広告

読売ジャイアンツvs横浜DeNAベイスターズ 2回戦レポート 2022.4.13

広告

読売ジャイアンツvs横浜DeNAベイスターズ 2回戦レポート 2022.4.13

【スコア】
DeNA 100 101 000 3
巨  人 003 100 00X 4
勝利投手 メルセデス (3勝0敗0S)
敗戦投手 東 (0勝2敗0S)
セーブ   大勢 (1勝0敗8S)
本塁打  丸 5号(3回裏3ラン)

【ジャイアンツ出場野手評価/状態チェック】5点満点
☆吉川尚輝 4打数1安打
・評価1点
第一打席以外は好結果を残せなかった。
一方で守備では相変わらずの堅守で投手をメルセデスを助けていた。
・バッティングの状態
前試合終了時は(↗)
今試合終了時は(↗)
バッティングの状態はまだまだいつでもマルチヒットを期待出来る状態に。
下半身主導のスイングは変わっていない。



☆若林晃弘 3打数2安打1打点1四球(得点1)
・評価4点
第二打席のヒットは丸の逆転弾を呼び込み、第三打席のタイムリーは貴重な追加点となった。
一方、マイナス材料は第一打席の空三振。
先頭吉川の出塁からチャンスを拡げられなかった。
・バッティングの状態
前試合終了時は(➡)
今試合終了時は(↗)
オープン戦終盤から感じていた事だが、今年は右打席のバッティング技術がかなり向上している。
去年までは直線的なバッティングで脆さを感じたが、左打席の時と変わらずボールを呼び込めるようになり、懐の深いバッティングに変わりつつある。
但し、まだ修正されていないポイントも残っている。
それはボールを捉えようとする過程で右肩が少し早く出てしまって右手を煽り気味に使う癖がまだ消えていない事。
第一打席に三振はまさにこの癖が出てしまっていた。
まあ、いずれにして今年は右打席でも大いに期待出来ると思う。
——————————
☆ポランコ 4打数2安打(得点1)
・評価2点
3番打者として二度のチャンスメイクは高い評価。
一方で、4回の若林のタイムリー後の更なるチャンスで、彼に一本出ていれば試合を決められただけに、そこは非常に残念だった。
・バッティングの状態
前試合終了時は(➡)
今試合終了時は(➡)
徐々にバットが開幕当初のように体の内側から出て来ている。
やや詰まった打球がレフト前のヒットゾーンに行くようになっているのがその証拠だろう。



☆坂本勇人 4打数2安打
・評価2点
チャンスメイク、繋ぎ役としては合格点。
しかし、3回の第二打席のチャンスで凡退したように、四番として打点を挙げられなかった点はマイナス評価になる。
・バッティングの状態
前試合終了時は(➡)
今試合終了時は(➡)
バットスイングを見ると、下半身の粘りがやや失われているように感じる。
——————————–
☆丸佳浩 4打数1安打3打点(得点1、本塁打1)
・評価4点
第二打席の逆転弾は、坂本が凡退して二死になった状況での一打だっただけに非常に価値が高い。
初回のチャンスでの凡退と8回のバント失敗が無ければ満点評価だった。
・バッティングの状態
前試合終了時は(➡)
今試合終了時は(➡)
沖縄の2試合ではいずれも貴重な一発を放っているので「絶好調」に見えるかもしれないが、筆者の見立てではそう思っていない。
ヒットゾーンが真ん中から内寄りに限られていること、外角のストレートと変化球の出し入れに対応出来ていない事がその理由。



☆中島宏之 3打数0安打
・評価0点
バッティングでは好結果を残せなった。
・バッティングの状態
前試合終了時は(➡)
今試合終了時は(➡)
ストレート系に差し込まれるケースが多かった。
——————————–
☆ウォーカー 3打数1安打
・評価2点
第二打席のヒットは若林の貴重なタイムリーの呼び水となった。
・バッティングの状態
前試合終了時は(➡)
今試合終了時は(➡)
膝の使い方が柔らかいので変化球への対応は悪くない。
一方で、どうしても始動が遅れ気味になるのでストレート系に差し込まれる。
——————————–
☆大城卓三 3打数1安打(得点1)
・評価3点
バッティングでは第二打席のヒットは若林タイムリーに繋がる。
キャッチャーとしては最後まで素晴らしいリードで守り抜いた。
特に大勢との相性が抜群で、ここまでやや分が悪い左打者に対して、外角ストレートを上手く使っていた。
・バッティングの状態
前試合終了時は(➡)
今試合終了時は(➡)
第二打席のヒットは内容的にも良かったが、他の2三振の内容を見るとそれとの落差が激しすぎる。
この原因はメンタル的なことが大きいと見ている。



【ジャイアンツ登板投手総評】5点満点
★メルセデス 5回、被安打6奪三振5与四球2失点3(自責点3)
評価2点
調子としては普通で、筆者の目には前回のカープ戦と大差なかった。
先取点を奪われ、しかも逆転してくれた直後に再び失点を許すという結果は、先発投手としては反省しないといけない。
但し、いずれも最少失点で切り抜けたことは、去年までとは大きく異なっている。
これで開幕から無傷の三連勝。
「快刀乱麻」という投球ではないかもしれないが、彼らしくしっかりとゲームメイクしていることがその要因だと思う。
———————————–
★畠世周 1回、被安打1奪三振1失点0
評価2点
非常に苦しい局面での登板だった。
無死二三塁だったので、巨人ベンチも最悪同点まではやむなしというつもりで畠をマウンドに送ったと思う。
そして嶺井のタイムリーで1点を返され、なおも一死一三塁の局面でDeNAサイドに次々と勝負手(代打藤田、太田)を打たれるが、これを見事に封じてのナイスリリーフだった。



★今村信貴 1回、被安打0奪三振1失点0
評価2回
1点差、1番打者からの対戦となったが、全く危なげなく三人で片づける。
DeNA側に傾きかけていた流れをここでグイっと押しとどめた。
———————————–
★鍬原拓也 1回、被安打1失点0
評価3点
7回裏の牽制死で試合の流れが変わりかねない局面での登板で、しかもDeNA打線の中では最も怖い相手(ソト・宮崎)を迎えての登板だったが、ここを切り抜ける見事な投球。
二死後の大和の左安を立岡が処理を誤り二塁進塁を許す不運もあったが、最後は当たってる嶺井を討ち取り難を逃れる。
これで勝敗は決したと言っても過言ではない。
———————————–
★大勢 1回、被安打0奪三振2失点0
評価2点
8回表に鍬原が相手の反撃ムードを遮断していたが、その裏に味方の拙攻があったので、再び流れがDeNA側に傾いてもおかしくない状況での登板だった。
しかし、そんなことは大勢には全く関係なかった。
「泰然自若」
鋼のメンタルを持つ彼には、この言葉が最もふさわしい。
一方で、ここ最近、大勢の投球パターンに少しだけ変化があった。
以前は左打者に対しては内角ストレートで押し込んだ後にフォークを使っていたが、今は外角ストレートの出し入れを軸にして、フォークは逆に見せ球の意味合いが強くなっている。
以前は小林と組むことが多かったが、直近二試合はいずれも大城。
その大城との相性が、もしかしたら良いのかもしれないし、バッテリーコーチの阿部慎之助のアドバイスがあったのかもしれない。
いずれにしても左打者対策が功を奏していることは間違いない。



【監督采配評価/試合総評】5点満点
原辰徳 評価3点
嘘偽りなく本音を述べれば、この沖縄での連勝はDeNAサイドの拙守に助けられた。
前日のエラー続出は言うに及ばず、この試合でも4回裏無死一二塁からのメルセデスの犠打失敗は、セカンドの知野が一塁ベースカバーを怠っていなければダブルプレーが成立していたので、そのまま無得点で終わっていた可能性が大きかった。
さて、話を巨人サイドにも戻すと、8回無死一塁の状況で丸佳浩に送りバントを命じた作戦については賛否分かれると思う。
個人的には前段に書いた通り、丸佳浩のバッティングの調子について筆者はそこまで良いとは思っていないので、原監督も同じように感じていたなら間違っている采配とは言い切れない。
一方で投手継投については冴えていた。
2点差で迎えた6回表無死二三塁で、畠にスイッチしたのは最高のタイミングだった。
恐らく監督の狙いとしては「畠投入で最悪同点までOK、出来れば1失点」という思惑でのスイッチだったと推察するが、畠は見事にこの期待に応えてくれた
そして、この試合の継投もそうだったが、桑田コーチを中心にリリーフ陣を再構築したその手腕は称賛に値する。
➀桑田コーチの投手の力量と適性に対する確かな目利き
➁現役時代は「鉄腕」と称され、リリーフとしてのノウハウを若い投手に浸透させている山口コーチ
➂今村信貴と鍬原拓也を覚醒させる下地を作ったファームのコーチ陣(杉内・三沢・青木・矢貫)
このどれか一つでも抜けていれば、去年オフの段階では絶望視されていたリリーフ陣をここまで立て直せなかったと思う
しかも去年リリーフ陣の中核を担っていた中川、鍵谷、大江、デラロサ、ビエイラが実質戦力になっていない状況にも関わらずである。
ここまでチームが首位に立っている最大の要因は、リリーフ陣の奮闘以外は考えられない。

以上 敬称略
超激辛ジャイアンツコラムはTwitterでも活動しています。(超激辛ジャイアンツコラムTwitterはこちらをクリック)
Twitterではblogで書ききれなかった事や、ファームの試合雑感、G以外他チームの試合雑感、注目選手の評価、ブログ更新情報など、様々な発信をしております。
又、ブログについての感想やご意見もこちらで受け付けております。
このブログを読んで気に入った方は是非ともフォローしてください。
尚、フォローバックにつきましては、基本的にコメントのやり取りをした方に対してのみ行いますのでご了承ください。(超激辛ジャイアンツコラムTwitterはこちらをクリック)
にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
いつも応援有り難うございます!
あなたからの清き一票がブログを更新する原動力となりますので、是非、上記バナーをクリックして応援をお願い致します!
超激辛ジャイアンツコラム - にほんブログ村