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読売ジャイアンツ春季キャンプレポート2023.2.9

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【キャンプトピックス】
☆髙橋優貴がブルペン入り
昨秋の肘の手術から復活を期している(現在は育成契約)
6~7分の力感で、フォーム固めに終始している様子が伺われた。
ゆったりとしたフォームから下半身を使う意識で投球していた。

☆中川皓太がブルペン入り
こちらも故障明けで現在は育成契約の身。
しかしながら、今日の様子を見る限り、かなり状態は上がっている。
こちらは力を入れて投げ込んでいた。
決して無理はして欲しくないが、順調なら開幕から一軍で行けるかもしれない。

☆今週末は紅白戦を実施予定
週末の土曜日と日曜日は紅白戦が行われる予定で、弊コラムではその模様を何処よりも詳しくレポート、そして技術論で解説していきます。



【読売ジャイアンツの現状分析】
~セリーグ他球団攻略法~
☆中日ドラゴンズ
2022対戦成績は巨人の13勝12敗でほぼ五分。
このチームの売りは手堅い守備力と力のある投手陣にある。
特にセットアッパーのロドリゲスと抑えのマルティネスは超強力で、7回終了時までにリードしていないと勝利は掴めない。
去年は柳の不振などでややグラついていた先発陣と、方程式に繋げるまでのリリーフ陣に不安があったが、今年はそこもかなり整備してくることが予想される。
一方で、攻撃力は相変わらず課題が多く、特に長打力が欠けていたので、リードを許した後の反発力が足りていなかった。
今年も新外国人次第だが、今のところ急激に得点力が上がるとは考えていない。
よって中日相手に巨人がとるべき戦略は常に先手でゲーム運びしていく事。
特に空中戦が望めないバンテリンドームでの試合では絶対に先取点を許してはならないし、意外に東京ドームの試合では、中日打線に打ち負けることが多いので、特に中日戦では「先発陣のデキ」が鍵を握ると見ている。

☆広島東洋カープ
2022対戦成績は巨人の13勝12敗。
このチームの売りはリーグトップの打率を誇る攻撃力にある。
得点圏打率もリーグダントツで一度打線に火が付くと一気呵成に攻めてくる。
一方で、高い打率の割に得点が少ないことが、このチームの悩みの種になっていた。
やはり、主砲の鈴木誠也が抜けた事による破壊力低下は否めなかった(本塁打はリーグワースト2位)
また、中日と同様に四球で出塁するケースが少なかったことも痛い。
これも打線の破壊力低下が原因で、バッテリーからすれば「ヒットも四球も同じ」という心理が働いて勝負されていたと思う。、
だが、今年はもう一枚強打の外国人(デビッドソン)を加えるようで、元々の打線の潜在能力は高いだけに、彼の活躍次第では得点力が劇的に変わる可能性を秘めている。
また、投手陣は巨人と似たような状況で、抑えはしっかりしているが、先発陣の枚数、リリーフ陣のコマ不足は否めない。
つまり「大味な試合」になることが多いということ。
これらのことを踏まえた対広島戦対策は、とにかく泥試合(打ち合いの状態)は避ける事。
相手に隙を見せずにゲームの流れをしっかり作っていくことが大事になる。
その為に必要なのは、投手陣には攻めの姿勢、野手陣は好守のミスを極力減らす必要がある。



☆阪神タイガース
2022対戦成績10勝14敗1分
先発・リリーフともにリーグ最強の強力投手陣は他球団からすれば羨ましい限り。
この投手陣から大量得点を奪う事は至難の業である。
その一方で、相変わらず守備のミスが多いので、そこから綻びが生まれてゲームを落とすことも少なくないチーム。
また、打線も迫力に欠けるので、攻守のバランスはイマイチで強力投手陣を持ちながらも戦いぶりには不安定さを感じる。
今年は百戦錬磨の岡田彰布が監督として現場復帰するので、その部分はかなり解消される可能性はある。
過去を振り返ると、第二次原体制以降での対阪神戦に関しては、基本的には打ち合いになると阪神有利、僅差勝負では巨人有利という印象を強く持ち、特に甲子園ではその傾向が強かった。
一方で東京ドームでは、広い甲子園で苦しむ阪神の各打者が水を得た魚のように打ちまくるケースが多々あるので、序盤の戦いぶり(先発投手のデキ)が鍵を握っている。
以前のコラムでも触れたが、ここ二年は巨人が負け越しているが、それは投手力・守備力の弱体によって勝ちを拾ってきた接戦でも負けが増えてきたことが大きい。
今年もその不安は拭えず苦戦が予想されるが、優勝争いに絡んでいくには対阪神戦での負け越しは許されない。

☆横浜DeNAベイスターズ
2022対戦成績11勝13敗1分
個々のメンバーを見れば、セリーグの中では最も攻守のバランスがとれたチームと思う。ラミレス体制時にはなかった手堅い野球もようやく板についてきたし、試合運びも上手くなっている。
一方で、相変わらず主力の故障も多く、ベストメンバーで試合が出来ていなかったが、それでも2位に躍進したのは、投手陣は今永がエースとして君臨し、抑えの山﨑もようやく復活を果たし、野手陣は佐野、牧、宮﨑という三枚軸が健在で、外国人勢に頼らずとも戦いぶりに安定感が生まれた事が大きかった。
だが、優勝するにはその外国人勢の活躍は必須だろう。
伝統的に巨人対DeNA戦は両チームが狭い本拠地ということもあり、どうしても序盤からノーガードの打ち合いになることが多く、最後はリリーフ勝負になっていた。
以前は巨人の攻撃力が上回って分が良かったが、ラミレス体制以降は逆に打ち負けている印象。
巨人からすれば再び対戦成績で優位に立つには、投手は1点でも少なく抑え、打者は1点でも多く貪欲に奪いに行く姿勢が、他のチームの対戦以上に求められる。



☆東京ヤクルトスワローズ
2022対戦成績13勝11敗1分
去年はリーグワーストだった先発陣の防御率を、高津監督の投手運用(主にリリーフ陣のやりくり)と三冠王村上を軸とした攻撃力でカバーしていた。
特に攻撃力は他球団よりも頭一つ抜きんでており、投手陣からすれば多少リードを許しても必ず打線が何とかしてくれると感じながらマウンドに上がっていたと思うし、チーム全体がそう感じながらゲームに入っていたと思う。
チーム全体に余裕を生んでいたのはここが非常に大きかった。
しかしながら、去年は巨人と中日に負け越しており、決して隙が無い訳ではない。
巨人が勝ち越した最大の要因は神宮での打ち合いに負けなかったこと、特にポランコがこの地で打ちまくり、勝利に大きく貢献していた。
その彼がチームを去った事が気がかりではあるが、対ヤクルト戦も過去を振り返るとDeNA戦同様にノーガードの打ち合いになるケースが多く、最後はリリーフ勝負という決着の仕方が多かった。
但し、リリーフの枚数を持っているヤクルトはまだしも、現状の巨人リリーフ陣では序盤で先発が崩れるとワンサイドになってしまうケースが多い。
決して阪神や中日などの投手陣とは違って「手も足も出ない」という状態になることは少ないので、ここでもやはり先発陣の踏ん張りが勝敗のカギを握ってくると思う。
試合終盤の試合運びの上手さもヤクルトの強さの一つではあるが、何とか終盤のせめぎ合いに持って行きたい。
あとはベンチワークの勝負で、そこは百戦錬磨の原辰徳に期待するほかない。

以上 敬称略
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