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読売ジャイアンツ春季キャンプレポート2023.2.12

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~紅白戦~
【スコア】
紅組 100 103 0  5
白組 010 010 0  2

【紅組オーダー】
1(指)岡田悠希、2(二)中山礼都、3(右)重信慎之介、4(遊)北村拓己、5(左)石川慎吾、6(捕)大城卓三、7(一)若林晃弘、8(中)浅野翔吾、9(三)廣岡大志
先発:井上温大

【白組オーダー】
1(二)吉川尚輝、2(遊)門脇誠、3(三)増田陸、4(左)岡本和真、5(一)秋広優人、6(中)萩尾匡也、7(指)オコエ瑠偉、8(捕)小林誠司、9(右)保科広一
先発:戸郷翔征




【紅組攻撃内容・野手雑感】
1(指)⇒右 岡田悠希
㊀投手:戸郷翔征、カウント0-2から外角低めにフォークを空三振(1死)
カウント球のストレートを捉えきれずに最後はフォークを振らされた。
㊂フルカウントから高めのストレートを見切って四球(無死1.2塁)
㊃カウント0-2から内角ストレートを捉えるが一ゴロ、3-6-3の併殺打(チェンジ)
㊅カウント0-1から内角ストレートを捉えて右本(得点3)
ボール気味のストレートだったが、コンパクトに振り抜いた。
去年、一軍の試合で全く打てなかったゾーンだっただけに、ここを仕留めた意味は大きいかもしれない。
首脳陣を驚かせるには十分な一発だった。
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2(二)⇒遊 中山礼都
㊀初球の真ん中ストレート(151キロ)を捉えて右越本(得点1)
ストレート一本で待っていたと思うが、見事に一発で仕留めた。
去年までなら間違いなくフェンス手前で打球は失速していたと思うが、もうひと伸びしたのはオフの鍛錬の賜物だろう。
スイングスピードは間違いなく向上している。
㊂カウント1-2から外角ストレートを空三振(1死1.2塁)
ここは開き直った山田のストレートに遅れてしまった。
㊄投手:船迫、初球の真ん中低めのストレートを捉えて右安(無死1塁)
リリーフ投手の第一球をキッチリと捉えるナイスバッティング。
㊅フルカウントから外角ストレートを見極めて四球(2死1塁)
・ショートでも最終回にセンターに抜けそうなゴロに追いついてからの満点送球だった。
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3(右)⇒指 重信慎之介
㊀カウント1-0から真ん中ストレートを引っかけて二ゴロ(2死)
㊂カウント0-1から内角高めのストレートに差し込まれて三邪飛(2死1.2塁)
㊄カウント1-2から外角低めのストレートをバットの先で捕ゴロ、進塁打(1死2塁)

⇒代打⇒捕 山瀬慎之助
㊅カウント1-1から内角ストレートに差し込まれて中飛(チェンジ)
・捕手としてはまたも代走鈴木大和の二盗を阻止する鬼肩を披露。
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4(遊)北村拓己
㊀初球の真ん中ストレートにやや押されて中飛(チェンジ)
㊂フルカウントから内角ストレートを見切って四球(2死満塁)
㊄初球の真ん中高めのストレートを捉えるが遊ゴロ、飛び出した二塁走者が挟殺(2死1塁)
初球から甘めのボールをコンパクトに振り抜いたが野手の正面に打球が飛んでしまった。
・ショート守備では初回と四回に何でもないゴロを捕り損ねるミスが続いてしまった。

⇒捕⇒指 喜多隆介
㊆投手;松井楓、カウント2-2からスライダーを引っかけて三ゴロ(1死)
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5(左)石川慎吾
㊁投手:戸郷翔征、カウント1-2から外角ストレートに押されて中飛(1死)
㊂カウント1-2から外角チェンジアップを引っかけて投ゴロ(チェンジ)
カウント球のストレートを仕留められず、最後はチェンジアップを振らされた。

⇒代打⇒一 香月一也
㊄カウント1-1から内角スライダーに詰まって一邪飛(チェンジ)
㊆カウント1-1から真ん中シンカーを捉えるが中飛(2死)
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6(捕)大城卓三
㊁カウント1-2から内角ストレートに詰まりながらも右前安(1死1塁)
内角ギリギリの厳しいストレートだったが、上手く対応してい。
㊃初球の外角ストレートを引っかけて投ゴロ、これを投手が悪送球(無死2塁)

⇒左 松原聖弥
㊅投手:畠世周、フルカウントからスライダーが大きく外れて四球(無死1塁)
㊆ストレートの四球
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7(一)⇒二 若林晃弘
㊁カウント2-1から真ん中低めのストレートを捉えるが中飛(萩尾が背走して好守、2死1塁)
バッティングカウントで甘めのストレートッを強振したが、低かった分だけフェンス前で失速した。
㊃投手:菊地大稀、初球の内角ストレートを捉えて右線適二(得点1、無死2塁)
自らのエラーで動揺する投手に対して、初球から果敢に振っていったことが好結果に繋がった。
㊅カウント0-2から真ん中のチェンジアップにタイミングが外れて遊飛(1死1塁)
㊆カウント0-1から松原が二盗失敗(チェンジ)
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8(中)浅野翔吾
㊁初球の真ん中ストレートを打ち損じて捕邪飛(チェンジ)
ややストレートをに押されたが、バッティングとしては紙一重だった。
㊃カウント1-0から内角ストレートをキッチリと捉えて左安(無死1.3塁)
ここでも積極的にファーストストライクを狙い、それがようやくヒットに繋がった。
決して振り過ぎることなく、コンパクトさを失わずにしっかりボールを叩く事が出来た。

⇒中 増田大輝
㊅初球の真ん中ストレートを叩いて左前安(1死1.2塁)
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9(三)廣岡大志
㊂投手:山田龍聖、カウント2-0から外角ストレートを捉えて左安(1死)
バッティングカウントで甘いストレートを見逃さなかった。
㊃カウント1-2から外角高めのスライダーを見三振(1死1.3塁)
ややボール気味ではあったが、追い込まれた状況で見逃す選択はありえない。

⇒代打⇒三 菊田拡和
㊅カウント1-2から外角スライダーを空三振(2死1.2塁)
甘いボールを打ち損じてファールにしてしまい、最後はボール球を振らされてしまった。



【白組攻撃内容・野手雑感】
1(二)吉川尚輝
㊀投手:井上温大、カウントから2-1から真ん中ストレートを引っかけて二ゴロ(1死)
㊂投手:赤星優志、カウント0-1から内角高めのストレートを捉えるが一直(1死)
アウトにはなったが、この時期に150キロ近いストレートを捉えてはいるので、ここまでは順調に調整されていると思う。

⇒(二)湯浅大
㊄カウント1-1から内角に抜けたスライダーをレフトフライ、犠飛(得点1、2死)
甘いボールではあったが、コンパクトに振り抜いてキッチリと仕事を果たした。
—————————

2(遊)門脇誠
㊀カウント0-1から内角スライダーに詰まって二飛(2死)
逆球のスライダーだったが、想定外のボールで詰まってしまった。
㊂カウント1-2から真ん中ストレートを叩くが一ゴロ(2死)
㊄カウント1-1から外角シュートを合わせただけの左飛(チェンジ)
・シュートの守備ではこの試合でも安定感抜群だった。
打球処理、咄嗟の判断、状況判断、送球、すべてパーフェクトだった。
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3(三)⇒左 増田陸
㊀カウント2-1から内角ストレートに詰まって遊ゴロエラー(1死1塁)
バッティングカウントでストレートを狙っていたが差し込まれてしまった。
㊂カウント0-2から真ん中低めのストレートを引っかけて遊ゴロ(チェンジ)
㊅投手:大勢、カウント0-1から真ん中ストレートを捉えるが三直(1死)
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4(左)岡本和真
㊀カウント1-0から内角ストレートに差し込まれて右飛(チェンジ)
こちらもストレートを狙っていたが、同じく差し込まれてしまった。
㊃投手:赤星、カウント3-0から真ん中ストレートに詰まって二飛(1死)
やや左肩でロックするのが早いので、なかなかバットが出てこない状態。
まあ、これから幾らでも調整出来るので問題ない。

⇒一 加藤廉
㊅初球の真ん中ストレートを捉えて中安(1死1塁)
大勢のストレートを一振りで弾き返したスイングは見事だった。
尚、ここでも代走で鈴木大和が起用された。
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5(一)⇒三 秋広優人
㊁投手:井上温大、カウント0-2なか真ん中ストレートに押されて二ゴロ(1死)
㊃初球の真ん中低めのストレートを叩いて中安(1死1塁)
彼もやや右肩を深めにロックするのでバットがなかなか出てこなかったが、この打席のヒットは低めで距離が取れた分だけバットがスムースに出てきた。
これをきっかけにしたい(尚、この出塁だけ代走の鈴木大和が起用された)
㊅カウント1-1で代走の鈴木が二盗失敗⇒カウント11-2から外角フォークを合わせるだけの三飛(チェンジ)
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6(中)萩尾匡也
㊁フルカウントから内角低めのストレートを見三振(2死)
最後は相手のベストピッチに手が出なかった。
・センターの守備では、今日も二回の若林の大飛球を背走してキャッチする好プレーを見せ、あらためて球際の強さを印象付けさせた。
㊃カウント1-2から内角ツーシームに差し込まれて遊ゴロ、ショートが捕球ミス(1死1.2塁)
㊆投手:鍬原、カウント0-2から外角低めのスライダーを引っかけて遊ゴロ(1死)
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7(指)オコエ瑠偉
㊁フルカウントからストレートが低めに外れて四球(2死1塁)
終始ストレートに差し込まれていたが、しっかり振っているのでファールで済んでいた。
㊃カウント0-1から内角ツーシームに詰まって投ゴロ、1-4ー3の併殺打(チェンジ)
初球の甘めのスライダーをフルスイングしたが紙一重でファールだった。
結局、二球目のツーシームで、まんまと相手の術中にハマってしまった。
⇒代打 亀田啓太
㊆カウント2-0から外角ストレートを引っかけて遊ゴロ(2死)
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8(捕)小林誠司
㊁カウント0-1から真ん中ストレートを捉えて右中適二(得点1、2死2塁)
甘いストレートを一振りで仕留めるナイスバッティングだった。

⇒捕 岸田行倫
㊄投手:三上、初球の真ん中ストレートを叩いて右中二(無死2塁)
代わり端の初球を見事に振り抜いた(ここでも代走として鈴木大和が起用された)
㊆フルカウントから真ん中高めのストレートを捉えるが遊ゴロ(ショート中山の好守、試合終了)
・捕手としては山瀬に負けじとこちらも強肩で二盗を阻止。
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9(右)保科広一
㊁カウント0-1から外角スライダーを引っかけて二ゴロ(チェンジ)
㊄カウント2-2から外角ストレートを引っかけて二ゴロ、進塁打(1死3塁)
追い込まれた状況で内と外に出し入れされていたが、何とかついていって最低限の仕事を果たした。



【紅組投手内容・雑感】
☆井上温大
・イニングダイジェスト
初回、カウント球が決まらずボール先行が多かったが、バッティングカウントで右打者の内角を攻めて押し込んでいた。
二回、二死からの四球の後、長打で失点を許してしまった。
この点の取られ方は非常に勿体ないし、大いに反省すべき点だろう。
・ストレート
平均球速は145キロ前後。
・変化球
スライダー、チェンジアップ
スライダーは去年とさほど曲がり方は変わっていないが、課題だったチェンジアップは質が上がっている。
厳しく言えば、まだ腕の振りに違いを感じるので課題は残っているが、これなら磨いていく価値は十分にある。
・制球
ストレートはやや上ずっていたが、右打者の内角にはビシッと決まっていた。
スライダーが抜け気味でカウント球で苦労していた。
そして勝負球で使っていたチェンジアップも打者が手をだしそうなゾーンに投げ切る確率はまだ低い。
・評価
右打者の懐に投じたストレートで押し込めていたので球威は上々。
それでも2死1塁から小林に長打を浴びたように、若いカウントでの安易なストレート勝負は注意が必要である。
一方で今日はスライダー系でカウントを上手く稼げなかったことは大きな反省点。
ストレート一本で的を絞られない為にも今後の大きな課題となる。
これが出来なければ仮にチェンジアップを習得しても効果は半減してしまう事になる。

☆赤星優志
・イニングダイジェスト
三回、最初の二人の打者には捉えられてはいたが、コースが良かったのでヒットゾーンに飛ばなかった。
そして三人目の増田には低めの動くボールを上手く引っかけさせていた。
四回、一死からヒットと味方の拙守でピンチを作るが、落ち着いたマウンド捌きで後続をダブルプレーで仕留めた。
・ストレート
平均球速は140キロ台後半
低めのボールはムービングしていた。
・変化球
フォーク、スライダー系、ツーシーム
要所で投じたツーシームは効果てきめんで、打ち気にはやる右打者の懐を鋭くえぐっていた。
フォークとスライダーはそれと比べるとやや精度が落ちる。
・制球
コースと高さの両方をミスすることが殆ど無いので安定感があった。
・評価
150キロ近いボールも魅力あるが、彼の場合はツーシームが抜群に良いので、このボールを有効に使える配球を覚えて欲しい。
参考にするのは同じような球種を持っている阪神の西勇揮だと思う。

☆三上朋也
・イニングダイジェスト
五回、いきなり初球のストレートを叩かれて無死2塁のピンチを招き、その後は進塁打と犠飛で失点する。
・ストレート、
平均で140キロ前半
打者の反応から察すると、やや球威不足か?
・変化球
フォーク(チェンジアップ)、スライダー、シュートと多彩に投げていた。
どれも精度にはバラツキを感じるので、軸になるボールが見当たらない。
・制球
低めに集めていたが、逆球も少なくなかった。
・評価
同じタイプの船迫と比べるとやや球威が不足している印象。
球速はそこまで変わらないが、ベース上での強さは違いを感じた。

☆大勢
・イニングダイジェスト
六回、ストレート狙いの打者に対してあえて突っ込んでいった結果、一死からヒットを許すが、そこからは本番さながらのクイックで簡単に二盗を許さず、最後はフォークを織り交ぜて打者をねじ伏せた。
・ストレート
最速で155キロ
平均球速は150キロ前半
・変化球
走者を出してからはフォークを織り交ぜていた。
・制球
まだまだフォークの抜けが良くない。
・評価
彼もWBC球を使った可能性が高いが、今季実戦初登板なら上々のデキだと思う。
彼の場合、今季は「疲労感」との戦いになると思っている。

☆鍬原拓也
・イニングダイジェスト
七回、危なげなく三者凡退で試合を締める
・ストレート
平均で140キロ台中盤から後半
球速以上の球威は感じた。
・変化球
スライダー
キレはまずまず良かった。
・制球
スライダーの制球はまずまず、ストレートもシュート回転していなかった。
・評価
全体的にボールが抜け気味だったが、まずまずのデキと言って良い。
去年は後半に息切れしたので何とかシーズン通して活躍して欲しい。



【白組投手内容・雑感】
☆戸郷翔征
・イニングダイジェスト
初回、ストレートを試すような投球だったが、中山には一発で仕留められた。
二回、この回はスライダーも織り交ぜていたが、相手はあくまでもストレートを狙っており、そこを痛打されかけたが、味方の好守もあって何とかゼロで抑えた。
・ストレート
平均球速150キロ弱
まだまだベース上のスピード感はイマイチだが、この時期なら上々と言える。
・変化球
フォークのキレはまだまだ良化途上。スライダーも精度はそこまで高くないが、時折ブレーキの利いた良い変化をしていた。
・制球
細かい制球はないが、球筋を見ると制球に乱れの兆候は感じなかった。
・評価
WBC球?を使用していたので、色々試している様子が伺えた。
ストレートを狙われていたので、捉えられた打球も少なくなかったが、今季実戦初登板なら上々の内容だろう。

☆山田龍聖
・イニングダイジェスト
三回、いきなりの制球難でピンチを招いたが、最後は開き直って何とか無失点で切り抜ける。
・ストレート
平均球速は140キロ前半
・変化球
チェンジアップは全く決まらなかった。
腕の振りも一定せず、リリースポイントもバラバラだった。
・制球
ストレートは全体的に上ずり気味で、チェンジアップに至っては打者が反応するゾーンに投げ切れていない。
・評価
いきなりボール先行で二者連続の出塁を許し、かなり危うい状況だったが、小林がマウンドに行って一呼吸置いことをキッカケとして、ようやく開き直って腕が振れるようになった。
それはスピードガンを見ても明らかで、小林がマウンドに行く前は140キロに届かないストレートが、これを境に3~4キロ速くなって140キロ超えを連発していた。
彼のストレートは相手が分かっていてもそう簡単に捉えられない質感があるので、全く決まっていなかったチェンジアップの精度を高められれば一軍でも十分に通用すると思う

☆菊地大稀
・イニングダイジェスト
四回、いきなり何でもない投ゴロの送球ミスで無死二塁のピンチを招くと、明らかに同様の色は隠せずに連続ヒットを許してしまった。
しかし、そこから何とか後続を抑えて最少失点で切り抜けた。
・ストレート
140キロ台後半
打者に芯でとらえられていたのは、腕が振れていなかった証だろう。
・変化球
スライダーは全体的に高めに浮いていた。
・制球
ストライクを取れずに苦しむタイプではないが、全体にボールが浮いてベルト付近に集まるので打者からすれば強振しやすい。
・評価
相変わらずフィールディングに不安を抱えている。
特に一塁への送球はイップス気味で非常に拙い。
これから仮に投球レベルが上がっても、ここを修正しないと終盤の競った局面での登板は厳しいと言わざるをえない。

☆船迫大雅
・イニングダイジェスト
五回、先頭打者にヒットを許してどうなるかと思ったが、流石、社会人野球で揉まれているだけあって、落ち着いたマウンド捌きで後続を討ち取った。
・ストレート
最速で145キロ
平均で140キロ台前半
左打者を封じるためにはもう少し威力が欲しいところだが、これからスピードは出てくると思う。
・変化球
スライダーは127~128キロで曲がりが小さい
カーブは118キロでドロンとした曲がりをしている。
特にスライダーはなかなか精度が高い。
・制球
シュート気味のストレートとスライダーに関しては制球力抜群だった。
・評価
評判通り通りレベルの高い内容で間違いなく戦力になるだろう。
これに加えて切れの良いシンカーがあれば鬼に金棒で、左打者にも十分に通用すると思う。

☆畠世周
・イニングダイジェスト
六回、最初からイマイチの調子だっただけに、一死から松原を歩かせてしまったことが痛かった。
その後、何とか二死一二塁の状況まで持ってくるが、岡田に手痛い3ランを浴びてしまう。
・ストレート
平均球速は140キロ中盤
打者の反応から推察すると、ボールのスピード感はイマイチ。
特にセットポジションではガクッと落ちていた。
・変化球
カーブ、スライダー、フォーク、チェンジアップ
どの球種もあまりキレを感じないし、甘めのコースに集まっていた。
・制球
コースの間違いはそれほど感じなかったが、高めにボールが集まっていた。
・評価
走者が居ない場面のストレートはまずまず力感があるが、セットポジションになると別人の投球になっていた。
以前から指摘されていた課題だが、まだまだ改選されていなかった。

☆松井楓
・イニングダイジェスト
七回、二死からストレートの四球を与えてしまうが、二盗阻止で事なきを得た。
・ストレート
最速で151キロ
平均で150キロ弱
ややシュート回転(シンカー気味)の球質と、綺麗なフォーシームを投げ分けている可能性がある。
ストレート系に関しては打者に捉えられていなかったので、かなり球威はあるように感じる。
・変化球
スライダー、シンカー
スライダーはまずまず使えそうなレベルだが、シンカーはこの落差と「抜け具合」ではプロでは厳しいかもしれない
・制球
右打者の外の出し入れは得意かもしれない。
そこにシュート回転のストレートと、スライダーを集められると打者はキツイ。
・評価
球威と制球力はそれなりに感じたので、あとは投球に奥行きが欲しい。
抜くボールとしてはシンカーがあるようだが、今のままでは同じく得意としていた鍬原と同じようにプロではキツイかもしれない。



【総評】
注目の選手が多く、纏めるのに苦労したが、この試合で最も評価したいのは打者では岡田、若林、中山。
いずれの打者もバットのヘッドが効いたスイングだったので、思った以上に打球に勢いがあった。
特に岡田と中山は去年よりも明らかに進歩の跡を伺えた。
両者ともに去年は非力さが目立っていたが、しっかりと下半身が使えているのでスイングスピードが上がっている(体幹が強化されている証)
投手陣では井上、赤星、船迫、松井がまずまず期待通りの投球だった。
一方で、昨日の松原もそうだが、この試合での廣岡も打席で状況判断が出来ていなかった。
四回の無死一三塁の状況で、追い込まれた後でボール気味とはいえ、見逃し三振はありえない。
追い込まれるまでは狙い球を絞って強振すべきだが、追い込まれたあとは少なくとも振らなければ拙い。
バットに当てれば高い確率で得点出来ただけに、練習試合ではあるが首脳陣も彼のバッティングアプローチにはがっかりしたと思う。
明らかに自らのミスで動揺していた相手の菊地を助けてしまった(後続も倒れて、この回は1点のみで終えてしまった)
練習で出来ない事は本番では絶対に出来ないことを自覚すべきだろう。

以上 敬称略
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