に表れたのが内野だった。
固くて大きく弾むグランドへの対応が勝敗を分けた最大の理由と言っても決して過言ではないだろう。
一方、巨人側にとっては今後に向けて気がかりな点が一つある。
それは、この試合が一軍公式戦初出場だったルーキー梶原にいきなり4安打(本塁打含む)を浴びたこと。
初回のアッサリ三振を見て、バッテリーが油断した訳ではないと思うが、甘い球を安易に投げてしまっていたことは否定できない。
彼にはオープン戦(練習試合?)でもかなり打たれていた記憶があるが、今後の新たな巨人キラーとして我々の前に立ちはだかる可能性が高い。
これは長期的な視点で見ると、かなり痛いことなのかもしれない。

以上 敬称略
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