~紅白戦~
【スコア】
紅組 002 000 0 2
白組 000 100 0 1
【紅組オーダー】
1(左)松原、2(中)重信、3(二)北村、4(遊)廣岡、5(右)岡田、6(一)香月、7(三)菊田、8(指)浅野、9(捕)喜多
先発:戸田
【白組オーダー】
1(中)萩尾、2(遊)門脇、3(二)吉川、4(指)岡本、5(三)秋広、6(一)増田陸、7(右)オコエ、8(捕)大城、9(左)鈴木
先発:横川
【紅組攻撃内容・野手雑感】
1左 松原聖弥
㊀投手:横川、カウントから1-1から外角カーブに泳がされて二飛(1死)
ストレートで押し込まれた後に、狙っていないカーブに思わず手を出してしまった。
㊂初球の真ん中低めのストレートに押されて左邪飛。
相変わらずバッティングアプローチに疑問を感じる内容だった。
彼のようなタイプは「ヒットを打つことだけが良い打者の条件ではない」ということをもっと理解して欲しい。
それが出来れば同じアウトでも首脳陣の評価は大きく変わってくるし、結果も必ず好転していくだろう。
㊄カウント3-1から外角低めのストレートを捉えるが遊ゴロ進塁打(1死3塁)
この打席も結果オーライだった。
何故、無死2塁の状況で初球の外角低めのストレートに手を出すのか?
局面がしっかり頭に入っていれば、最も引っ張ることが難しいボールには見向きをしないはずだが、彼の場合は何でも振りに行ってしまっている。
自身の置かれた立場、彼の求められている役割、相手の投手の特性を考えれば、おのずとバッティングアプローチは決まる筈なんだが。。。
最後は何とか進塁打にはなったが、これも結果オーライで、まだ1ストライク余裕があるにも関わらず、ここでも無理して外角低めのストレートに手を出した。
ぶっちゃけ、田中豊の制球力ならフルカウントでも甘いボールが来た可能性が高いだけに非常に勿体ない。
この試合で彼から進化のあとを感じなかったことが非常に寂しかった。
㊆カウント1-1から内角スライダーを打ち損じて中飛(2死1塁)
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2中⇒指 重信慎之介
㊀カウント0-1から外角ストレートに合わせるが中飛(2死)
ストレートに対してキッチリ合わせていくが、ややバットの先だった。
㊂れて変化球の意識が高くなったところに、逆球のスライダーという「おいしいボール」が来てくれた。
⇒代打⇒指 石川慎吾
㊄カウント1-0から真ん中ストレートを捉えるが二ゴロ(セカンドの好守、2死3塁)
㊆カウント1-1から真ん中ストレートを捉えて右前安(2死1.3塁)
彼らしい右打ちでチャンスを拡げた。
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3二 北村拓己
㊀初球の真ん中ストレートにやや差し込まれながらも右中二(2死2塁)
やや詰まり気味の打球で、相手外野陣の拙いプレーでの三塁打ではあるが、初球から積極的にフルスイングしていく姿勢は好感が持てる。
㊂フルカウントから外角低めのチェンジアップを上手く拾って左安(得点1、レフトが後逸して三塁進塁、2死3塁)
やや甘いボールではあったが、強振せずに上手くコンタクトした。
⇒代打⇒二 若林晃弘
㊄カウント0-1から真ん中ストレートを捉えるが中飛(チェンジ)
かなり大きなフライだったが、センターに追いつかれてしまった。
㊆カウント1-1から真ん中高めのストレートに差し込まれて中飛(チェンジ)
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4遊 廣岡大志
㊀カウント2-2から内角カットボールに差し込まれて中飛(チェンジ)
ストレートに対して終始遅れ気味で、最後は甘めのカットールにタイミングを外された。
㊂カウント1-2から外角ストレートを見三振(チェンジ)
ややボール気味ではあったが、手を出しに行かなければ拙い。
⇒遊 中山礼都
㊅投手:石田、初球の真ん中高めの直球を叩くがレフトフライ
ややボール気味のストレートを叩いていくが、やや差し込まれてしまった。
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5右 岡田悠希
㊁投手:横川、カウント1-2から外角カーブに泳がされるが、ボテボゴロで投失を誘う(無死1塁)
ストレートで押されて簡単に追い込まれ、最後は変化球でタイミングを外されるという内容。
㊃投手:山本、カウント1-2から内角スライダーを捉えて右前安(無死1塁)
追い込まれてから抜けたスライダーをヒットゾーンに運んだが、バッティングの内容的にはイマイチ。
㊅カウント1-2から真ん中ストレートを捉えて中越二(1死2塁)
追い込まれた状況でやや甘く入ったストレートをキッチリ捉えた。
その前のスライダーに対する反応を見ると、狙い球をかなり絞っていた可能性が高い。
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6一 香月一也
㊁カウント1-0から真ん中ストレートに差し込まれて三邪飛(1死1塁)
甘いストレートだったが、球威に負けてしまった。
㊃初球の真ん中低めのツーシームを捉えるが右飛(1死1塁)
初球をキッチリと捉えたが、ボールが低めだったのでややバットの先だった。
㊅カウント2-2から真ん中スライダーを捉えるが中飛、進塁打(2死3塁)
最後は甘い肩口から曲がってくるスライダーだったが打ち損じてしまった。
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7三 菊田拡和
㊁カウント1-1から外角高めのストレートを叩くが6-4-3の併殺打(チェンジ)
打った瞬間はセンターに抜けそうな打球方向だったが、相手ショートに上手く捌かれてしまった。
㊃カウント1-1から内角ストレートに詰まって三邪飛(2死1塁)
㊅カウント0-2から内角高めのストレートに詰まって二飛(チェンジ)
厳しく内角にストレートを集められ、最後は力勝負で抑えられた。
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8指⇒中 浅野翔吾
㊂投手:山本、カウント1-1から内角ストレートに詰まって遊ゴロ(1死)
体勢を一度も崩されることなく、バッティングの内容は悪くないが、相手投手のベストピッチで封じられた。
㊃カウント0-1から外角ストレートをバットの先でボテボテ投ゴロ(チェンジ)
外角ストレートに対してやや力んでしまって右肩が出てくるのが早かった。
・一度ベンチに下がったが再び喜多の代走として出場した。
⇒中 増田大輝
㊆投手:谷岡、初球の内角ストレートを捉えるが中飛(センター萩尾の好守)
・センターの守備ではやや打球判断と落下点への入り方に問題があった。
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9保 喜多隆介
㊂カウント3-1から真ん中高めのストレートが外れて四球(1死1塁)
本人は打つ気満々だったが、相手が制球を乱していた。
㊄投手:田中豊
フルカウントから真ん中高めのストレートを捉えて右中二(無死2塁)
強引にならずにセンター方向に打ち返す意識が好結果に繋がった。
⇒代走 浅野翔吾
⇒捕 山瀬慎之助㊆
㊆カウント3-1からストレートが大きく外れて四球(1死1塁)
・守りでは最後に彼の持ち味である「鬼肩」を連発して試合を盛り上げた。
【白組攻撃内容・野手雑感】
1中 萩尾匡也
㊀投手:戸田、カウント0-1から外角ストレートを捉えるが、ややバットの先で中飛(1死)
リストの効いた鋭いバッティングだったが、ややバットの先で打球は失速。
㊂カウント1-1から内角高めのストレートを捉えるが、やや差し込まれ気味の二ゴロ(2死)
この打席も内容は悪くないが、やや差し込まれたことが影響してヒットゾーンに飛ばなかった。
㊄カウント1-1から真ん中スライダーを打ち損じて中飛(2死)
ストレートを見せられた後に、スライダーに泳いでしまった。
・最初のセンターの守備機会(北村の詰まり気味の右中間へのフライ)では、自身の判断ミスとオコエとの連携ミスで三塁打にしてしまった。
しかし、それに委縮することなく、その後は球際に強い一面を見せていた。
やや打球判断・スタートに課題を感じるが、彼の守備評価についてはもう少し実戦での動きを見てから詳しく論評したい。
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2遊 門脇誠
㊀カウント0-2から外角低めのフォークを上手く拾って右前安(1死1塁)
ストレート2球で追い込まれてから、初見の変化球に対応する辺りに実戦力高さを感じる。
㊂カウント1-1から外角高めのストレートを捉えて左前安(2死1塁)
タイミング的に遅れてはいたが、しっかり振れているのでヒットゾーンに打球が飛んでいく。
㊄カウント1-1から真ん中低めのチェンジアップを上手く拾うが一ゴロ(チェンジ)
簡単に空振りすることなく、この打席でも変化球への対応力を見せた。
・ショート守備も難しい打球をソツなく処理していた。
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3二 吉川尚輝
㊀相手の制球が乱れてストレートの四球(1死1.2塁)
㊂カウント0-1から真ん中ストレートに合わせただけの遊ゴロ(チェンジ)
代木に対してタイミングが合っていなかった。
⇒二 湯浅大
㊅投手:大江、カウント1-2から外角スライダーを空三振(1死)
相手からすれば完全な逆球だったが、打者の方が面喰っていた。
・途中から入ったセカンドでは好守で失点を防ぐ好プレーが光った。
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4指 岡本和真
㊀カウント0-2から外角ストレートの空三振(2死1.2塁)
初打席の初球から積極的にフルスイング出来たのは順調に来ている証。
㊃投手:代木、カウント2-2から内角カットボールで完全に詰まらせて三ゴロ(1死)
⇒代打 加藤廉
㊅カウント0-2から外角低めのスライダーを空三振(2死)
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5三 秋広優人
㊀初球の内角低めのストレートに差し込まれて左飛(チェンジ)
初球から積極果敢にフルスイングするが、相手の投球が良かった。
㊃カウント3-1から内角ストレートを捉えて中二(厳しく言えばセンター増田大の拙守とも言える、1死2塁)
去年までの何でも振りに行くような雰囲気は消え、ボールを長く見る事が出来る「間」を打席で作れるようになってきた。
技術的いうと、構えからトップの形でバタバタすることが消え、タイミング的に遅れないで始動出来るようになっていることが要因。
これによって好球必打が少しずつではあるが様になっている。
まだ実戦では開きを意識するあまり、若干右肩でロックする癖が抜けきれないが、これが改善されてくれば一発の確率が格段に上がってくるだろう。
㊅カウント1-2から外角低めのストレートをバットの先で遊邪飛(チェンジ)
スライダーの出し入れでカウントを作られ、最後はストレートを振らされてしまった。
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6一 増田陸
㊁投手:戸田、カウント0-1から外角カットボールを引っかけて遊ゴロ(1死)
積極的にスイングしていくが捉えるには至らなかった。
㊃カウント1-2から外角低めのカットボールを見三振。
上手くカウントを作られ、最後は予見していなかった外からのカットボールで決められてしまった。
㊆投手:堀岡、初球の真ん中ストレートを打ち損じて遊ゴロ(1死)
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7右 オコエ瑠偉
㊁初球の真ん中スライダーを打ち信じて一邪飛(2死)
㊃カウント2-2から外角低めのストレートを捉えてタイムリー右前安(得点1)
追い込まれた状況で低めの難しいボールを逆らわずに右中間へ運ぶという中身の濃いヒットだった。
㊆カウント1ー2から真ん中低めのフォークを引っかけて遊安打(1死1塁)
追い込まれてから誘い球に乗らず、最後はやや落ちの悪いフォークを上手く拾った。
⇒代走 鈴木大和
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8捕 大城卓三
㊁フルカウントから内角カットボールを空三振(チェンジ)
㊃カウント2-2から内角高めのストレートを空三振(チェンジ)
追い込まれた後に内角高めのストレートに思わず手を出した打席だった。
⇒捕 岸田行倫
㊆カウント1-2から真ん中低めのフォークを空三振、一塁走者も二盗失敗(チェンジ)
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9左 鈴木大和
㊂投手:代木、カウント0-1から真ん中カットボールを引っかけて遊ゴロ(1死)
・レフトの守備では走者を二塁に置いた場面で左安を積極的に処理しようとするが後逸してしまった。
・最終回に再びヒットで出塁したオコエの代走として出場したが、相手バッテリーの警戒網を突破できずに二盗失敗。
⇒代打⇒左 保科広一
㊄投手:京本、カウント2-0から内角ストレートに押し込まれて左飛(1死)
ストレート一本に絞っていた筈だが、球威に押されてしまった。
【紅組投手内容・雑感】
☆戸田懐生
・イニングダイジェスト
初回はやや制球がバラついてはいたが、要所で厳しいコースに投げ切っていた。
2回も全体的にボールがベルト付近に集まってはいたが、相手のミスショットに助けられていた(しかし、大城から三振を奪ったカットボールは素晴らしかった)
・ストレート
最速で150キロ、平均で140キロ台中盤。
スピードは出ているが、打者目線ではそれほど角度を感じないかもしれない。
・変化球
スライダー、フォーク
スライダーはもう少しゾーンの出し入れする精度が欲しい。
フォークは簡単に拾われるケースが見られたので、こちらはもっとキレが欲しい。
・制球
ストレートは全体的にベルトよりも高めに集まる。
スラ―ダーとフォークの制球はかなりバラツキを感じる。
・評価
打者にとって、この時期に145キロ超のストレートをキッチリ捉える事はなかなか難しいので、ボール先行にならなければ抑えること自体はそれほど難しくない。
但し、本番になると今日のストレートならベルト付近では痛打を浴びる可能性が高いので、もう少し低めに集める必要がある。
そうすればフォークにも手を出してくれるし、打者からすればもっと嫌らしい投手になる。
☆代木大和
・イニングダイジェスト
三回、二死から門脇にコースヒットを許すが、後続をキッチリ討ち取って無失点。
四回、味方の拙守絡みで失点を許したが、内容的には変わらず良かった。
この回はカーブやスライダーなど緩急も意識していた。
・ストレート
最速で145キロ、平均で140キロ超、カット気味の球質。
打者の反応を見ると、見た目い以上に威力を感じる。
・変化球
カットボール、スライダー、カーブ
球種は少ないが、カットボールは初見ではなかなか打ち崩すことは難しい。
変化球は大きくないが、打者の手元で変化するので、バットの芯を外すことが出来る。
一方、カーブを投げる時に腕の振りに違いが出てくるので、打者目線では対応はそう難しく感じないと思う。
・制球
全体的にまだまだ抜け球が多い。
・評価
課題はまだまだ多いが、打者目線ではボールの出処が見えにくいので、将来的にはローテの一員になりうる素材だと思う。
ストレート系はベース付近での威力を感じるし、カットボールも独特なモノがあるので、かなり実戦力のあるタイプと見ている。
左打者の胸元をえぐる投球も見せていたし、攻めの姿勢も好感が持てる。
☆京本眞
・イニングダイジェスト
五回、危なげなく三者凡退で抑える。
・ストレート
最速は145キロ、平均球速は140キロ台前半
・変化球
チェンジアップ系、スライダー
空振りを取れそうなキレはそこまで感じないが、緩急は使えそう。
・制球
ストレートは打者の胸元に、チェンジアップアは低めに集まっていた。
・評価
こちらも非常に投げっぷりが良く、打者に対する攻めの姿勢を感じた。
全体的なレベルアップはまだまだ必要だが、伸びしろは十分に感じる投球だった。
☆大江竜聖
・イニングダイジェスト
六回、ほぼ完璧な内容で三者凡退に討ち取る。
・ストレート
平均球速は130キロ台後半
丁寧に低めに集めていたので安定感はあった。
・変化球
スライダー系
最初は逆球もあったが、徐々に無くなって秋広に対しては完璧に出し入れしていた。
・制球
高さを間違えたボールは数球しかなかった。
他はほぼ狙い通りに投げられて、打者を翻弄していた。
・評価
復活を期しての登板だっただけに、まずは順調なスタートで喜びたい。
今日のように高さを間違わなければ十分に対左限定で通用する。
☆堀岡隼人
・イニングダイジェスト
七回、内野安打を許したが、力のあるストレートと落ちるボールのコンビネーションで打者をねじ伏せた。
・ストレート
最速で153キロ
平均では150キロ弱
・変化球
フォーク、スライダー
フォークはなかなか良かった。
・制球
落ちるボールがまずまず低めに集まっていたので、比較的安心出来る内容だった。
ストレートがもう少し低めに集められれば空振りも増えてくるだろう。
・評価
再び育成に降格して背水の陣で臨んでいると思うが、気合が空回りすることなく、山瀬との呼吸も合っていた。
今は150キロが普通の時代になっているので、一軍で通用する為には同じ高さでストレートと変化球を集めるように出来ないと厳しい。
コースは多少甘くなっても良いが、高さを間違えないようにして欲しい。
【白組投手内容・雑感】
☆横川凱
・イニングダイジェスト
初回はストレートで味方の拙い守りでピンチを招いたが後続を抑えて切り抜ける。
二回は初回よりもややストレートの威力は落ちたが、上手く緩急を使って無失点で切り抜ける。
・ストレート
最速144キロ、平均では140キロ強
球質はカット気味。
去年の同時期と比べると3~4キロアップしている。
元々、高い身長から投げ下ろすボールに角度はあったが、新フォームは更に増した印象。
相手先発の戸田よりも5~6キロボールが遅かったが、相手にフルスイングさせなかったのは彼の方だった。
・変化球
カーブ、チェンジアップ、カットボール
ストレートの質が良かったので、変化球(特にカーブ)は非常に効果的だったが、チェンジアップの精度はイマイチ。
・制球
フォーム改造で制球がバラつくことを予想していたが、そこまで悪くなかった。
・評価
一軍ローテ入りするにはまだまだ課題は多いが、とりあえず第一段階の再度支配下入りのアピールは成功したと思う。
☆山本一輝
・イニングダイジェスト
三回、先頭の浅野をベストピッチで抑えた後の喜多を簡単に歩かせたことが後々尾を引き、重信と北村の連続タイムリーに繋がってしまった。
四回、先頭打者にヒットを許すが、後続に対しては落ち着いたマウンド捌きで得点を許さなかった。
・ストレート
平均で130キロ台後半
打者の反応を見ると球速以上のスピード感は有るかもしれない。
・変化球
カーブ、スライダー、チェンジアップ、ツーシーム
ストレートにそこまで力がある訳ではないので、変化球はもっと精度を上げていく必要がある。
・制球
右打者への胸元ストレートはキッチリ投げ込んでいたが、変化球が逆球になるケースが多かった。
・評価
球威よりもキレと精度で勝負するタイプなので、ここをもっと上げていかないと厳しい。
特にスライダーとチェンジアップは、もっと厳しいコースに集まるようにならないと苦しい。
☆田中豊樹
・イニングダイジェスト
五回、いきなり二塁打を許すなど、各打者に捉えられるケースが多かったが、何とか無失点で切り抜けた。
・ストレート
平均球速は140キロ台後半、
威力はあるが、相変わらずベルト付近に集まるケースが多い。
・変化球
スライダー
縦スラは決まれば空振りを奪えるキレがあるが、なかなか思うように操れていない。
・制球
全体的にボールが抜け気味で、逆球も少なくなかった。
・評価
大きな故障からの復帰で、再び育成スタートになったが、まあ何はともあれまだまだ威力のあるストレートを投げられること見せたのは、首脳陣に対してアピール材料にはなった。
あとはどれだけここからレベルアップしていけるか?
☆石田隼都
・イニングダイジェスト
六回、一死二塁のピンチを招くが後続を緩急を使って討ち取る。
・ストレート
平均で140キロ超、最速で144キロ
球速以上に勢いを感じるストレートだった。
・変化球
カーブ、スライダー
どちらもキレを感じるが、厳しく言えばストレートと変化球でフォームに違いが見えるので、打者からすれば狙いを球を絞りやすいタイプかもしれない。
・制球
右打者の内角ストレートは非常に良かった。
一方で、この試合に関してはスライダー系の抜け球が多かった。
・評価
非常に投げっぷりが良く、腕の振りも良いので、前段の課題が無くなれば、一軍でも通用するポテンシャルは十分に感じる。
個人的には高校時代から注目している投手なので頑張って欲しい。
☆谷岡竜平
・イニングダイジェスト
七回、一死から簡単に四球を与えてしまって一瞬崩れかけたが、味方の好守にも助けられて大怪我には繋がらなかった。
・ストレート
平均球速は140キロ台前半
ボールをかなり動かしていた。
・変化球
スライダー、フォーク
いずれもキレはあまり感じない
・制球
全体的にバラツキも多く、結果オーライが多い。
・評価
簡単に1アウトを奪った直後に下位打者に対してあっさりと四球を与える辺りに、この投手の大きな課題を感じざるをえない。
これに関してはプロ以来繰り返してしまっている。
【総評】
野手で目立ったのは門脇。
今日の内容を見る限りではあるが、ポジションの問題を度外視すれば一軍レギュラーに最も近い選手だった。
守備では足の運ぶに課題を感じるがハンドワークが柔らかく、これから上手くなる素養は感じる。
バッティングは強振が話題になっているが、こちらも柔らかさを感じるので実戦でも結果を残しそうなスイングをしている。
投手では横川、京本、代木、石田の高卒四人衆。
いずれの投手も投げっぷりが良く、ストレートが手元でグッとくる球質で、変化球も磨けばさらに良さそうなモノを持っている。
まあ、それなりに経験を積んでいる横川は今年活躍して欲しいが、その他の三人は将来性を十二分に感じさせてくれただけでも嬉しかった。
以上 敬称略
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