~キャンプトピックス~
☆新外国人投手四人がブルペン入り
原監督が見守る中、左のメンデスとグリフィン、右のロペスとビーディが揃って投球を披露した。
横からの映像だったので球質は全く分からなかったが、フォームだけで判断すると打者目線ではグリフィンが最も打ちにくそうな印象を受けた。
解説していた清水隆行も同じ意見だったが、現時点では最も期待値が高い。
☆地獄のアーリーワークがスタート
若手だけではなく、ベテラン勢も揃って早朝から精力的に打ち込んでいた。
ここでも熱男が誰よりも元気だった。
☆復活を期す中川皓太
今季は育成という立場からの再スタートとなるが、元気にキャッチボールする姿が映像で確認できた。
更にブルペンでは30球程度の投球もしていた模様。
ここまで順調に段階を踏んでいる様子が伺えた。
☆丸と中田の同級生コンビの仕上がりが早い
ベテランの域に突入した両選手だが、非常に鋭いスイングを披露していた。
特に下半身のドッシリ感がハンパなかった。
☆昨日とは一変していたブリンソン
昨日のフリーバッティングはイマイチの評価だったが、今日はトップから振り出すときのバットの角度が修正されていた。
よって質の高い打球を連発していた。
ウォーカーと同様にトップを作るまでの過程が自然体なので、バッティングに柔軟性を感じる。
【読売ジャイアンツの現状分析】
~その1 投手編~
☆リーグワーストで終わった防御率
最悪だった防御率の要因は、大雑把に言えば二つあると思う。
まず一つ目は与四球の多さ(故意四球は逆にリーグ最少)で、打者を攻めきれずに無駄な走者を与えてしまって無駄な失点を重ねてしまっていた。
二つ目は奪三振数がリーグワーストであること。
これは力勝負で相手打者を牛耳ることが出来ずに良くも悪くも打球をフィールド内に運ばれていたこと意味している。
つまり不確定要素(エラー、アンラッキーな打球)が生じやすい状況を他チームよりも多く作っていた訳で、「堅守」とは言えない守備陣ではカバーしきれていなかった。
☆上位球団と比べて底力に欠けていた先発投手陣
これは筆者の主観だが、優勝したヤクルト(リリーフと打線でカバーしていた)は別として、上位のDeNA、阪神と比べると明らかに先発ローテが貧弱だった。
菅野と戸郷以外の先発陣と他チームのそれとを比べると明らかに大きな差を感じた。
最大の誤算は一昨年のチーム勝ち頭だった髙橋優貴の不調(故障)と新外国人の二人がイマイチだったこと。
だが、これらは開幕前の段階で十分に予測出来ていた訳で、そこを「若手で何とか」という無理筋の計算になってしまっていた。
☆またもコマ不足が露呈してしまったリリーフ陣
去年のリリーフ陣はまさにルーキーの大勢に「おんぶにだっこ状態」だった。
これに加えて高梨が頑張ってくれたが、他のリリーフ勢は総じて「役不足感」は否めなかった。
特に軸として期待していた中川とビエイラの不在(故障・不調)は痛恨の極みで、大勢が居なかったらもっと悲惨な状況が生まれていた。
元守護神のデラロサも明らかに球威が落ちてきたので、僅差での起用はかなりリスキーで、急遽獲得した新外国人クロールも同様だった。
そんな中でも元ドラ1勢の鍬原、平内がようやく「片鱗」を見せてくれたのは今後に向けて明るい材料だが、まだまだ課題は多く抱えている。
☆世代交代が急がれる
明らかにチームは過渡期に突入し、世代交代が急がれる状態。
故障がないという前提で考えるなら、この先10年程度に渡って戦力として計算出来る可能性の高い投手は先発で戸郷、リリーフでは大勢のみという危機的な状況にある。
だが、それでも去年は少しずつではあるが若い芽が出て来てくれた。
特に先発候補では右の山﨑、赤星、堀田、左では井上に期待がかかっている。
☆今年ではなく来年に大輪は咲く?
だが、そんな若手達に対して「現時点で過度に期待をかけても良い段階なのか?」と問われたら、率直に言って答えは「NO」と言わざるをえない。
もしかしたら完成度の高い山﨑と赤星の二人は今季で二桁勝利を達成する可能性を秘めてはいるが、他の堀田と井上については変化球の精度、制球力、スタミナなど、クリアすべきことはまだまだ多く、これらを僅か一年でクリアすることは現実的ではない。
しかし、裏を返せばこの二人はスケール感が前述の二人よりも大きく、何よりも力勝負出来るポテンシャルがあるので、将来的にエースになりうる存在だろう。
個人的には現在は危機的な状況にある巨人先発陣だが、この二人の成長次第ではガラッと一変して戸郷・井上・堀田の令和の高卒三本柱(平成では斎藤・槙原・桑田の高卒三本柱)が完成する可能性が高いし、今年はそのステップになる一年になることを期待している。
☆今年も新外国人次第なのか?
現状はそう考えざるをえないだろう。
首脳陣もそう考えているからこそ、ある程度の計算が出来るメルセデスとデラロサをリリースして、メンバーを総入れ替えしたと思う。
つまり、先発なら二桁以上(150イニング)、リリーフなら防御率1点台を期待しての獲得ということ。
まあ、机上の空論で終わる可能性も否定は出来ないし、彼らが総じてこけたら最下位転落もありえるかもしれない。
今年も残念ながら外国人に頼らざるをえない投手編成であることは間違いない。
以上 敬称略
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