【キャンプトピックス】
☆迫力十分のルーキー船迫のストレート
受けていた小林の構えたところにビシッと威圧感のあるストレートを投げ込む姿は圧巻だった。
特に指にかかった低めのストレートは素晴らしい。
☆ややフォームがマイナーチェンジしていた大勢
やや二段モーション気味に左足を上げ、彼特有の右足のヒールアップの過程に変化を感じた。
筆者は投手については専門外なので何とも言えないが、打者目線で語るならしばらくは戸惑うかもしれない。
☆下半身にドッシリ感が出てきた井上温大
ここまで年々体に厚みが出ているが、今キャンプでは更に下半身に重厚感だ出てきた。
投げているボールも、去年は上ずり気味(抜け気味)のボールが多かったが、ストレートも変化球もキッチリと低めに集めていた。
彼のストレートには非常にキレがあるので、このボールが低めにビシッと決まればそう簡単に攻略されない。
そして何よりももっと変化球が活きてくるだろう。
☆本日のブリンソン
今日のフリーバッティングの内容はあまり良くなかった。
右肩が落ちる癖が昨日よりも早いためにヘッドが効いたスイングではなかった。
【読売ジャイアンツの現状分析】
~2023先発投手陣~
☆菅野智之の役割
巨人ファン、菅野ファンには耳が痛い話になるが、もう年齢的に以前のように15勝以上(防御率1点台)を望むのは無理筋だろう。
いつまでも三連戦の頭を任せて、油が乗っている他球団のエース級と投げ合っていては勝率は上がらない。
逆に三連戦の二番手・三番手を彼に任せられるようなローテーションを組めれるようになると、相手チームのエース級との投げ合いが避けられるので、菅野自身の勝ち星も伸びてくるし、チームも優勝争いに絡む可能性が極めて高くなる。
ここ数年怪我がちな彼に対して過度な期待(中四日、中五日)は逆にマイナスとなるし、それさえなければまだまだ彼はローテ投手としてやっていける。
その為には戸郷が去年以上の成績を残すことは当然として、彼に続くタフな先発候補が台頭することが本当に望まれる。
☆戸郷翔征は今年が試金石
一昨年までは逆球(抜け球)が多く、特にスライダーが抜けて真ん中に集まって痛打を浴びるケースが多かったり、100球前後で明らかにスタミナ切れしていたが、去年は間違いなく修正・成長してレベルアップしていた。
ようやく二桁勝利の壁を突き破り、侍ジャパンにも選出された事は彼にとっては非常に大きい。
今キャンプの立ち振る舞いを見ても「自信に満ち溢れている姿」でプレーしている。
だが、菅野智之に変わって巨人のエースになるには、今年一年が本当の意味での試金石だと見ている。
昨シーズンも菅野に変わって相手のエースクラスと対決するケースが増え、その上での12勝は立派だが、今年は更に相手チームのマークも厳しくなる。
彼の場合はそれほど球種が多い訳ではなく、基本はストレートとフォークで攻めて、時々スライダーを絡めるという形での投球なので、ストレートの走りやフォークの精度が落ちるとゲームメイクが難しくなる。
個人的には「隔年投手」にありがちなタイプに当てはまると感じているので、今年は気を抜くと7~8勝で終わってしまう危険性もはらんでいる。
そういう投手にならない為にも、まずは最低限二年連続で12勝以上の成績を残すことが非常に重要になる。
そうすれば自他ともに認める巨人のエースになるだろう。
☆先発候補の新外国人求めたいミッションとは?
オフに近年ローテの一員として支えていたメルセデスをリリースしたので、先発候補の新外国人投手を新たに三人獲得した(更に育成でルシアーノ)
右のビーディ、左のグリフィンとメンデスで恐らく先発二枠を争う事になるだろう(今年も一軍外国人枠は5人、4人ベンチ入り可能、野手2人+先発2人+リリーフ1人が基本形か?)
セットアッパー候補のロペスが計算出来なければ、新外国人投手三人をローテに入れる可能性も無い訳ではないが、それは若手投手の登板機会を妨げる事に繋がるので恐らく選択しないだろう。
さて、この三人の中で現在の立ち位置は、グリフィンとビーディを軸に、メンデスは三番手と首脳陣は見ていると思うが、彼らに求めるのは監督も言っているように年間150イニング程度を投げ切ってくれること。
つまり、イニングイーター役ということだが、ぶっちゃけ勝ち星と負け数の差である貯金は二つ程度でも良いので、彼らにはとにかくイニングを喰ってもらいたい。
貯金は他の投手に任せるとして、彼らが頑張ればリリーフの負担が劇的に改善されるので、チーム全体の投手力はもとより、ここ数年課題になっているシーズン後半の大失速も避けられる。
そうすれば、あくまでも机上の空論だが、優勝争いに絡んでくるだろう。
☆若手先発候補に求めたいミッションとは?
山﨑、赤星、井上、堀田、直江、この辺りがローテ候補になると思うが、彼らにはチームに勢いをつけるような投球をしてもらいたい。
常に打者に対して攻撃的で、若さを前面に出した投球をして欲しい。
打者目線で語るなら「逃げの姿勢」を感じる投手ほど「組みやすい投手」はいない。
攻めの投球を続ける投手に勝ち星が付くと、不思議とチーム状態が上がってくるし、自身も勝てるようになってくる。
まあ、それでもいきなり二桁以上の勝利は厳しいとは思うが、彼らは既に7~8勝程度ならマークできるポテンシャルは備えている。
去年いずれもプロ初勝利を飾った「ひよこ」で、ようやく「ホップ」した状態。
そして今年は「ステップ」して来年は「ジャンプ(大躍進)」の年にして欲しい。
その為には今年は最低限、その姿勢を忘れずに投球してもらいたい。
首脳陣は当然だが、我々ファンも彼らに過剰な期待を背負わせずに、長い目で見守る必要があるだろう。
「ローマの道は一日にして成らず」である。
以上 敬称略
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